日立、録画テレビ“Wooo”に26/22V型モデルを追加 − LEDバックライト採用で省エネも実現

日立コンシューマエレクトロニクス（株）は、録画テレビ“Wooo”のラインナップを強化。液晶テレビの新製品として、26V型の「L26-HP05」と22V型の「L22-HP05」を3月3日に発売する。

価格はオープンだが、L26-HP05は13万円前後、L22-HP05は11万円前後での販売が予想される。

パネル解像度は両機ともに1,366×768で、新IPSパネルを採用。バックライトにエッジ型LEDを採用したことも特徴で、これにより消費電力を削減した。26V型のモデルの場合、録画機能を内蔵しながら、従来の録画機能非搭載モデルに比べて年間消費電力量約9％を抑えられたという。なお、チューナーは地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載している。

録画機能が充実している点が両機の最大の特徴。両機種とも250GB HDDを内蔵し、HDトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」を採用。TSX8モードを用いた場合、HD画質のまま、DRモードの約8倍の長時間録画が行える。

さらにiVポケットも備えており、別売りのカートリッジ型HDD「iVDR-S」を購入し、iVポケットに挿入することで、録画時間を増やすことができる。またダビング10にも対応しているため、内蔵HDDとiVDR-S間で録画番組のコピー/ムーブが行える。さらに、録画をしながら録りためた別の番組を再生する「同時録画再生」、番組録画を続けながら番組の最初から再生が可能な「追いかけ再生」にも対応している。

なお両機はテレビ本体に録画機能を備えているため、操作性が高いことも特筆できる。リモコンの録画ボタンを押すだけで録画を開始できるほか、録画中に録画ボタンをもう1回押すと、その番組の終了時に自動的に録画を停止する機能も備える。

録画した番組の再生機能では、同社独自のシーン解析アルゴリズムにより、録画番組に自動的にチャプターを設定し、見たいシーンを瞬時に頭出しできる「いいとこジャンプ」や、スポーツ中継のみどころを探しやすい「みどころシーンサーチ」を搭載している。

小型モデルながらネットワーク機能も充実。「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」に対応し、TSUTAYA TVやNHKオンデマンドなどが提供するハイビジョン動画をストリーミング再生したり、ダウンロード再生したりすることが可能。

またDLNAにも対応し、DLNAサーバー/クライアント機能に両対応。ほかのDLNAサーバー機器のコンテンツを本機で再生することができるのはもちろん、本機で録画した番組をほかのDLNA対応“Wooo”などに配信することもできる。

そのほかネットワーク機能では、ヤフーが提供する「テレビ版Yahoo! JAPAN」に対応しているほか、同社独自の動画/静止画共有サービス「ビデオdeメール」、携帯電話から送信したメッセージを表示でき、家族間の伝言板として使用可能な「メッセージボード・サービス」などにも対応している。

画質関連では、視聴環境に応じて最適な画質調整を行う「インテリジェント・オート高画質」を従来モデルから引き続き採用。本機能は省エネにも寄与し、画面に表示することができる「照明環境＆エコ効果メーター」により、その効果を確かめることができる。

上述したように新IPS液晶パネルの搭載により広視野角を実現したほか、パネル表面処理をハーフグレアとしたことで「艶のある美しさを実現した」（同社）という。また、映像処理技術には「新 Picture Master Full HD」を搭載し、「アドバンスドダイナミックコントラスト」「3次元デジタルカラーマネージメント」「アドバンスドダイナミックエンハンサ」などにより高画質化を図っている。

HDMI入力は両機種共に3系統を装備し、1080p入力にも対応。1080/24pの入力も行え、フィルムソース特有のジャダーを再現する「シネマスキャン」機能も備えている。

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