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PC電源オフ時からの予約録画なども可能に

ソニー、AVCダブル長時間録画対応のPC用TV録画/視聴ソフト「Giga Pocket Digital」を発表

公開日 2010/06/08 13:03 ファイル・ウェブ編集部
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■上位バージョンではPC電源オフ時からの予約録画なども可能に

これより以後は上位バージョンの「Ver.3.0」にのみ搭載された機能について紹介していく。

上位バージョンでは前述のAVCダブル録画に加えて、パソコンの電源オフ時からの予約録画にも対応した。番組予約を行った後にパソコンの電源を切ってしまった場合でも、予約時間の約10分前にパソコンを自動起動。その後、予約録画の約10分前にWindowsへログインして録画を実行する。なお、Windowsへのログイン時にパスワードを設定している場合には、本機能を使用する際にそのパスワードを入力する必要がある。

録画終了後は、無操作状態が約4分続くと休止状態(S4)に移行する。録画に再び電源をオフにせず休止状態としたのは、外出先から帰宅後すぐに録画コンテンツを視聴できるように配慮したのだという。

また、録画したコンテンツの自動仕分け機能も搭載。録画番組が複数ある場合、番組のタイトルから自動でフォルダを作成し、番組ごとに自動振り分けを行う。

録画コンテンツの一覧画面

そして、録画したコンテンツの再生機能も強化。独自の解析技術によって実際のプレー場面だけを抽出する「ダイジェスト再生」では、従来までのサッカーや野球に加えて、ゴルフ、バレーボール、テニス、フィギュアスケートにも分析対象を拡大。例えばゴルフであれば、ショット後の移動場面をカットしてショットとパットの部分だけを再生するといったことができる。

ダイジェスト再生の画面例

各シーンをフィルム状に表示させて選べる「フィルムロール」再生も可能

加えて、再生では音声付きの1.5倍速で視聴可能な早見再生にも対応。そのほか、従来からのダイジェスト再生「長め」設定も継続して搭載している。

■モバイル書き出しなど外部機器との連携も強化

ウォークマンPSPなど外部機器への番組持ち出し機能も強化。従来は地デジとワンセグを同時録画し、ワンセグ部分を外部機器に転送していたが、今回からは新たに地デジをそのまま外部機器用のファイルに変換。さらにBSとCSの書き出しも可能になった。

書き出し時のファイルは、ビットレートが約768kbpsで、フレームレートが約29.97fps。解像度は従来通りQVGAだが、ビットレート128kbps、フレームレート15fpsだったワンセグ書き出し時から画質を向上させている。

外部機器への転送用ファイルについては、容量の軽い転送用ファイルのみを残して元ファイルは削除してしまうことも可能。これによりパソコンのHDD容量を節約できる。また、録画の際に転送用ファイルのみでの録画も可能。録画においては「おまかせ・まる録」に対応している。

また、外付けHDDとの連携強化も実施。これまでパソコンのHDDに録画したファイルを外付けHDDに移動した場合、そこからの直接再生はできなかったが、今回からは外付けHDD内のファイルを直接再生可能になる。なお、本機能は後日アップデートによって追加される予定。

そのほか、これまで書き出しメディアではDVD-RWのみの対応だったが、新たにDVD-Rも使えるようになった。

■処理速度などの基本性能も改善

また、オートチャプターなど用の解析処理動作も改善。これまでは録画完了後に実施していたコンテンツ解析を、録画と並行して転送用ファイルで解析するように変更。これにより、これまでは録画後に解析終了を待ってからしか利用できなかったフィルムロールとチャプター操作を、録画終了とほぼ同時に行えるようになった。

加えて、視聴画面の起動処理についても改善を実施。従来は画面の起ち上げに10秒、実際の画面が出るまでさらに10秒を要していたが、画面起ち上げまでを2.5秒、実画面表示までを3.5秒(プロセス常駐時)にまで短縮した。

また、チャンネル切り換えについても、従来の5秒から3秒に速度を短縮。なお、視聴画面の起動とチャンネル切り換えどちらにおいても、まず最初にチャンネル名と番組名の文字情報だけを表示させるようにした。これにより、体感の待ち時間を短くするようにしている。

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