FLACの再生にも対応しXLR端子も搭載
<IFA2010>ヤマハからネットワークプレーヤー「NP-S2000」登場/欧州向けBDプレーヤーも展示
「Powerd by music」というトータルコンセプトの元に、ヤマハ欧州が、リーマンショックの影響で見合わせていたIFAへの出展(1-2)を復活させた。
展示内容は欧州で圧倒的なシェアを持つミニコンポや、フロントサラウンドシステム、ネットワークオーディオプレーヤー、そしてAVアンプなどだ。
注目はネットワークプレーヤー「NP-S2000」。ドイツではこのジャンルで先行して製品を投入している専業メーカーがすでにいくつかあるが、マスメーカーからの製品投入は今回が初めてとなり、市場に与える影響の度合いについて、現地で関心が高まっている。
価格は1,500ユーロ程度で現在検討が進められており、プレーヤー機能に特化した仕様となっている。対応フォーマットは、WAV、WMA、FLAC、MP3、そしてAAC。サンプルレートは上限96KHzで、以下、88.2、64、44.1、32、24、22.05、16、12、11.025、8kHzの信号に対応。背面端子に目を向けると、リーズナブルな価格帯の製品でありながらバランス(XLR)端子を設けているのが一際目を引く。S/PDIFデジタル出力端子は光と同軸が備えられている。
今回IFAで出展された商品は、欧州向け仕様として独自のチューニングがなされているということで、低域を重視した非常に骨太なサウンドが特徴だという。全体的な傾向として、ドイツでチューニングが行われるHi-Fi製品の場合は、こういった調整が行われることが多く、全帯域に渡ってフラットにチューニングされることが多いエリアの音づくりとは一線を画した欧州で好まれるサウンドが得られるという。カラーリングはブラックとシルバーの2バージョンを用意。現場ではシルバーモデルがスケルトンモデルとともに展示されていた。
展示会場全体では、原点に帰る意味を込めて、楽器メーカーらしく、音の入り口から出口までコーディネートするサウンド総合メーカーとしてのカラーを大事にするコンセプトを展開。入口正面にはサイレントチェロのオブジェを展示するなど、ヤマハらしさがうかがえる趣向がなされている。
ヤマハブースで特に勢いが感じられるのは、金額ベースで欧州1位のシェアを誇るミニコンポ。その他にもクロックラジオやデスクトップオーディオも非常に品数が豊富。日本と同内容の商品でも、カラーリングのバリエーションが多いものもあるなど、欧州での高い評価がうかがえる。
また、「pianokraft」のサブブランド名で欧州で評価を得ている「MCR」シリーズは「MCR-940」「MCR-840」「MCR-640」をそれぞれ展示。「pianokraft」が今年で10周年を迎えることもあり、大きくブース展開を行っている。このシリーズは上位機種940から順番に搭載されているドライブが異なり、上からBD(940)、DVD(840)、CD(640)と、それぞれ搭載されているドライブが異なり、非常にユニークなラインナップを構成している。また、もう一つの特徴として、スピーカーの奥行きが非常に広く、余裕を持った低域を実現していることもトピックとして挙げられる。そして同ブランドの新製品「MCR-550」(価格:450ユーロ程度)も初展示。iPodドッグの直出しによるデジタルコネクションをシリーズで初めて実現した。また、入力されるCD信号を16bitから24bitに引き上げるハイビット化技術も搭載されている。欧州ではこのモデルのカラーリングも複数用意され、ピアノブラックとホワイト、ブラウンから選ぶことができる。このあたりにも欧州のミニコン市場が大きいことと、その中で占めるヤマハの存在感の高さがうかがえる。
日本での発売は予定されていないが、BDプレーヤーRX-V1067も展示。デザインは同じ箇所に置かれたAVアンプRX-V3067、RX-V2067、RX-V1067と基調が揃えられている。価格は599ユーロ。「AVアンプとブランドを揃えたい」というユーザーニーズを掬うために用意された新プレーヤーだ。両者をセットで用いれば、電源連動も可能。
Hi-Fi製品の中に目を移してみると、プリメインアンプも品数が豊富なことに気付く。A-S2000の流れを汲むチューナー搭載プリメインアンプ「R-S300」「R-S500」「R-S700」などが展示されていた。これらは全機種ドックポートを搭載し、別売りのアクセサリー「YDS-12」でiPod、「YBA-10」でbluetooth、「YID-W10」でヤマハ独自ワイヤレス技術のAirWiredに対応する。
