同社首脳陣に加えてダース・ベイダー&堀北真希さんらも登場
「ドコモのラインナップはネクストステージスマートフォン」 −ドコモ発表会詳報
NTTドコモは、3D対応の「LYNX 3D SH-03C」などスマートフォン4機種など携帯電話の新モデルを発表。本日、都内で発表会を開催した。
■「ドコモのラインナップはネクストステージスマートフォン」
発表会には、別項の通り同社の山田隆持社長らが出席。山田氏は、スマートフォンを含む新製品について全般的に“ネクストステージ”というキーワードを強調。「これからのモバイル業界は、既存のケータイとスマートフォンのそれぞれの長所が混じり合って発展する」と、Evernoteをプリインストールした背景などを語った。
Evernoteのバンドルについては、Evernote社のフィル・リービンCEOも来日してコメント。「Evernoteのゴールはいつでもどこでもユビキタスを提供すること。日本で最大のネットワークを持っているドコモは我々のゴールを実現するのに最高のパートナーだ」と、パートナーシップを結ぶに至った理由を説明する。
さらに、同ソフトについて「多くの新機能を追加し、完全に作り直した」ともコメント。プレミアム版の無料提供サービスについても触れ、「Androidケータイを持てばEvernoteのプレミアム会員になるというシンプルな方法。言い換えるならば、日本でEvernoteのプレミアム会員になる最も簡単な方法はドコモのユーザーになることだとも言える」と述べた。
別項のように、新製品はユーザーニーズに「シンクロナイズ」する製品開発を行ったと説明した同社プロダクト部長の丸山誠治氏は、フィーチャーフォンの特徴についても説明。人気女性ブランドのCOCOLULUなどとコラボレーションした「F-04C」や、スノースポーツブランドのBURTONとコラボレーションした「N-03C」などに触れ、「これまではカラーバリエーション、“カラバリ”で訴求してきたが、これからはブランドバリエーション、“ブラバリ”へなっていく」と、同社の新たな取り組みを紹介した。
■CMキャラクターの渡辺謙さんと堀北真希さんらが登場 − ダース・ベイダー卿も
発表会には、同社のCMキャラクターを務める渡辺謙さんと堀北真希さん、そしてスター・ウォーズのダース・ベイダー卿が登場。
「スマートフォンのCMということで、食欲の秋だがダイエットしてスマートな体にしてきた」という渡辺さんは、新製品の中での注目機としてREGZA Phoneをセレクト。防水でワンセグも見られる点についても触れ、「これだけ大画面ならゴルフを見てもボールがちゃんと分かるかな」と語った。
堀北さんは、spモードでiモードメールも使える点に魅力を感じているとコメント。「これまでと変わらないアドレスが使えるのは嬉しい」と述べた。
基本的に「コー、ホー」としかコメントしないダース・ベイダー卿の言葉は、なんと渡辺さんが通訳。「すっかり秋だなぁ」と誤訳(?)する場面もあったが、LYNXについて司会者から、スター・ウォーズが3Dで見られる時代が来るのではと質問され「来る」と答えるなどした。
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q:来年、スマートフォンとフィーチャーフォンの比率はどうなるか。
A:来年は逆転しないのではないか。スマートフォンの比率が高まることは確かだが。2年目に近接して3年か4年後に販売比率は逆転するのかなと思う。
Q:スマートフォンのシェアについて聞きたい。ソフトバンクの孫社長はiPhoneで市場の過半を取るという強い自信を見せていたが、ドコモさんはどうやってスマートフォンのシェアを上げる考えなのか。
A:現時点ではスマートフォンでiPhone 4のシェアが高いのが確か。ドコモにはXPERIAやGalaxy Sがあり、色々な端末で追いかけていきたい。なぜAndroidに注目するのか。我々はキャリア。ドコモならではのサービスを載せたいので、そのためにはオープンOSのAndroidが最適。また、独自のサービスやコンテンツを充実させる必要もある。また、iモード向けのコンテンツを、スマートフォンでも見られるよう、かんたんに移せるような仕組みも考えていかなければならない。シェア拡大のためには端末とアプリケーションの多さがポイントになるだろう。
Q:LTEについて、カバレッジなど普及をどう進めるか。
A:キャンペーンを展開する。LTEは高速大容量低遅延で周波数利用効率も3倍だ。今後LTEを主力にしてやっていきたい。トラフィックの高いところからLTEを入れていく。今後の展開も5年間で3,000億円と予定より前倒しした。2014年に35,000局、カバレッジ70%を目指していきたい。
Q:ソフトバンクがUltraSpeedを始めるなど競合もあるが、これとどう戦うか。
A:10MHz帯を使って40数Mbpsということだが、我々は70数Mbps。ドコモの通信は品質で満足いただいている。高トラフィックに対処していくのは原則としてLTEでやっていこうという考えだ。
Q:Xiについて、帯域制限の予定があるのか。するとすればその条件はどうなるのか。
A:アプリ制限のことだと思うが、これは行わない。ご自由に使って欲しい。
Q:たくさん使った人のスピード制限は行うか。
A:現在、FOMAで300万パケットというコントロールをやっているが、これはLTEでも行う。
Q:ソフトバンクは先週スマートフォン6機種を発表した。社長としてどう感じたか。
A:率直な、技術的な観点からお話しすると、iPhoneは垂直統合型モデル。ネットワークが土管化されている。Androidには手を加えることが可能で、ドコモならではのサービスを盛り込める。Android OSは色々な意味でキャリアにとっても重要なツールになると思う。業界の流れを見ても、Androidのシェアが増えたというレポートがある。いずれは均衡して、数が多くなればアプリも多くなる。ソフトバンクさんは、iPhone一筋では今後苦しいかもしれないという思いからAndroidをやられているのでは。我々の強みは、端末とサービスとネットワーク3つのかけ算。サービスの中にはコンテンツもある。iモードで蓄積したコンテンツもスマートフォンに流していきたい。
