海上忍が速攻テスト
【レビュー】AirPlayやコンテンツ共有機能を強化、AV機能を高めた「iOS 4.3」を試す
今回リリースされたiOS 4.3(関連ニュース)では、ワイヤレスのオーディオ/ビデオ配信機能「AirPlay」が強化されたほか、iTunesライブラリへ直接アクセスできる「iTunes ホームシェアリング」に対応、AV関連機能が増強された。それでは早速、その2つの機能についてレビューを開始してみよう。
■サードパーティにも門戸が開かれた「AirPlay」
第2世代Apple TVとiOS 4.2の登場でクローズアップされた「AirPlay」。ポータブル無線LANルータのAirMac Expressで始めてサポートされた、ロスレスコーデック(Apple LossLess、ALAC)ベースのオーディオストリーム配信プロトコル「AirTunes」を大幅に改良したもので、互換性を維持しつつビデオの配信も可能となっている(参考記事)。
このAirPlay、確かに便利だが、いくつか欠点が指摘されていた。ひとつは「iPhone 4で撮影したビデオを直接配信できない」ということ。これは付属のアプリ「写真」がAirPlayのビデオ配信に未対応なためで、Apple TVで見るためにはいちどiTunesやiPhotoでパソコンへ取り込み、その後iOSデバイスに書き戻すという回り道をするしかなかった。もうひとつは、AirPlayのビデオ配信に対応したサードパーティー製アプリが存在しなかったことだ。
iOS 4.3では、その2つの問題点を解消している。「写真」は静止画のみならず動画のAirPlay配信が可能になったため、iPhone 4で撮影したビデオをダイレクト&ワイヤレスにApple TVへ出力できる。配信機能そのものはシステムのAPIレベルでサポートされているため、映像のクオリティはアプリ「iPod」から行う場合と遜色ない。撮影したビデオをいちいちMacやWindowsへ転送せずに済むぶん、機動力が向上したと考えていい。
サードパーティー製アプリの対応についてはこれからだが、記事執筆時点で「Air Video」がAirPlay経由でのビデオ配信をサポートしている。サードパーティー製アプリから配信されたビデオを受信するには、受信側であるApple TVのファームウェアもアップデートが必要になるが、AVIやWMVといったiOSではサポートされないフォーマット形式の映像をApple TVで楽しめるようになる。
■サードパーティにも門戸が開かれた「AirPlay」
第2世代Apple TVとiOS 4.2の登場でクローズアップされた「AirPlay」。ポータブル無線LANルータのAirMac Expressで始めてサポートされた、ロスレスコーデック(Apple LossLess、ALAC)ベースのオーディオストリーム配信プロトコル「AirTunes」を大幅に改良したもので、互換性を維持しつつビデオの配信も可能となっている(参考記事)。
このAirPlay、確かに便利だが、いくつか欠点が指摘されていた。ひとつは「iPhone 4で撮影したビデオを直接配信できない」ということ。これは付属のアプリ「写真」がAirPlayのビデオ配信に未対応なためで、Apple TVで見るためにはいちどiTunesやiPhotoでパソコンへ取り込み、その後iOSデバイスに書き戻すという回り道をするしかなかった。もうひとつは、AirPlayのビデオ配信に対応したサードパーティー製アプリが存在しなかったことだ。
iOS 4.3では、その2つの問題点を解消している。「写真」は静止画のみならず動画のAirPlay配信が可能になったため、iPhone 4で撮影したビデオをダイレクト&ワイヤレスにApple TVへ出力できる。配信機能そのものはシステムのAPIレベルでサポートされているため、映像のクオリティはアプリ「iPod」から行う場合と遜色ない。撮影したビデオをいちいちMacやWindowsへ転送せずに済むぶん、機動力が向上したと考えていい。
サードパーティー製アプリの対応についてはこれからだが、記事執筆時点で「Air Video」がAirPlay経由でのビデオ配信をサポートしている。サードパーティー製アプリから配信されたビデオを受信するには、受信側であるApple TVのファームウェアもアップデートが必要になるが、AVIやWMVといったiOSではサポートされないフォーマット形式の映像をApple TVで楽しめるようになる。