展示内容は欧州で圧倒的なシェアを持つミニコンポや、フロントサラウンドシステム、ネットワークオーディオプレーヤー、そしてAVアンプなどだ。
注目はネットワークプレーヤー「NP-S2000」。ドイツではこのジャンルで先行して製品を投入している専業メーカーがすでにいくつかあるが、マスメーカーからの製品投入は今回が初めてとなり、市場に与える影響の度合いについて、現地で関心が高まっている。
価格は1,500ユーロ程度で現在検討が進められており、プレーヤー機能に特化した仕様となっている。対応フォーマットは、WAV、WMA、FLAC、MP3、そしてAAC。サンプルレートは上限96KHzで、以下、88.2、64、44.1、32、24、22.05、16、12、11.025、8kHzの信号に対応。背面端子に目を向けると、リーズナブルな価格帯の製品でありながらバランス(XLR)端子を設けているのが一際目を引く。S/PDIFデジタル出力端子は光と同軸が備えられている。
今回IFAで出展された商品は、欧州向け仕様として独自のチューニングがなされているということで、低域を重視した非常に骨太なサウンドが特徴だという。全体的な傾向として、ドイツでチューニングが行われるHi-Fi製品の場合は、こういった調整が行われることが多く、全帯域に渡ってフラットにチューニングされることが多いエリアの音づくりとは一線を画した欧州で好まれるサウンドが得られるという。カラーリングはブラックとシルバーの2バージョンを用意。現場ではシルバーモデルがスケルトンモデルとともに展示されていた。
展示会場全体では、原点に帰る意味を込めて、楽器メーカーらしく、音の入り口から出口までコーディネートするサウンド総合メーカーとしてのカラーを大事にするコンセプトを展開。入口正面にはサイレントチェロのオブジェを展示するなど、ヤマハらしさがうかがえる趣向がなされている。
ヤマハブースで特に勢いが感じられるのは、金額ベースで欧州1位のシェアを誇るミニコンポ。その他にもクロックラジオやデスクトップオーディオも非常に品数が豊富。日本と同内容の商品でも、カラーリングのバリエーションが多いものもあるなど、欧州での高い評価がうかがえる。
また、「pianokraft」のサブブランド名で欧州で評価を得ている「MCR」シリーズは「MCR-940」「MCR-840」「MCR-640」をそれぞれ展示。「pianokraft」が今年で10周年を迎えることもあり、大きくブース展開を行っている。このシリーズは上位機種940から順番に搭載されているドライブが異なり、上からBD(940)、DVD(840)、CD(640)と、それぞれ搭載されているドライブが異なり、非常にユニークなラインナップを構成している。また、もう一つの特徴として、スピーカーの奥行きが非常に広く、余裕を持った低域を実現していることもトピックとして挙げられる。そして同ブランドの新製品「MCR-550」(価格:450ユーロ程度)も初展示。iPodドッグの直出しによるデジタルコネクションをシリーズで初めて実現した。また、入力されるCD信号を16bitから24bitに引き上げるハイビット化技術も搭載されている。欧州ではこのモデルのカラーリングも複数用意され、ピアノブラックとホワイト、ブラウンから選ぶことができる。このあたりにも欧州のミニコン市場が大きいことと、その中で占めるヤマハの存在感の高さがうかがえる。
日本での発売は予定されていないが、BDプレーヤーRX-V1067も展示。デザインは同じ箇所に置かれたAVアンプRX-V3067、RX-V2067、RX-V1067と基調が揃えられている。価格は599ユーロ。「AVアンプとブランドを揃えたい」というユーザーニーズを掬うために用意された新プレーヤーだ。両者をセットで用いれば、電源連動も可能。
Hi-Fi製品の中に目を移してみると、プリメインアンプも品数が豊富なことに気付く。A-S2000の流れを汲むチューナー搭載プリメインアンプ「R-S300」「R-S500」「R-S700」などが展示されていた。これらは全機種ドックポートを搭載し、別売りのアクセサリー「YDS-12」でiPod、「YBA-10」でbluetooth、「YID-W10」でヤマハ独自ワイヤレス技術のAirWiredに対応する。