ビデオ通話を誰にでも
「ビエラにリンク!」は新たなステージに − Skype対応VIERA専用カメラ発表会レポート
既報の通りパナソニック デジタルAVCマーケティング本部は、対応のVIERAとつなぎ、Skypeでビデオ通話が可能となるVIERA専用コミュニケーションカメラ「TY−CC10W」を6月11日に発売する。価格はオープンだが、市場想定価格は18,000円前後となる。
本製品は高性能カメラと4つのマイクを装備、対応のVIERAとUSB接続して使用する。カメラ部は最大1280×720画素の高画質なハイビジョン映像を撮影・送出することができ、本機を接続したVIERA同士ならハイビジョン大画面でのビデオ通話を楽しむ事ができる。
また4つのマイクを装備するとともに、VIERA内蔵の「エコーキャンセル機能」により、VIERAのスピーカーから出る相手の音声をマイクで集音しても、相手の音声をカットしてこちら側の音声だけを相手側に送出することが可能。これによりクリアなハンズフリー音声通話を実現した。
本製品についての発表会が大阪で開催され、デジタルAVCマーケティング本部 商品グループ テレビチームチームリーダーの品田正弘氏がプレゼンテーションを行った。
「2006年4月、“VIERAリンク"という名称で世界で初めてリンク機能がテレビに搭載された。やがてインターネットにつながり、さらにドアホンやセンサーカメラともつながってセキュリティ分野にも展開し、リンク型テレビの位置づけを進化させて来た。本日紹介する内容をもって、『ビエラにリンク!』は新しいステージを迎える」と力を込めて語った品田氏。
新製品「TY−CC10W」は、かんたん操作、高画質でビデオ通話が楽しめる新しいコミュニケーションのかたちを提案するもの。対象となるテレビは、VIERA V2シリーズ3機種、VT2シリーズの2機種、D2シリーズ6機種で、19V〜54Vの全11機種である。
「ビデオ通話はこれまでパソコンの世界だけのもので、PCとPCとのやりとりが普通であり、PCを使える人たちだけにしか使えなかった。設定や操作が難しく、PCを苦手とする人たちにはハードルの高いものだったが、今回の新製品がそれらを一挙に解決した。VIERAにつなぐことでどなたにでもビデオ通話を楽しんでいただくことが可能となった」と品田氏が語るとおり、このコミュニケーションカメラは、大画面、高画質・高音質、簡単操作という3つの特長で、ビデオ通話を身近なものにするものだ。
リビングのテレビから遠く離れた祖父母や家族、友人などと顔を見ながらの会話が楽しめ、交流を深めることができる。VIERA同士でも、相手がPCでも会話が可能で、Skype同士なら料金も無料である。
カメラ部は1280×720画素のハイビジョン映像撮影が可能。H.264エンコーダー内蔵で高画質伝送も可能。4つのマイクで集音し、クリアなハンズフリー通話を楽しめるばかりでなく、前述したとおりVIERAに内蔵された“エコーキャンセル機能"で相手側に届いた自分の声をマイクが拾わないようカットし、より自然な会話のやりとりが楽しめる。
操作はVIERAのリモコンの「らくらくアイコン」ボタンから「テレビでネット」を選択、そこからSkypeを選択し、登録した一覧から通話先を選択するというシンプルなもの。かかってきた通話もテレビ画面で知ることができ、視聴中のテレビ画面にアイコンが現れ、選択するとビデオ通話がスタートする。通話中の画面表示も、大画面をフルに活かした表示と、機能アイコンと並んだ小画面表示の2種類を選ぶことができる。
品田氏は本製品を「ビジュアルコミュニケーションがキーワードとなる新しい提案」として、大きな期待を寄せる。
発表会の会場では、息子家族の家、田舎のおじいちゃんの家、息子の単身赴任先という3カ所のシチュエーションが設定され、実際に新製品をつかってのビデオ通話のデモンストレーションが行われた。カメラで撮影された映像は明るく鮮明で、カメラ自体もかなり広角(説明員によるとほぼ170度)での撮影が可能である。音声はやや帯域が狭めではあるものの、テレビのスピーカーから違和感なく聴き取れ、会話に集中することができる。
発表会の質疑応答では次のようなやりとりがあり、品田氏と、AVCネットワークス社 映像・ディスプレイデバイス事業G 商品企画グループ グループマネージャーの岩城裕之氏が対応した。
Q:対応VIERAのファームウェアのダウンロードはネット経由となるか。
A:機能を使うには、ブロードバンドインターネットに接続が必要。接続した際、すぐダウンロードできるようになっている。
Q:対応機種が少ないという印象だ。過去のVIERAにさかのぼって対応してもいいと思うが。
A:Skypeの機能はIPテレビのカテゴリーに入り、YouTubeなどを見られるVIERAの機種は限定されている。つまりラインごと、価格帯ごとに仕切られた商品構成の中ではプラズマはVシリーズ以上、液晶はDシリーズ以上のクラスとなる。今年のモデルはそういう対応であるが、今後の評判次第で拡大する事も可能。
Q:過去のテレビについての対応はどうか。動作検証ができないのか。
A:カメラをUSB接続する必要があるので、まずUSB端子が搭載されているテレビである事が必要。
Q:リンク機能は可能性がいろいろあるだろうが、薄型テレビの普及率が高まる中、今後はどう進化するか。
A:機器間、セキュリティ、テレビ電話とリンクは進化してきた。今回はカメラも別売だが、もっと高性能なカメラとすることも考えている。まず入り口としては高画質、高音質、大画面を大々的に訴求する。アプリはいろいろなことが考えられる。
Q:カメラ内蔵の計画は
