ヤマハ、1Q業績はAV・IT/楽器事業が堅調に推移 − 通期予想も上方修正
ヤマハ(株)は、平成24年3月期の第1四半期連結業績を発表した。売上高は、為替影響および電子部品事業、その他の事業が減収となったことにより、前年同期比30億円(3.3%)減少の879億円となったものの、東日本大震災の影響による減収を想定していた楽器事業、AV・IT事業は比較的堅調に推移し、AV・IT事業は前年同期比2.8%増の124億円となった。
連結営業利益は、為替影響および震災影響による部品調達難や法人顧客の減産に伴う生産・出荷減等により、対前年同期21億円(39.8%)減少の31億円。またこれに伴い、連結経常利益は対前年同期21億円(43.1%)減少の28億円で、四半期純利益は同17億円(77.2%)減少の5億円となった。
セグメント別では、オーディオが中国をはじめとする新興国で堅調に推移したものの、北米および欧州で減収となり、国内も振るわない結果となったが、一方でカラオケ機器が大きく売上を伸ばしたため全体では増収。ピアノなどの楽器事業も、北米で苦戦したものの国内で堅調に推移したほか、欧州、中国などで売上を伸ばし、為替影響を除くと全体で実質増収となった。
そのほか、音響機器は北米の設備市場に回復の兆しが見られ、中国をはじめとする新興国でも売上げを伸ばし、全体で増収に。音楽教室による収入は前年並みに止まった。セグメント全体では前年同期に比べ、為替影響による減収19億円もあり、前年並みの実績となった。損益面では、為替影響による減益10億円に加え、部品調達難による電子楽器生産への影響、材料価格の高騰等により、減益となった。
また、2012年3月期通期連結業績予想を修正。5月9日の公表時では、震災影響として主に上半期に170億円の減収、60億円の減益を織り込み、売上高3,700億円、営業利益100億円、経常利益80億円、当期純利益50億円としていたが、今回当第1四半期の業績が想定を上回ったことおよび震災影響が当初想定を下回る見込みであること等から、売上高3,780億円(前期比1.1%増)、営業利益125億円(前期比5.1%減)、経常利益105億円(前期比4.3%減)、当期純利益65億円(前期比28.0%増)に上方修正した。
連結営業利益は、為替影響および震災影響による部品調達難や法人顧客の減産に伴う生産・出荷減等により、対前年同期21億円(39.8%)減少の31億円。またこれに伴い、連結経常利益は対前年同期21億円(43.1%)減少の28億円で、四半期純利益は同17億円(77.2%)減少の5億円となった。
セグメント別では、オーディオが中国をはじめとする新興国で堅調に推移したものの、北米および欧州で減収となり、国内も振るわない結果となったが、一方でカラオケ機器が大きく売上を伸ばしたため全体では増収。ピアノなどの楽器事業も、北米で苦戦したものの国内で堅調に推移したほか、欧州、中国などで売上を伸ばし、為替影響を除くと全体で実質増収となった。
そのほか、音響機器は北米の設備市場に回復の兆しが見られ、中国をはじめとする新興国でも売上げを伸ばし、全体で増収に。音楽教室による収入は前年並みに止まった。セグメント全体では前年同期に比べ、為替影響による減収19億円もあり、前年並みの実績となった。損益面では、為替影響による減益10億円に加え、部品調達難による電子楽器生産への影響、材料価格の高騰等により、減益となった。
また、2012年3月期通期連結業績予想を修正。5月9日の公表時では、震災影響として主に上半期に170億円の減収、60億円の減益を織り込み、売上高3,700億円、営業利益100億円、経常利益80億円、当期純利益50億円としていたが、今回当第1四半期の業績が想定を上回ったことおよび震災影響が当初想定を下回る見込みであること等から、売上高3,780億円(前期比1.1%増)、営業利益125億円(前期比5.1%減)、経常利益105億円(前期比4.3%減)、当期純利益65億円(前期比28.0%増)に上方修正した。