フェーズテックのヘッドホンアンプ試作機にも注目
<ヘッドホン祭>デノン100周年記念ヘッドホンに注目集まる/スタックス、来春発売予定のハイエンド機を出展
フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「秋のヘッドホン祭2010」が10月30日、東京の「スタジアムプレイス青山」で開催された。本項ではデノンやマランツ、スタックスブースなどの模様をお伝えしよう。
■デノン
デノンのブースで注目を集めているのは、100周年記念ヘッドホン「AH-A100」だ。ブースには試聴を求めるユーザーの列ができていた。本機は密閉型ハウジングを採用したオーディオヘッドホン。ネオジウムマグネットを搭載する50mm口径ドライバーユニットを採用。ハウジング内部に良好な音響空間をつくりだすアコースティックオプティマイザーにより、高品位なサウンドクオリティを実現している。ハウジングはマホガニーのリアルウッドを採用している。100周年記念ロゴもハウジングにあしらわれている。
ハウジングのリアルウッドは、強度と軽さを両立させるバランスを追求したとのこと。本体の軽さと、新開発の3次元縫製イヤーパッドにより快適な装着感を実現するという。
「デノンならではの中低域のしっかりした音が魅力。木のぬくもりと、人の声の再生に注力したモデルだ」とはブース説明員の言。52,500円(税込)という価格は、100周年記念モデルとして多くのユーザーの手元に渡って欲しいという願いからという。数量限定モデルだが大変好評とのことで、説明員によれば「来年を待たずになくなってしまうかも?」とのこと。気になる方は早めにチェックを。
■マランツ
マランツブースでは、ネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」とB&Wのヘッドホン「P5」を使いNAS内の音源を再生する“ネットワークヘッドホンアンプ”というスタイルを体験することができた。NA7004はDLNA 1.5に対応し、ネットワークで接続したPCやNAS内の楽曲ファイルを再生できる。また、USB端子を前面と背面に1系統ずつ装備。前面端子ではiPod/iPhoneのデジタル接続や、USBメモリー内の音楽ファイル再生が可能だ。ヘッドホンアンプとしての使用や、USB-DACとしての使用もできる。
説明員は「NA7004はこれからネットワークオーディオを始めたいという方にぴったりの製品。ピュアオーディオを始めるきっかけの製品にもなると思う」と語っていた。
■スタックス
スタックスは、開発中のハイエンド機を参考出展している。新開発機の刷新された点はまず振動膜。厚みがこれまでのモデルと変わるほか、素材にスーパーエンジニアリングプラスチックを新たに採用。これは熱や湿気に強いという。
電極も新たなものを使用。穴の空いた3枚の板を熱拡散圧着して1枚の板にしたもので、薄さと強さを兼ね備えているのが特徴だ。
本機は来年春の発売を予定しており、30〜50万円前後での販売を予定しているとのこと。ブースには試聴希望ユーザーが長い列を作っていた。
■zionote
zionoteは、同社が取り扱うStyleaudioなどの新製品を出展していた。
高い人気を誇るUSB-DAC「CARAT JEWEL」シリーズには、新モデル「CARAT TOPAZ-signature」が登場する。こちらは発売中の「CARAT-SAPPHIRE」のDACチップと、USB-DDC「T2」のUSB回路を併せ持った製品。11月発売を予定しており、価格は「SAPPHIREより安くなる見込み」(説明員)とのことだ。
また韓Smart-audio社のヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC/DDC「smart-audio」も展示している。価格などは未定だが、5万円以下で販売したいとのこと。こちらは96kHz/24ビットまで対応しており、ライン入力端子やUSB端子、光デジタル出力端子などを搭載。外部入力端子も備え、iPodを直接つなぐこともできる。フロントには、iPodなどを置けるスタンドが備えられている。
■協同エンジニアリング
協同エンジニアリングは、フェーズテック ブランドのヘッドホンアンプ試作機を出展した。DCアンプ構成としており、特徴は低音の締まりを調整できる「ダンピングファクターコントロール」機能で、使用するヘッドホンによって最適な音を選べる点だ。来年3月頃の発売を予定しており、価格は10万円前後となる見込み。USB-DAC内蔵モデルも検討中だという。
そのほかUSB-DAC「HD-7A」や、ルビジウムクロックジェネレーター「HD-7Rb」も登場していた。
■CEC
