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IFA2011グローバル・プレスカンファレンス

サムスンのスマートTVや3D新戦略に注目 ー フィリップス/パナソニックなどがプロダクト展示を開催

公開日 2011/04/16 22:04 ファイル・ウェブ編集部
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IFA2011グローバル・プレスカンファレンスの開催第2日目には、イベントをサポートするスポンサーメーカー各社によるプロダクトセミナー、プロダクトショーが開催された。

サムスンのスマートTV&3D戦略に注目が集まる


サムスン・ヨーロッパ社Michael Zoeller氏

グローバル・プレスカンファレンス会場でサムスンのプレスセミナーが開催された
サムスンが開催したプロダクトショーには、今回のプレスカンファレンスに集まったほぼ全ての記者が出席。同社製品やサービスに対する注目度の高さがうかがえた。さらに同社は、セミナールームで開催されたプロダクトセミナーにも参加。Samsung Electronics Europe社 European Marketing Director TV/AV担当のMichael Zoeller氏が、スマートTVや3Dに対する最新の取り組みについて説明した。

3Dに関する大きなトピックスは、ヨーロッパで5月にスタートする「3Dビデオ・オン・デマンド」サービスが発表されたこと。5月からイギリス/フランス/ドイツ/イタリア/スペインの5カ国を皮切りに、サムスンのLED搭載液晶テレビ「D8000/D7000」などネット対応の上位機種ユーザーに、3Dコンテンツを無料で配信する。コンテンツはIMAXシアターの映画作品を中心に、スタート当初は10作品程度を用意。作品全編を視聴できるものから、クリップ映像、トレーラーなどまで、様々なコンテンツを揃えているという。映像はストリーミング形式での提供が基本だが、映像の解像度については明らかにされなかった。先述の5カ国でサービスをスタートした後、他国での展開や課金コンテンツのサービスモデルなど、反響をみながら様々に展開内容を充実させていくという。

また3Dに関しては、サムスンのアクティブシャッターメガネをより手頃な価格で提供する「エンターテインメントパック」についても、近日の提供開始を発表した。2本のアクティブシャッターメガネを、これまで単品売りされていた1本の価格に近い、79ユーロ(1ユーロ=120円換算で9,500円前後)で購入できるようになる。「3Dテレビを多くの方々により身近に感じていただくため、2つのサービスを積極展開して、一気にサムスンの3Dテレビ、3D対応製品の普及を拡大を狙いたい」とZoeller氏は語った。


SMART HUBのトップ画面
スマートTVのデモンストレーションでは、テレビ専用アプリをベースに快適な操作性を提供するプラットフォーム「SMART HUB」が、フラグシップ液晶テレビ「9000シリーズ」を使って紹介された。本機はDLNAに対応しており、同社製のBDレコーダーやWiFi対応カメラ、スマートフォンやタブレット端末と連携させることができる。デモではSMART HUBの特徴である検索UI「All Share」も紹介され、テレビに接続したBDレコーダーや外付USB-HDDなどに保存されたコンテンツをはじめ、インターネットからキーワード検索でヒットしたYouTube動画、Facebookの関連ページなどを一覧表示し、様々な関連情報にアクセスできることをアピールした。

All Shareの検索画面。ホームネットワーク上コンテンツから、インターネット上のYouTube、Facebookのキーワード検索結果が表示される

VODサービスはコンテンツの関連情報も充実する


リモコンは十字キーの中央にトラックパッドを設け、快適な操作を実現する

壁掛け可能な薄型Blu-ray 3Dプレーヤー搭載ホームシアターシステム
またヨーロッパモデルでは、独自開発のスマートフォンアプリも用意されている。“GALAXY S”シリーズや“GALAXY Tab”にインストールし、テレビのリモコン操作が行えるアプリや、テレビの映像をモバイル端末にストリーミング配信できるアプリなどが用意され、ヨーロッパのサムスン・ユーザーに提供されている。

テスマートホン&タブレット用のテレビリモコンアプリ


テレビのコンテンツをスマートホンやタブレットでストリーム再生できる


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