CEATEC JAPAN 2009レポート
シリコンイメージ、HDMI 1.4のフィーチャーを実現するチップを搭載した実機デモを実施
Silicon Image. Inc. は、CEATECが開かれている幕張メッセにほど近いアパホテルに一室をとり、プライベートショウを行っている。
今回はHDMIの新しいバージョン「1.4」のフィーチャーを実現するチップを使った実機デモを実施。まず「CP9334」を使い、「HDMI イーサネット チャンネル(HEC)」を、そして「CP9387」を使い「オーディオリターンチャンネル(ARC)」のデモを行った。
「CP9334」を搭載しHECに対応したこちらの基板はテレビ側に内蔵されるもの。ネットにつないだテレビへBDプレーヤーやゲーム機、PCなどを接続すると、テレビがイーサネットのハブとなり各機器でネットにアクセスすることができる。なおテレビが待機中でも、接続している機器のイーサネット接続は維持することが可能。ただし「イーサネットが常にオンラインになる仕様にするかどうかはテレビメーカー側の判断になる」(説明員)とのことだ。
ARCのデモでは、「CP9387」を搭載した基板に接続されたテレビと、「CP9334」につないだスピーカーを用意。「CP9387」と「CP9334」をHDMI 1.4で接続することで、スピーカーから、直接つないではいないテレビの音を再生することができることを実証していた。
続いて行われたのは、モバイル機器と通常のHDMIポートをつなぐケーブルに組み込まれるチップ「Sil9290」と「Sil9222」を使ったデモ。ケーブルを5ピンで構成でき、モバイル機器など小さな筐体にも装備することが可能なことに加え、1080pの伝送にも対応する。接続時はモバイル機器へ充電を行うこともでき、またテレビのリモコンでモバイル機器を操作することもできる。
なおSilicon Imagesのほかノキア、サムスン、ソニー、東芝によって、モバイル・ハイデフィニション・インターフェースのワーキンググループが結成された(ニュースリリース)。このワーキンググループでは、シリコンイメージのMobile High-Definition Link(MHL)技術を基礎に、技術の標準規格などの策定を行う。
最後に、シリコンイメージ社が開発中のコンテンツ共有技術「LiquidHD」のデモが行われた。
「LiquidHD」は専用のプロトコルを用い、HDMI 1.4ケーブルで接続した機器間で映像や音声を共有、再生することができる。たとえばリビングのテレビにHDMI 1.4で接続したレコーダー内のコンテンツを、寝室にあるテレビで再生することなどが可能になる。さらに、寝室で再生していたコンテンツを途中で停止するとレジューム機能が働き、続きをリビングで再生する、などという使い方もできる。なお、映像の伝送は「Liquid Pixel」という技術により、非圧縮で伝送される。メモリの負担が少ないのが特徴のひとつだという。
機器間の接続はケーブルのほか、WiFiで無線接続することもでき、接続機器はLiwuid Discoverで検出される。制御信号も伝送することができるので、離れた部屋でもコンテンツの再生/停止などの操作を行える。またIPベースで配信されているコンテンツなら、ストリーミングで同時視聴することも可能だ。
今回はHDMIの新しいバージョン「1.4」のフィーチャーを実現するチップを使った実機デモを実施。まず「CP9334」を使い、「HDMI イーサネット チャンネル(HEC)」を、そして「CP9387」を使い「オーディオリターンチャンネル(ARC)」のデモを行った。
「CP9334」を搭載しHECに対応したこちらの基板はテレビ側に内蔵されるもの。ネットにつないだテレビへBDプレーヤーやゲーム機、PCなどを接続すると、テレビがイーサネットのハブとなり各機器でネットにアクセスすることができる。なおテレビが待機中でも、接続している機器のイーサネット接続は維持することが可能。ただし「イーサネットが常にオンラインになる仕様にするかどうかはテレビメーカー側の判断になる」(説明員)とのことだ。
ARCのデモでは、「CP9387」を搭載した基板に接続されたテレビと、「CP9334」につないだスピーカーを用意。「CP9387」と「CP9334」をHDMI 1.4で接続することで、スピーカーから、直接つないではいないテレビの音を再生することができることを実証していた。
続いて行われたのは、モバイル機器と通常のHDMIポートをつなぐケーブルに組み込まれるチップ「Sil9290」と「Sil9222」を使ったデモ。ケーブルを5ピンで構成でき、モバイル機器など小さな筐体にも装備することが可能なことに加え、1080pの伝送にも対応する。接続時はモバイル機器へ充電を行うこともでき、またテレビのリモコンでモバイル機器を操作することもできる。
なおSilicon Imagesのほかノキア、サムスン、ソニー、東芝によって、モバイル・ハイデフィニション・インターフェースのワーキンググループが結成された(ニュースリリース)。このワーキンググループでは、シリコンイメージのMobile High-Definition Link(MHL)技術を基礎に、技術の標準規格などの策定を行う。
最後に、シリコンイメージ社が開発中のコンテンツ共有技術「LiquidHD」のデモが行われた。
「LiquidHD」は専用のプロトコルを用い、HDMI 1.4ケーブルで接続した機器間で映像や音声を共有、再生することができる。たとえばリビングのテレビにHDMI 1.4で接続したレコーダー内のコンテンツを、寝室にあるテレビで再生することなどが可能になる。さらに、寝室で再生していたコンテンツを途中で停止するとレジューム機能が働き、続きをリビングで再生する、などという使い方もできる。なお、映像の伝送は「Liquid Pixel」という技術により、非圧縮で伝送される。メモリの負担が少ないのが特徴のひとつだという。
機器間の接続はケーブルのほか、WiFiで無線接続することもでき、接続機器はLiwuid Discoverで検出される。制御信号も伝送することができるので、離れた部屋でもコンテンツの再生/停止などの操作を行える。またIPベースで配信されているコンテンツなら、ストリーミングで同時視聴することも可能だ。