ニコン、画質・ズーム・夜撮りを強化した“COOLPIX”6機種を発表

（株）ニコンイメージングジャパンは、画質やレンズズーム、暗所撮影機能の強化を図ったデジタルカメラ“COOLPIX”シリーズの新製品6機種を発表した。

ラインナップにはスリム＆スタイリッシュな「S6200」「S8200」のほか、プロジェクター内蔵の「S1200pj」、タッチパネル対応有機ELモニター搭載の「S100」、ハイエンドコンパクト機の「P7100」、ニコン初のタフネスモデル「AW100」が含まれている。各製品の特徴を順に紹介していく。


・COOLPIX S6200/9月22日発売/￥OPEN（予想実売価格28,000円前後）

有効画素数16メガの1/2.3型CCDを撮像素子として採用。レンズは35mm判換算で広角25mmからの光学10倍ズームNIKKORレンズを搭載する。高倍率ズームレンズを搭載しながら、クラス最小レベルのボディサイズを実現した。

「夜撮りキレイテクノロジー」「手持ち/三脚夜景検出機能」などにより、暗い場所でもきれいな写真撮影を可能にしている。手ブレ補正はレンズシフト方式を採用。動画・静止画ともに撮影素材をアーティスティックに加工できる「スペシャルエフェクト」「フィルター効果」を搭載した。動画撮影は1280×720/30fps対応。動画の記録方式はH.264/MPEG-4 AVCとなりMOV形式で保存される。

カラーバリエーションは、ブリリアントレッド/ナチュラルホワイト/オーシャンブルー/チェリーピンク/プラチナシルバーの5色。ボディとズームレンズの鏡筒の配色も揃えたスタイリッシュなデザインとしている。


・COOLPIX S8200/9月22日発売/￥OPEN（予想実売価格38,000円前後）

有効画素数16.1メガの1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを撮像素子として搭載。レンズは35mm判換算で広角25mmからカバーする、光学14倍ズームのEDレンズ2枚を搭載するNIKKORレンズ。光学10倍ズーム機の前機種「S8100」とほぼ同等のサイズに、独自の高密度設計と新設計の薄型鏡筒を駆使して、光学14倍ズームレンズを搭載した点も特徴となる。手ブレ補正はレンズシフト方式。

新機能の「ぴったりAF」に含まれる「ターゲットファインドAF」では、人物以外の被写体に対してもカメラが自動的にピントを合わせてくれる使い勝手を実現。「顔認識AF2.0」では最大12人まで認識してピントを自動で合わせる。

動画撮影は1920×1080p/約30fpsのフルHD記録に対応。MOV形式での保存となる。カラーバリエーションは、ノーブルブラック/ナチュラルホワイト/ブリリアントレッド/プラチナシルバーの4色展開。


・COOLPIX S100/9月8日発売/￥OPEN（予想実売価格32,000円前後）

スリムな本体に約82万ドットの広視野角3.5型ワイド有機ELモニターを搭載したコンパクト機。撮像素子は有効画素数16メガの1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー。レンズは35mm判換算で約28mmからの撮影画角をカバーする、光学5倍ズームのEDレンズ2枚採用NIKKORレンズ。カラーバリエーションはシャイニーゴールド/プラチナシルバー/ローズピンク。

背面モニターは静電式タッチパネルを採用しており、高速レスポンスが特長。指2本でのピンチIN/OUTズーム操作も可能だ。撮影シャッターやAF/AEコントロール、ターゲット追尾などの操作がタッチパネルから行える。また撮影した写真を簡単に加工できるフィルター効果もタッチ操作に対応した。

3D撮影機能も備えており、シャッターボタンまたはタッチシャッターを押してカメラを平行移動するだけで3D撮影ができる。撮影した3D画像については、3D表示に対応したテレビやパソコンで再生できるほか、ニコンの画像共有・保存サービス「myPicturetown」にアップして、ニコンの3Dデジタルフォトフレーム「NF-300i」でも楽しめる。

動画撮影は1920×1080p/約30fpsのフルHD記録に対応。スローモーション動画や早送り動画など、トリック撮影も楽しめる「HS動画撮影」機能も備えている。


・COOLPIX S1200pj/9月22日発売/￥OPEN（予想実売価格50,000円前後）

本体にプロジェクターを内蔵したコンパクトデジタルカメラの第3弾。撮像素子は有効画素数14.1メガの1/2.3型CCD。35mm判換算で約28mmからの撮影画角をカバーする、光学5倍ズームNIKKORレンズを搭載。1280×720/30fpsの動画撮影も可能。カラーバリエーションはブラックとピンクの2色。

プロジェクター部は前機種の「S1100pj」の14ルーメンから、本機では20ルーメンに約40％アップした。最長投写距離は3m10cm、最大投写サイズは60型まで対応する。単色から3原色のRGB LED光源に変更したほか、sRGB比約100％以上、コントラスト比が200対1以上となる。プロジェクターボタンと兼用したプロジェクタースライドカバーを採用し、レンズにゴミや汚れが付着しにくいよう配慮した。投写時には使用頻度の高い背面ボタンが自動発光し、暗所でも使いやすいよう操作性も向上させている。

本体に専用ケーブルをつないで、iPhone/iPod/iPadに保存した動画や静止画が投写できる。また付属のUSBケーブルでPCにつないで、プレゼンテーション用途にも活用できる。


・COOLPIX AW100/9月8日発売/￥OPEN（予想実売価格43,000円前後）

ニコンブランド初のアウトドアユースをターゲットにしたタフネスモデル“AW（All Weather）”シリーズ。防水・耐衝撃・耐寒仕様を持たせたボディに、有効画素数16メガの裏面照射型CMOSセンサーを搭載した。水深約10mまでの本格防水仕様。カラーバリエーションはサンシャインオレンジ/フォレストカムフラージュ/オーシャンブルー/ナチュラルホワイトの4色。

レンズは35mm判換算で約28mmからの撮影画角をカバーする、光学5倍ズームNIKKORレンズを搭載。背面に「動画撮影ボタン」を配置して、ワンタッチで1920×1080/30fpsのフルHD動画が撮影できる。「HS動画撮影」機能も備えた。手ブレ補正はレンズシフト方式。

ダイビングやスキー用のグローブを装着した状態でも、背面の十字キーを押さずに、ボディ側面に配置した大きなアクションボタンを押しながら、カメラを上下前後に振るだけで各種設定が行える「アクション操作」に対応した。本体にはGPSや電子コンパス、地図表示、ログ機能なども搭載している。


・COOLPIX P7100/9月22日発売/￥OPEN（予想実売価格60,000円前後）

同社のデジタル一眼レフカメラとレンズの技術を、コンパクトサイズの筐体に結集したという、COOLPIXシリーズのフラグシップモデル。有効画素数10.1メガの1/1.7型CCDを撮像素子に採用。レンズは35mm判換算で広角28mmからカバーする、光学7.1倍ズームのNIKKORレンズ。動画撮影は1280×720/30fps対応。レンズシフト方式の手ブレ補正機能を採用する。

本体背面には約92万ドットの広視野角3型チルト式液晶モニターを搭載する。2つのコマンドダイヤルと、1つのロータリーマルチセレクターを搭載し、デジタル一眼レフに近い操作性を持たせている。スペシャルエフェクトも「露光間ズーム」や「クリエイティブモノクロ」など充実した機能を搭載する。


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