シャープ、70V型の液晶“AQUOS"「LC-70X5」 ｰ LEDエリア制御「メガブライトネス」搭載

シャープ（株）は、70V型の液晶テレビ“AQUOS クアトロン 3D"「LC-70X5」を9月25日に発売する。価格はオープンだが80万円前後での販売が予想される。

パネルは70V型（153.9×86.6cm）で、32V型の4倍以上のサイズを実現。解像度は1,920×1,080ピクセルで、同社独自の4原色技術「クアトロン」や紫外線によって配向する「ハイスピードUV²A」などが搭載されている。パネル駆動速度は240Hz駆動。視野角は上下/左右とも176度。

バックライトは直下型LEDを採用し、エリア制御を行う。映像の明るい部分のバックライト輝度を通常の約2倍まで高め、逆に暗い場所の発光は抑える。また、バックライトの輝度情報を画像処理エンジンにフィードバックするなどの処理も行う。同社ではこれらの技術を「メガブライトネス技術」と呼んでおり、テレビコントラスト比は1,500万対1としている。

3Dの視聴にも対応し、メガネフレームメーカーの増永眼鏡（株）と協業し、従来比で約40％の軽量化を実現した3Dメガネを付属する。ディスプレイはTHX社の「THX 3D 認証ディスプレイ技術」を取得している。

録画機能ではUSB-HDD録画に対応。地上デジタルチューナーを3系統備えており、USB-HDDに2番組同時録画しながら、別の地デジチャンネルを視聴することができる。なお録画機能はAVCによる長時間録画や、DTCP-IPダビングにも対応している。BS/110度CSデジタルチューナーは2系統。

音質にも配慮し、4ウェイ8スピーカーの「ARSS」と、低振動ウーファー「Duo Bass」を搭載している。

ネット機能では「スマートファミリンク」に対応。スマートフォンの中の動画や写真、音楽などをテレビで再生する「スマートジャンプ」や、AQUOS PHONEとの連携操作、AQUOSブルーレイ内のコンテンツ再生などが可能だ。

また同社のネットサービス「AQUOS City」にも対応し、ウェブサイトだけでなくVODコンテンツやテレビ番組、USBハードディスクに録画した番組が検索できる「スマートサーチ」や、テレビの電源を入れると、テレビ映像とAQUOS Cityを同時表示する「スマートホーム」画面表示などが利用できる。

消費電力は約285W。省エネ機能も充実させており、リモコンに備えた「セーブモード」ボタンを押すと、画面輝度を抑えて約15％の消費電力低減を行い、さらに画面サイズを約40V型サイズにすることでさらに15％、計30％の節電が可能だ。

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