A:そういう議論もあったが、今年は別売に。内蔵するとカメラ位置が固定されてしまうので、まず使ってもらい、いろいろと検証したい。今回のカメラはクリップ式でコードは3メートル。いろいろな使い方のアイデアが出る事を期待している。
本製品は高性能カメラと4つのマイクを装備、対応のVIERAとUSB接続して使用する。カメラ部は最大1280×720画素の高画質なハイビジョン映像を撮影・送出することができ、本機を接続したVIERA同士ならハイビジョン大画面でのビデオ通話を楽しむ事ができる。
また4つのマイクを装備するとともに、VIERA内蔵の「エコーキャンセル機能」により、VIERAのスピーカーから出る相手の音声をマイクで集音しても、相手の音声をカットしてこちら側の音声だけを相手側に送出することが可能。これによりクリアなハンズフリー音声通話を実現した。
本製品についての発表会が大阪で開催され、デジタルAVCマーケティング本部 商品グループ テレビチームチームリーダーの品田正弘氏がプレゼンテーションを行った。
「2006年4月、“VIERAリンク"という名称で世界で初めてリンク機能がテレビに搭載された。やがてインターネットにつながり、さらにドアホンやセンサーカメラともつながってセキュリティ分野にも展開し、リンク型テレビの位置づけを進化させて来た。本日紹介する内容をもって、『ビエラにリンク!』は新しいステージを迎える」と力を込めて語った品田氏。
新製品「TY−CC10W」は、かんたん操作、高画質でビデオ通話が楽しめる新しいコミュニケーションのかたちを提案するもの。対象となるテレビは、VIERA V2シリーズ3機種、VT2シリーズの2機種、D2シリーズ6機種で、19V〜54Vの全11機種である。
「ビデオ通話はこれまでパソコンの世界だけのもので、PCとPCとのやりとりが普通であり、PCを使える人たちだけにしか使えなかった。設定や操作が難しく、PCを苦手とする人たちにはハードルの高いものだったが、今回の新製品がそれらを一挙に解決した。VIERAにつなぐことでどなたにでもビデオ通話を楽しんでいただくことが可能となった」と品田氏が語るとおり、このコミュニケーションカメラは、大画面、高画質・高音質、簡単操作という3つの特長で、ビデオ通話を身近なものにするものだ。
リビングのテレビから遠く離れた祖父母や家族、友人などと顔を見ながらの会話が楽しめ、交流を深めることができる。VIERA同士でも、相手がPCでも会話が可能で、Skype同士なら料金も無料である。
カメラ部は1280×720画素のハイビジョン映像撮影が可能。H.264エンコーダー内蔵で高画質伝送も可能。4つのマイクで集音し、クリアなハンズフリー通話を楽しめるばかりでなく、前述したとおりVIERAに内蔵された“エコーキャンセル機能"で相手側に届いた自分の声をマイクが拾わないようカットし、より自然な会話のやりとりが楽しめる。
操作はVIERAのリモコンの「らくらくアイコン」ボタンから「テレビでネット」を選択、そこからSkypeを選択し、登録した一覧から通話先を選択するというシンプルなもの。かかってきた通話もテレビ画面で知ることができ、視聴中のテレビ画面にアイコンが現れ、選択するとビデオ通話がスタートする。通話中の画面表示も、大画面をフルに活かした表示と、機能アイコンと並んだ小画面表示の2種類を選ぶことができる。
品田氏は本製品を「ビジュアルコミュニケーションがキーワードとなる新しい提案」として、大きな期待を寄せる。
発表会の会場では、息子家族の家、田舎のおじいちゃんの家、息子の単身赴任先という3カ所のシチュエーションが設定され、実際に新製品をつかってのビデオ通話のデモンストレーションが行われた。カメラで撮影された映像は明るく鮮明で、カメラ自体もかなり広角(説明員によるとほぼ170度)での撮影が可能である。音声はやや帯域が狭めではあるものの、テレビのスピーカーから違和感なく聴き取れ、会話に集中することができる。
発表会の質疑応答では次のようなやりとりがあり、品田氏と、AVCネットワークス社 映像・ディスプレイデバイス事業G 商品企画グループ グループマネージャーの岩城裕之氏が対応した。
Q:対応VIERAのファームウェアのダウンロードはネット経由となるか。
A:機能を使うには、ブロードバンドインターネットに接続が必要。接続した際、すぐダウンロードできるようになっている。
Q:対応機種が少ないという印象だ。過去のVIERAにさかのぼって対応してもいいと思うが。
A:Skypeの機能はIPテレビのカテゴリーに入り、YouTubeなどを見られるVIERAの機種は限定されている。つまりラインごと、価格帯ごとに仕切られた商品構成の中ではプラズマはVシリーズ以上、液晶はDシリーズ以上のクラスとなる。今年のモデルはそういう対応であるが、今後の評判次第で拡大する事も可能。
Q:過去のテレビについての対応はどうか。動作検証ができないのか。
A:カメラをUSB接続する必要があるので、まずUSB端子が搭載されているテレビである事が必要。
Q:リンク機能は可能性がいろいろあるだろうが、薄型テレビの普及率が高まる中、今後はどう進化するか。
A:機器間、セキュリティ、テレビ電話とリンクは進化してきた。今回はカメラも別売だが、もっと高性能なカメラとすることも考えている。まず入り口としては高画質、高音質、大画面を大々的に訴求する。アプリはいろいろなことが考えられる。
Q:カメラ内蔵の計画は
A:そういう議論もあったが、今年は別売に。内蔵するとカメラ位置が固定されてしまうので、まず使ってもらい、いろいろと検証したい。今回のカメラはクリップ式でコードは3メートル。いろいろな使い方のアイデアが出る事を期待している。