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Inter BEE 2009レポート

パナソニックの3Dカメラやエプソンの8Kシアターなど3Dや4K展示を行うメーカーが多数

公開日 2009/11/18 21:58 Phile-web編集部
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本日より20日まで幕張メッセにて開催されている「2009国際放送機器展(Inter BEE 2009)」。別項でお伝えしているソニーのほかにも、今年は各社とも3Dや4K2Kに関する出展が目立った。

■パナソニック

パナソニックでは、オフィシャルパートナーとして同社が協力しているバンクーバー五輪にちなんだ演出のブースを用意。スキー/スノーボードウェアに身を包んだモデルを被写体に、カムコーダーなどを来場者が実際に試すことができるようになっている。

スキーウェアに身を包んだモデル

モデルを被写体に同社製品を試せるようになっている

また、ブースの一角には3D撮影用のカムコーダーなども参考出展。カメラ、モバイルエディター、ポータブルレコーダーの3製品を開発中であることを明かした。

3D撮影用カメラ


モバイルエディター

ポータブルレコーダー

気になる発売時期については、「カメラは来年中に出せそうだが、ほかの2製品は数年以内に出したいという段階」(同社説明員)とのこと。同社ではそれほど3Dを前面に押し出す展示をしていたわけではなかったが、熱心に製品をのぞきこむ来場者の姿も目立つなど注目度の高さがうかがえた。

「音展」の生録イベントに出演していたバイオリニストの依田 彩さんもデモにゲスト参加

■セイコーエプソン

セイコーエプソンは、デジタルカメラの電子ビューファインダー向け超小型液晶「ULTIMICRON」などを展示。XGA解像度に対応した新製品を参考展示するほか、同製品を通して3D映像を見られる機器も用意。加えて、現行モデルがオリンパス“PEN”「E-P2」に採用されていることなどを紹介している。

XGA解像度対応モデルの展示

3D映像を閲覧可能なデモ機も用意


E-P2

また、同社ブースで一際注目を集めていたのが8K映像と4Kでの3D映像を体験できるシアタールームだ。

シアタールームの外観

こちらでは、世界初となる3LCDプロジェクター向け4K対応高温ポリシリコンTFT液晶パネルと、先端プロジェクション技術を組み合わせたプロジェクターを使用。これにより、8K相当の解像度と4K3D表示を1台のプロジェクターで実現したという。

プロジェクターの説明を記したパネル

■アストロデザイン

アストロデザインでは、ブースの入口で3Dライブ映像のデモを実施。ブースの一角でパフォーマンスしているピエロを撮影し、その映像をモニターに3D表示させるなどしている。

ブース入口のモニターで3D映像をライブ表示

写真奥のステージ上でのピエロのパフォーマンスをライブ中継


ブースにはビクターの3D液晶モニター「GD-463D10」の姿も

そして、ブース内でも同社の3Dソリューションを紹介するほか、4Kに関する展示も用意。4K対応の56V型液晶モニター「DM-3410」の展示に加え、開発中の4K SSDビデオレコーダー「HR-7512」を参考出展するなどしている。

DM-3410

HR-7512

■計測技術研究所

5ホールの入口そばにブースを構える計測技術研究所でも、4K2Kの3D映像デモを実施。

ブースの様子

同社のデモは2台の液晶モニターに右眼用と左眼用の映像をそれぞれ映し、その映像を専用のビューワーを使用して見るというもの。ブースには、同社製の4K対応非圧縮ディスクレコーダー「UDR-20S」などが展示されている。

3D閲覧用のビューワー

UDR-20S

■フジノン/富士フイルム

両社の共同ブースでは、カムコーダー用レンズなどフジノン製品を展示するかたわらでフジフィルムの3Dデジタル映像システム「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」(関連ニュース)を展示するコーナーも用意。

3Dシステムの展示

InterBEEというイベントの性格を考慮しカムコーダー用レンズなどの展示を中心にした同社のブースだったが、「FinePix REAL 3D W1」で撮影した映像をモニターに映し出すデモを興味深そうに眺める来場者の姿も目立った。

FinePix REAL 3D W1

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