CECブースには、11圧下旬発売のGRADOの新イヤホン「GR10」が登場した。こちらの価格は37,590円(税込)。GR8のシングルアーマチュアデザインに改良を加えたモデル。インピーダンスを変更し、32Ωとなった。周波数特性は20〜20,000Hzで、感度は116dB。接続コードはOFC銅線を使用している。音の歪みを最小限に抑えるとともに、高音域・低音域のサウンドクオリティをより高めたのが特徴だという。
■デノン
デノンのブースで注目を集めているのは、100周年記念ヘッドホン「AH-A100」だ。ブースには試聴を求めるユーザーの列ができていた。本機は密閉型ハウジングを採用したオーディオヘッドホン。ネオジウムマグネットを搭載する50mm口径ドライバーユニットを採用。ハウジング内部に良好な音響空間をつくりだすアコースティックオプティマイザーにより、高品位なサウンドクオリティを実現している。ハウジングはマホガニーのリアルウッドを採用している。100周年記念ロゴもハウジングにあしらわれている。
ハウジングのリアルウッドは、強度と軽さを両立させるバランスを追求したとのこと。本体の軽さと、新開発の3次元縫製イヤーパッドにより快適な装着感を実現するという。
「デノンならではの中低域のしっかりした音が魅力。木のぬくもりと、人の声の再生に注力したモデルだ」とはブース説明員の言。52,500円(税込)という価格は、100周年記念モデルとして多くのユーザーの手元に渡って欲しいという願いからという。数量限定モデルだが大変好評とのことで、説明員によれば「来年を待たずになくなってしまうかも?」とのこと。気になる方は早めにチェックを。
■マランツ
マランツブースでは、ネットワークオーディオプレーヤー「NA7004」とB&Wのヘッドホン「P5」を使いNAS内の音源を再生する“ネットワークヘッドホンアンプ”というスタイルを体験することができた。NA7004はDLNA 1.5に対応し、ネットワークで接続したPCやNAS内の楽曲ファイルを再生できる。また、USB端子を前面と背面に1系統ずつ装備。前面端子ではiPod/iPhoneのデジタル接続や、USBメモリー内の音楽ファイル再生が可能だ。ヘッドホンアンプとしての使用や、USB-DACとしての使用もできる。
説明員は「NA7004はこれからネットワークオーディオを始めたいという方にぴったりの製品。ピュアオーディオを始めるきっかけの製品にもなると思う」と語っていた。
■スタックス
スタックスは、開発中のハイエンド機を参考出展している。新開発機の刷新された点はまず振動膜。厚みがこれまでのモデルと変わるほか、素材にスーパーエンジニアリングプラスチックを新たに採用。これは熱や湿気に強いという。
電極も新たなものを使用。穴の空いた3枚の板を熱拡散圧着して1枚の板にしたもので、薄さと強さを兼ね備えているのが特徴だ。
本機は来年春の発売を予定しており、30〜50万円前後での販売を予定しているとのこと。ブースには試聴希望ユーザーが長い列を作っていた。
■zionote
zionoteは、同社が取り扱うStyleaudioなどの新製品を出展していた。
高い人気を誇るUSB-DAC「CARAT JEWEL」シリーズには、新モデル「CARAT TOPAZ-signature」が登場する。こちらは発売中の「CARAT-SAPPHIRE」のDACチップと、USB-DDC「T2」のUSB回路を併せ持った製品。11月発売を予定しており、価格は「SAPPHIREより安くなる見込み」(説明員)とのことだ。
また韓Smart-audio社のヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC/DDC「smart-audio」も展示している。価格などは未定だが、5万円以下で販売したいとのこと。こちらは96kHz/24ビットまで対応しており、ライン入力端子やUSB端子、光デジタル出力端子などを搭載。外部入力端子も備え、iPodを直接つなぐこともできる。フロントには、iPodなどを置けるスタンドが備えられている。
■協同エンジニアリング
協同エンジニアリングは、フェーズテック ブランドのヘッドホンアンプ試作機を出展した。DCアンプ構成としており、特徴は低音の締まりを調整できる「ダンピングファクターコントロール」機能で、使用するヘッドホンによって最適な音を選べる点だ。来年3月頃の発売を予定しており、価格は10万円前後となる見込み。USB-DAC内蔵モデルも検討中だという。
そのほかUSB-DAC「HD-7A」や、ルビジウムクロックジェネレーター「HD-7Rb」も登場していた。
■CEC
CECブースには、11圧下旬発売のGRADOの新イヤホン「GR10」が登場した。こちらの価格は37,590円(税込)。GR8のシングルアーマチュアデザインに改良を加えたモデル。インピーダンスを変更し、32Ωとなった。周波数特性は20〜20,000Hzで、感度は116dB。接続コードはOFC銅線を使用している。音の歪みを最小限に抑えるとともに、高音域・低音域のサウンドクオリティをより高めたのが特徴だという。