裸眼3DのQosmioも披露
【CES】東芝、次期Android「Honeycomb」搭載タブレットを春に発売 − Google TVにも11年度内参入
東芝は、CESの開場を前に、海外メディアを交えた大規模なパーティーを開催し、CESで展示される製品の一部を公開した。
パーティーでは、2011年春からグローバルで順次発売されるという、10.1インチのAndroid OS搭載タブレット端末を披露した。搭載するのはコードネーム「Honeycomb」と呼ばれる次期バージョンで、タブレットに適したUIを備えるものと見られる。
プロセッサーには米NVIDIAの「Tegra 2」を搭載。カメラは2つ搭載しており、前面が2メガピクセル、背面が5メガピクセルとなる。
タブレット端末には、同社独自の超解像技術を搭載。様々な解像度の映像を高精細化して表示することが可能だ。
本体の底面にはマイクロUSB端子とUSB端子を各1端子装備するほか、フルサイズのHDMI出力端子も備えている。また、側面にはボリュームや電源スイッチのほか、フルサイズのSDメモリーカードスロットを装備する。質量やバッテリーの持続時間等は、現在のところ非公開。実機に触れることもできなかった。
■同一画面内で2D/3Dを混在できるノートPC
パーティーでは、裸眼3Dディスプレイを備えたノートPC「Qosmio」も紹介されていた。画面サイズは15インチで、3D表示にはレンチキュラーを使用する。なお、パネルの製造メーカーは非公開とのことだった。
レンチキュラーは、指向性を電気的に制御することが可能。これにより、2D表示と裸眼立体視を両立することが可能なだけでなく、同じ画面内で、2D表示の部分と3D表示の部分を混在させることもできる。これにより、たとえば映画を再生しているウィンドウだけを3Dで表示させるといった使い方も可能になる。
さらにこの試作機は、視聴位置に応じて裸眼3Dの見え方を変える機能も搭載。ディスプレイ上部のカメラで顔認識し、視聴者の顔の位置に応じて、3D表示の見え方を最適化する。たとえば画面中央から外れた場所から視聴しても、その位置で最適な立体視が行えるよう、レンチキュラーの屈折光の方向を変えることができる。なお複数人の顔を認識した場合、最初に認識した人の位置に表示を合わせる仕様という。
■56V型の裸眼3Dテレビをブラッシュアップし米国で披露
裸眼3Dテレビについては、CESの本開場では65V型/56V型の大型グラスレステレビ試作機を参考展示する予定。本日のパーティーで見る事ができたのは56V型だった。CEATECで発表された試作機と同じ画面サイズだが、画作りを大きくブラッシュアップし、完成度を高めたという。
その説明通り、画面の正面に立つと、大型の裸眼3Dディスプレイとは思えないほど自然な立体感が得られる。ただし、飛び出し感などはメガネ式の3Dテレビと比べるとまだ限定的で、画面の中央から離れるにつれて立体感が感じられにくくなる。
なお、本試作機の視差数や搭載パネルなどの詳細は明らかにされなかった。
■Google TVには11年度内に参入。独自の「Net TV」は春から
ネット機能を増強した液晶テレビの新モデルも2011年春に米国で販売する予定。「Net TV」という愛称が付けられており、55V/46V型の2サイズを展開する。
Net TVの主な機能は、NetflixやVuduなどのVODサービスの視聴機能やYahoo! Widget機能で、これらの機能は、これまでの同社のネット対応テレビでも実現していたものだ。OSの詳細は明らかにされなかったが、これまでのネット対応テレビとそれほど大きな違いは無いという。
Net TVから搭載される新機能は二つ。一つはYouTubeをリラックスした体勢で楽しめる新UI「YouTube LeanBack」に対応したこと。もう一つは別売りのカメラを接続することでSkype機能が楽しめることだ。
同社は、2011年度中にGoogle TV対応テレビを発売することを、日本プレス向けの説明会で発表した。ただしCESの同社ブースでは試作機の展示を行わない。その理由について第一映像事業部の事業部長、村沢圧司氏は「我々はGoogle TVについては一番手ではないので、世界初でも業界初でもない」と述べ、「Google TVをどういうふうにするか、お時間をいただいている状態」と説明した。ネット対応テレビについては、独自開発のものと、Google TVなど他社製プラットフォームのものを同時に展開する計画という。
