各社が3D技術などをアピール
<3D&VR展>ビクター 3D対応4Kプロジェクター/iPadを裸眼3D対応にするシート/クリスティー 4K DLPプロジェクター
■普通のパソコンやiPad/iPhoneが裸眼3D対応に − グローバルウェーブ「Pic3D」
独特な視点からの製品で来場者の注目を集めていたのが、グローバルウェーブ(株)の“裸眼3Dシート”「Pic3D」シリーズ。
同製品は、液晶モニターなどの上にレンチキュラー式のシートを置き、専用ソフト「Pic3D-Player」でサイドバイサイドのコンテンツを再生することで裸眼3Dが視聴できるというもの。これにより3D非対応のディスプレイでも裸眼3Dを視聴できるようにする。
ラインナップには23インチ用の「Pic3D-23」、21.5インチ用の「Pic3D-21.5」、15.6インチ用の「Pic3D-15.6」、12.1インチ用の「Pic3D-12.1」のほか、iPad2用の「Pic3D-iPad2」とiPhone 4/iPod touch 4G用の「Pic3D-iPhone4」を用意。8月からの発売を予定しており、最大サイズである23インチ用で15,000円前後、12.1インチ用で4,000円前後、iPhone用で2,000円前後ほどの実売価格になるのではないかとのことだった。
なお、通常のレンチキュラーでは視野角が30〜60度ほどであるのに対し、本製品では視野角120度を実現するなどしており、特許も出願中だという。
■クリスティーは4K DLPプロジェクターデモなどを実施
クリスティ・デジタルシステムズは、4K対応の3チップDLPプロジェクター「D4K35」を使用してのデモ上映などを実施。同製品は3チップ 1.38インチDMDを撮像素子に採用し、コントラスト比が最大2,000対1というモデル。
併せて、3Dライブカメラ、3D映像用サーバーと完全同期型の3Dシアターも用意。同社製品を使用して組んだシステムでの3Dコンテンツ上映の室の高さをアピールしていた。
また、3D CAD/CAMデータを実物大で立体視できる「Christie HoloDesk」も展示。WUXGA(1,920×1,200)解像度対応でLED光源搭載の3D DLPプロジェクター「Mirage WU-L」を2台使用した72インチの立体ディスプレイで、CAD/CAMデータを高精細の実寸大立体表示できることをアピールしていた。