Apple、iPadの国内発売は4月後半と発表

Appleは、iPadのWi-Fiモデルの発売時期を公表。4月後半に、日本でWi-FiモデルとWi-Fi+3Gモデルの販売が開始されると発表した。国内での販売価格は現段階では明らかにされておらず、4月に公表される。

米国ではWi-Fiモデルが4月3日に販売開始される。16GBモデルは499ドル、32GBモデルが599ドル、64GBモデルが699ドル。Wi-Fi + 3Gモデルは米国でも４月後半に販売開始となり、価格は16GBが629ドル、32GBモデルが729ドル、64GBモデルが829ドルとなる。米国では3月12日からアップルのオンラインストアで先行注文を受付けるほか、リアル店舗のアップルストアで予約すると、Wi-Fiモデルを発売当日の4月3日受け取ることも可能という。

なお同社は製品の発表当初、iPadを米国では3月下旬に発売するとしていた。日本国内でも、Wi-Fi版は3月下旬以降に販売開始するとアナウンスしていたが、日本での販売は1カ月程度延期されたことになる。なお日本と同時期に、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、イギリスでも販売を開始する。

電子書籍販売の「iBookstore」を含むアプリ「iBooks app for iPad」は、米国で4月3日にApp Storeから無料ダウンロード提供を開始。「今年後半にはその他の国々でも提供が始まる」としているが、その他の国々に日本が含まれるかは不明。米国のiBookstoreには、Hachette Book Group、HarperCollins Publishers、Macmillan Publishers、Penguin GroupそしてSimon & Schusterなどの大手出版社や独立系出版社からのNew York Timesベストセラーリストからの書籍が揃っているという。

なお、iTunes Storeからの楽曲とビデオの購入とダウンロードには、購入地の金融機関が発行した有効なクレジットカードが必要。また、これまでどおりビデオの提供は国により異なるとしている。日本ではビデオコンテンツの販売はほぼ行われていない状況のため、このあたりの対応状況も気になるところだ。