パーティーでは、2011年春からグローバルで順次発売されるという、10.1インチのAndroid OS搭載タブレット端末を披露した。搭載するのはコードネーム「Honeycomb」と呼ばれる次期バージョンで、タブレットに適したUIを備えるものと見られる。
プロセッサーには米NVIDIAの「Tegra 2」を搭載。カメラは2つ搭載しており、前面が2メガピクセル、背面が5メガピクセルとなる。
タブレット端末には、同社独自の超解像技術を搭載。様々な解像度の映像を高精細化して表示することが可能だ。
本体の底面にはマイクロUSB端子とUSB端子を各1端子装備するほか、フルサイズのHDMI出力端子も備えている。また、側面にはボリュームや電源スイッチのほか、フルサイズのSDメモリーカードスロットを装備する。質量やバッテリーの持続時間等は、現在のところ非公開。実機に触れることもできなかった。
■同一画面内で2D/3Dを混在できるノートPC
パーティーでは、裸眼3Dディスプレイを備えたノートPC「Qosmio」も紹介されていた。画面サイズは15インチで、3D表示にはレンチキュラーを使用する。なお、パネルの製造メーカーは非公開とのことだった。
レンチキュラーは、指向性を電気的に制御することが可能。これにより、2D表示と裸眼立体視を両立することが可能なだけでなく、同じ画面内で、2D表示の部分と3D表示の部分を混在させることもできる。これにより、たとえば映画を再生しているウィンドウだけを3Dで表示させるといった使い方も可能になる。
さらにこの試作機は、視聴位置に応じて裸眼3Dの見え方を変える機能も搭載。ディスプレイ上部のカメラで顔認識し、視聴者の顔の位置に応じて、3D表示の見え方を最適化する。たとえば画面中央から外れた場所から視聴しても、その位置で最適な立体視が行えるよう、レンチキュラーの屈折光の方向を変えることができる。なお複数人の顔を認識した場合、最初に認識した人の位置に表示を合わせる仕様という。
■56V型の裸眼3Dテレビをブラッシュアップし米国で披露
裸眼3Dテレビについては、CESの本開場では65V型/56V型の大型グラスレステレビ試作機を参考展示する予定。本日のパーティーで見る事ができたのは56V型だった。CEATECで発表された試作機と同じ画面サイズだが、画作りを大きくブラッシュアップし、完成度を高めたという。
その説明通り、画面の正面に立つと、大型の裸眼3Dディスプレイとは思えないほど自然な立体感が得られる。ただし、飛び出し感などはメガネ式の3Dテレビと比べるとまだ限定的で、画面の中央から離れるにつれて立体感が感じられにくくなる。
なお、本試作機の視差数や搭載パネルなどの詳細は明らかにされなかった。
■Google TVには11年度内に参入。独自の「Net TV」は春から
ネット機能を増強した液晶テレビの新モデルも2011年春に米国で販売する予定。「Net TV」という愛称が付けられており、55V/46V型の2サイズを展開する。
Net TVの主な機能は、NetflixやVuduなどのVODサービスの視聴機能やYahoo! Widget機能で、これらの機能は、これまでの同社のネット対応テレビでも実現していたものだ。OSの詳細は明らかにされなかったが、これまでのネット対応テレビとそれほど大きな違いは無いという。
Net TVから搭載される新機能は二つ。一つはYouTubeをリラックスした体勢で楽しめる新UI「YouTube LeanBack」に対応したこと。もう一つは別売りのカメラを接続することでSkype機能が楽しめることだ。
同社は、2011年度中にGoogle TV対応テレビを発売することを、日本プレス向けの説明会で発表した。ただしCESの同社ブースでは試作機の展示を行わない。その理由について第一映像事業部の事業部長、村沢圧司氏は「我々はGoogle TVについては一番手ではないので、世界初でも業界初でもない」と述べ、「Google TVをどういうふうにするか、お時間をいただいている状態」と説明した。ネット対応テレビについては、独自開発のものと、Google TVなど他社製プラットフォームのものを同時に展開する計画という。