■「ドコモのラインナップはネクストステージスマートフォン」
発表会には、別項の通り同社の山田隆持社長らが出席。山田氏は、スマートフォンを含む新製品について全般的に“ネクストステージ”というキーワードを強調。「これからのモバイル業界は、既存のケータイとスマートフォンのそれぞれの長所が混じり合って発展する」と、Evernoteをプリインストールした背景などを語った。
Evernoteのバンドルについては、Evernote社のフィル・リービンCEOも来日してコメント。「Evernoteのゴールはいつでもどこでもユビキタスを提供すること。日本で最大のネットワークを持っているドコモは我々のゴールを実現するのに最高のパートナーだ」と、パートナーシップを結ぶに至った理由を説明する。
さらに、同ソフトについて「多くの新機能を追加し、完全に作り直した」ともコメント。プレミアム版の無料提供サービスについても触れ、「Androidケータイを持てばEvernoteのプレミアム会員になるというシンプルな方法。言い換えるならば、日本でEvernoteのプレミアム会員になる最も簡単な方法はドコモのユーザーになることだとも言える」と述べた。
別項のように、新製品はユーザーニーズに「シンクロナイズ」する製品開発を行ったと説明した同社プロダクト部長の丸山誠治氏は、フィーチャーフォンの特徴についても説明。人気女性ブランドのCOCOLULUなどとコラボレーションした「F-04C」や、スノースポーツブランドのBURTONとコラボレーションした「N-03C」などに触れ、「これまではカラーバリエーション、“カラバリ”で訴求してきたが、これからはブランドバリエーション、“ブラバリ”へなっていく」と、同社の新たな取り組みを紹介した。
■CMキャラクターの渡辺謙さんと堀北真希さんらが登場 − ダース・ベイダー卿も
発表会には、同社のCMキャラクターを務める渡辺謙さんと堀北真希さん、そしてスター・ウォーズのダース・ベイダー卿が登場。
「スマートフォンのCMということで、食欲の秋だがダイエットしてスマートな体にしてきた」という渡辺さんは、新製品の中での注目機としてREGZA Phoneをセレクト。防水でワンセグも見られる点についても触れ、「これだけ大画面ならゴルフを見てもボールがちゃんと分かるかな」と語った。
堀北さんは、spモードでiモードメールも使える点に魅力を感じているとコメント。「これまでと変わらないアドレスが使えるのは嬉しい」と述べた。
基本的に「コー、ホー」としかコメントしないダース・ベイダー卿の言葉は、なんと渡辺さんが通訳。「すっかり秋だなぁ」と誤訳(?)する場面もあったが、LYNXについて司会者から、スター・ウォーズが3Dで見られる時代が来るのではと質問され「来る」と答えるなどした。
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q:来年、スマートフォンとフィーチャーフォンの比率はどうなるか。
A:来年は逆転しないのではないか。スマートフォンの比率が高まることは確かだが。2年目に近接して3年か4年後に販売比率は逆転するのかなと思う。
Q:スマートフォンのシェアについて聞きたい。ソフトバンクの孫社長はiPhoneで市場の過半を取るという強い自信を見せていたが、ドコモさんはどうやってスマートフォンのシェアを上げる考えなのか。
A:現時点ではスマートフォンでiPhone 4のシェアが高いのが確か。ドコモにはXPERIAやGalaxy Sがあり、色々な端末で追いかけていきたい。なぜAndroidに注目するのか。我々はキャリア。ドコモならではのサービスを載せたいので、そのためにはオープンOSのAndroidが最適。また、独自のサービスやコンテンツを充実させる必要もある。また、iモード向けのコンテンツを、スマートフォンでも見られるよう、かんたんに移せるような仕組みも考えていかなければならない。シェア拡大のためには端末とアプリケーションの多さがポイントになるだろう。
Q:LTEについて、カバレッジなど普及をどう進めるか。
A:キャンペーンを展開する。LTEは高速大容量低遅延で周波数利用効率も3倍だ。今後LTEを主力にしてやっていきたい。トラフィックの高いところからLTEを入れていく。今後の展開も5年間で3,000億円と予定より前倒しした。2014年に35,000局、カバレッジ70%を目指していきたい。
Q:ソフトバンクがUltraSpeedを始めるなど競合もあるが、これとどう戦うか。
A:10MHz帯を使って40数Mbpsということだが、我々は70数Mbps。ドコモの通信は品質で満足いただいている。高トラフィックに対処していくのは原則としてLTEでやっていこうという考えだ。
Q:Xiについて、帯域制限の予定があるのか。するとすればその条件はどうなるのか。
A:アプリ制限のことだと思うが、これは行わない。ご自由に使って欲しい。
Q:たくさん使った人のスピード制限は行うか。
A:現在、FOMAで300万パケットというコントロールをやっているが、これはLTEでも行う。
Q:ソフトバンクは先週スマートフォン6機種を発表した。社長としてどう感じたか。
A:率直な、技術的な観点からお話しすると、iPhoneは垂直統合型モデル。ネットワークが土管化されている。Androidには手を加えることが可能で、ドコモならではのサービスを盛り込める。Android OSは色々な意味でキャリアにとっても重要なツールになると思う。業界の流れを見ても、Androidのシェアが増えたというレポートがある。いずれは均衡して、数が多くなればアプリも多くなる。ソフトバンクさんは、iPhone一筋では今後苦しいかもしれないという思いからAndroidをやられているのでは。我々の強みは、端末とサービスとネットワーク3つのかけ算。サービスの中にはコンテンツもある。iモードで蓄積したコンテンツもスマートフォンに流していきたい。