最大12倍ズームで動画撮影できる「ダブルレンジズーム」搭載
三洋、水深3m防水対応のフルHDビデオカメラ“Xacti”「DNX-CA100」を発売
三洋電機(株)は、コンパクトなボディが特長のビデオカメラ“Xacti”の新製品として、世界初のフルHD動画撮影が可能な防水対応モデル「DNX-CA100」を6月下旬より発売する。価格はオープンだが、4万円前後での販売が予想される。
“Xacti”シリーズではこでまでに防水モデルを多数投入し、2009年発売の「DMX-CA9」などHD撮影に対応した製品も発売されているが、本機は以前よりユーザーから要望の高かったフルHDに対応し、さらにCA9で1.5mまで可能だった水深距離は「JIS C 0920 防水保護等級」IPX8の対応により3m(最大60分)まで可能になった。最低被写体照度は通常17ルクス、高感度モードでは5ルクスとなる。
撮像素子は高速読み出しに対応した1/2.33型 約1440万画素原色CMOSセンサーを搭載。映像処理エンジンは「プラチナΣ(シグマ)-III」を採用。これにより1920×1080(60fps、16Mbps)のフルHD動画撮影だけでなく、1,400万画素の撮影も行える。
動画の記録フォーマットはPCとの親和性が高いMPEG-4 AVC/H.264を採用。Youtubeなどのアップロードを簡単に行えるほか、AVCを標準サポートするWindows 7では撮影した動画をサムネイル表示したり、PowerPointにそのまま貼り付けたりとビジネスシーンでも活用できる。
静止画撮影では、7コマ/秒で最大22枚まで記録が可能な「リバース連写」を搭載。シャッターチャンスの難しいシーンでも簡単に撮影できるようになっている。
レンズは静止画では35mmフィルム換算で38〜190mmの光学5倍ズームに対応。動画撮影時のズーム操作では、同社独自の「ダブルレンジズーム」機能を搭載。イメージセンサー上の映像読み込み領域をワイドモード(40mm〜240mm)とテレモード(80mm〜480mm)の2種類用意し、本体のズームレンジボタンを切り替えることにより2本のズームレンズを交換するような使い方ができるという技術で、これにより最大12倍、35mmフィルム換算で40mm〜480mmの広い撮影範囲をカバーしている。
記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリーカード。無線LANを内蔵したSDカード型のメモリーカード「Eye-Fi」も利用でき、自動転送のオンオフ、電源管理、アクセスポイント管理の機能を備えている。
■2010年度のビデオカメラ販売目標はグローバルで200万台
同社デジタルシステムカンパニー DI事業部 DI企画部 部長の豊田秀樹氏はXactiシリーズについて「Chance、Casual、Communicateという3つのCを具現化し、お客様に新たな価値を提案することができるのがXactiという製品。これらを実現するために高画質、小型・スリム、PC・ネットワークというコンセプトを軸に開発を進めてきた」と語る。
同社のアンケートによると、使用頻度が一般的なビデオカメラのユーザーの68%が「2ヶ月に1回」と回答下のに対し、Xactiユーザーの約78%が「1ヶ月に1回以上」と回答。また使用シーンについても一般的なビデオカメラのユーザーの大半が子供の成長や入学式などのセレモニーと特別なイベントでの利用を挙げるのに対し、Xactiユーザーではレジャー(29.4%)、旅行(22.4%)、日常のひとコマ(19.4%)と多様なシーンで活用しているという回答が得られたという。これらの結果を受け「Xactiのコンセプトが受け入れられていると考えている」と豊田氏は自信をみせる。
世界市場については、「PVC(ポケットムービー)が台頭してきているが、XactiはPVCに近いモデルとして先駆けて投入してきた。今後は従来型ビデオカメラにはなかったアプリケーションが増え、ますますPVCの市場は拡大していくものと思う。その市場に対応していき、2010年度デジタルビデオカメラの販売目標としてグローバル200万台へチャレンジしていく」と宣言した。
【問い合わせ先】
三洋電機 デジタルシステムカンパニー
