Inter BEE 2009レポート
ゼンハイザーブースでエージングを重ねた「HD800」が聴ける − 充実したマイク製品のラインナップとソリューションを展示
ゼンハイザージャパンでは、同社のInterBEEでの出展として初の試みとなる「ヘッドホン専用ブース」を設けている。こちらでは同社のフラグシップ・ヘッドホン「HD800」が試聴できる。本機はその発表以来、オーディオファンにはすっかりお馴染みのモデルになったが、今回はInterBEEの会場に集まるスタジオエンジニアやプロシューマーにもその魅力を提案するため、ハイライトが当てられたという。イベント会期の初日にも、多くの来場者が本機の試聴に訪れていた。
HD800の試聴展示コーナーには、たっぷりとエージングを重ねてきた4台のデモ機が用意されている。中には最も長いもので約1,000時間前後のエージングを施した機体も展示されている。今回会場では「秋のヘッドホン祭2009」の会場でも使用された(関連ニュース)、フォステクスの32bit対応DAC搭載ヘッドホンアンプ「HP-A7」との組み合わせによるサウンドが楽しめる。
実際に長時間のエージングを経たHD800のサウンドを聴くと、発表当初よりもさらにサウンド全体の広がり感、深みやキレ味が増していることがよくわかる。本機は使い込む程にビンテージとしての味わいを増して行く、オーナー冥利のヘッドホンであると言えるだろう。ぜひその実力を会場で体験してみて欲しい。
同じヘッドホン専用ブースには、HD650やHD595などプレミアムモデルから、発表されたばかりのHD400シリーズ(関連ニュース)も一堂に揃っている。さらにイヤーモニターシリーズの「IE8」なども試聴が可能だ。
ゼンハイザーのマイク製品の展示も力のこもった内容だ。同社ブースのエントランスでは、プロミュージシャンによる特設デモが定期的に行われている。アーティストのパフォーマンスに関する詳細は本稿の中で後述するが、こちらの展示内容のメインコンセプトは、ミュージシャンの生演奏を素材とした、ゼンハイザーのマイクとモニターヘッドホンのデモンストレーションだ。遮音されたブースの中でミュージシャンが行った演奏を、ブースの外でモニターヘッドホン“HD-25”シリーズでモニタリングできる。ミュージシャンがブースの中で使うマイクは“evolution”シリーズのボーカル用コンデンサーマイク「e965」。またミュージシャンが演奏中、モニタリング用に使用しているのは“evolution wireless G2”シリーズのワイヤレスシステムと、イヤーモニターシリーズの「IE8」によるカップリングだ。
なお、展示説明員によれば、ゼンハイザーでは“evolution wireless G2”シリーズの次世代モデルとなる「G3」シリーズを現在開発しているという。新しい「G3」シリーズのシステムでは、独自の無線伝送技術を改良し、同時にダイバシティの仕様変更も行うことでG2よりもさらに高音質・高感度な無線伝送を実現するという。新シリーズの登場は来年春頃になりそうだ。
その他、マイクロフォンのデコレーション用アクセサリー製品の参考出展も行われている。マイク本体に装着して“着せ替え”が行える「マイクスキン」には、様々なテキスチャーを用い、スパンコールなどもちりばめた豪華なデザインのものも用意されている。こちらのマイクスキンの発売時期については現在検討されている段階とのことだが、価格はおよそ3,000円から5,000円前後になりそうだ。またブースの一角では、アーティスト用にデザインをカスタマイズしたマイクの参考展示も行われている。
HD800の試聴展示コーナーには、たっぷりとエージングを重ねてきた4台のデモ機が用意されている。中には最も長いもので約1,000時間前後のエージングを施した機体も展示されている。今回会場では「秋のヘッドホン祭2009」の会場でも使用された(関連ニュース)、フォステクスの32bit対応DAC搭載ヘッドホンアンプ「HP-A7」との組み合わせによるサウンドが楽しめる。
実際に長時間のエージングを経たHD800のサウンドを聴くと、発表当初よりもさらにサウンド全体の広がり感、深みやキレ味が増していることがよくわかる。本機は使い込む程にビンテージとしての味わいを増して行く、オーナー冥利のヘッドホンであると言えるだろう。ぜひその実力を会場で体験してみて欲しい。
同じヘッドホン専用ブースには、HD650やHD595などプレミアムモデルから、発表されたばかりのHD400シリーズ(関連ニュース)も一堂に揃っている。さらにイヤーモニターシリーズの「IE8」なども試聴が可能だ。
ゼンハイザーのマイク製品の展示も力のこもった内容だ。同社ブースのエントランスでは、プロミュージシャンによる特設デモが定期的に行われている。アーティストのパフォーマンスに関する詳細は本稿の中で後述するが、こちらの展示内容のメインコンセプトは、ミュージシャンの生演奏を素材とした、ゼンハイザーのマイクとモニターヘッドホンのデモンストレーションだ。遮音されたブースの中でミュージシャンが行った演奏を、ブースの外でモニターヘッドホン“HD-25”シリーズでモニタリングできる。ミュージシャンがブースの中で使うマイクは“evolution”シリーズのボーカル用コンデンサーマイク「e965」。またミュージシャンが演奏中、モニタリング用に使用しているのは“evolution wireless G2”シリーズのワイヤレスシステムと、イヤーモニターシリーズの「IE8」によるカップリングだ。
なお、展示説明員によれば、ゼンハイザーでは“evolution wireless G2”シリーズの次世代モデルとなる「G3」シリーズを現在開発しているという。新しい「G3」シリーズのシステムでは、独自の無線伝送技術を改良し、同時にダイバシティの仕様変更も行うことでG2よりもさらに高音質・高感度な無線伝送を実現するという。新シリーズの登場は来年春頃になりそうだ。
その他、マイクロフォンのデコレーション用アクセサリー製品の参考出展も行われている。マイク本体に装着して“着せ替え”が行える「マイクスキン」には、様々なテキスチャーを用い、スパンコールなどもちりばめた豪華なデザインのものも用意されている。こちらのマイクスキンの発売時期については現在検討されている段階とのことだが、価格はおよそ3,000円から5,000円前後になりそうだ。またブースの一角では、アーティスト用にデザインをカスタマイズしたマイクの参考展示も行われている。
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