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CineAltaも刷新、フォーマットのオープン化も

ソニー、8K CMOS搭載のCineAltaカメラ「F65」など発売

公開日 2011/09/07 11:41 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、新開発の8K CMOSセンサーを備え、HDから4K以上の映像にまで対応できる“CineAlta”シリーズの業務用カメラ「F65」を2012年1月に発売する。

“CineAlta”シリーズの業務用カメラ「F65」

カメラを後ろから見たところ

同社では今年4月、本機を第3四半期に発売するとしていた(関連ニュース)。今回正式な発売時期と価格が発表された格好だ。

F65の価格は、通常モデルが4,935,000円(税込)、ロータリーシャッターとNDフィルターを内蔵した「F65RS」が5,985,000円(税込)。

記録には“SRMASTER”ポータブルレコーダー「SR-R4」(1,627,500円)を使用し、同日発表された、最大1TB、記録レート5.5Gbpsの新メディア“SRMemory”に16ビットのリニアRAWデータ「F65RAW」で記録する。またSR-R4用のコントロールパネル「SRK-CP1」(210,000円)も用意される。

なおSRMemoryに記録する「F65RAW」フォーマットは、MPEG4 SStPをコーデックとして用いる「SRMASTER」フォーマットへ新たに加えるとともに、オープンプラットフォームとして提供する。これにより同フォーマットへの、ノンリニア編集やカラーグレーディングなど、業界の映像制作機器メーカー各社の幅広い採用を促す。

「F65」の撮像素子は水平画素が8Kで、総画素数は約2,000万画素。スーパー35mmカメラとして業界最高の解像度となる。最大120コマ/秒のハイフレームレート撮影が可能で、可変速撮影にも対応。1〜120pの任意のフレームレートでの撮影や、記録しながらのフレームレート変更にも対応している。

水平画素8K、総画素数は約2,000万画素のCMOSセンサー

ラティチュードについても、同社の従来機であるF35の12ストップを越える14ストップを実現。暗部の粒状性がよく、かつハイライトの白飛びの少ない撮影が可能になる。

色再現性もF35を越える高色域とし、AMPAS-IIF仕様に準拠した現像処理を行うことで、極めてフィルムに近いコントラストと色再現性を得られるという。

なおカメラ内にもHD現像ハードウェアを内蔵。カメラのビューファインダーやモニタなどで、従来通りのHDモニタリングが行える。

また操作面では、Wi-Fiアダプタ「CBK-WA01」をUSBで接続することで、別売りのタブレット端末からワイヤレスでカメラをコントロールすることが可能となっている。

CineAltaブランドのロゴと定義も刷新。4K以上の機器に使用される

同社では本機の発売に合わせ、CineAltaブランドのロゴと定義を刷新する。新CineAltaブランドはHDTVを超えた、4Kの制作環境を提供する撮影機器に用いられるという。

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