デジカメお客様相談係
TEL/072-870-4184
“Xacti”シリーズではこでまでに防水モデルを多数投入し、2009年発売の「DMX-CA9」などHD撮影に対応した製品も発売されているが、本機は以前よりユーザーから要望の高かったフルHDに対応し、さらにCA9で1.5mまで可能だった水深距離は「JIS C 0920 防水保護等級」IPX8の対応により3m(最大60分)まで可能になった。最低被写体照度は通常17ルクス、高感度モードでは5ルクスとなる。
撮像素子は高速読み出しに対応した1/2.33型 約1440万画素原色CMOSセンサーを搭載。映像処理エンジンは「プラチナΣ(シグマ)-III」を採用。これにより1920×1080(60fps、16Mbps)のフルHD動画撮影だけでなく、1,400万画素の撮影も行える。
動画の記録フォーマットはPCとの親和性が高いMPEG-4 AVC/H.264を採用。Youtubeなどのアップロードを簡単に行えるほか、AVCを標準サポートするWindows 7では撮影した動画をサムネイル表示したり、PowerPointにそのまま貼り付けたりとビジネスシーンでも活用できる。
静止画撮影では、7コマ/秒で最大22枚まで記録が可能な「リバース連写」を搭載。シャッターチャンスの難しいシーンでも簡単に撮影できるようになっている。
レンズは静止画では35mmフィルム換算で38〜190mmの光学5倍ズームに対応。動画撮影時のズーム操作では、同社独自の「ダブルレンジズーム」機能を搭載。イメージセンサー上の映像読み込み領域をワイドモード(40mm〜240mm)とテレモード(80mm〜480mm)の2種類用意し、本体のズームレンジボタンを切り替えることにより2本のズームレンズを交換するような使い方ができるという技術で、これにより最大12倍、35mmフィルム換算で40mm〜480mmの広い撮影範囲をカバーしている。
記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリーカード。無線LANを内蔵したSDカード型のメモリーカード「Eye-Fi」も利用でき、自動転送のオンオフ、電源管理、アクセスポイント管理の機能を備えている。
■2010年度のビデオカメラ販売目標はグローバルで200万台
同社デジタルシステムカンパニー DI事業部 DI企画部 部長の豊田秀樹氏はXactiシリーズについて「Chance、Casual、Communicateという3つのCを具現化し、お客様に新たな価値を提案することができるのがXactiという製品。これらを実現するために高画質、小型・スリム、PC・ネットワークというコンセプトを軸に開発を進めてきた」と語る。
世界市場については、「PVC(ポケットムービー)が台頭してきているが、XactiはPVCに近いモデルとして先駆けて投入してきた。今後は従来型ビデオカメラにはなかったアプリケーションが増え、ますますPVCの市場は拡大していくものと思う。その市場に対応していき、2010年度デジタルビデオカメラの販売目標としてグローバル200万台へチャレンジしていく」と宣言した。
【問い合わせ先】
三洋電機 デジタルシステムカンパニー
デジカメお客様相談係
TEL/072-870-4184
関連リンク
- ジャンルDVCムービー
- ブランドSANYO
- 型番DNX-CA100
- 発売日2010年6月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
●有効画素数:(静止画)約1430万画素、(ムービー)フルHD/HD 約1190万画素、SD 約1430万画素 ●撮像素子:1/2.33型約1440万画素原色CMOSセンサー ●記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード、内蔵メモリー約50MB ●レンズ:光学ズーム5倍 ●ムービー最低被写体照度:約17ルクス (オートモード) ●電源:リチウムイオン電池×1個 (DB-L80付属:700mAh) ●外形寸法:92.0W×40.8H×123.0Dmm(最大寸法、突起部除く) ●質量:約225g(本体のみ)