東芝、レグザAppsコネクトの新サービス「RZランキング」を開始 − 「RZタグラー」も更新しTwitter連携など追加

（株）東芝は、クラウドサービス「レグザAppsコネクト」の新サービス「RZランキング」や、Twitterとアプリの連携を発表した。またAndroid版アプリ「RZタグラー」も、両サービス対応のVer.2.0にアップデートする。

「レグザAppsコネクト」は、同社製テレビやレコーダーなどを、クラウドとスマートフォンやPC用アプリを活用して新たな操作性と視聴スタイルを実現させる独自のサービス。

今回「レグザAppsコネクト」のユーザー間でシェアする「タグリスト」や「タグ」情報をランキング形式で表示する「RZランキング」が新サービスとして加わるほか、ソーシャルサービス「Twitter」のクライアントアプリを「レグザAppsコネクト」専用アプリに組み込むなど、新機能を追加する。

「RZタグラー」は対応する東芝製テレビやレコーダーをホームネットワーク経由で操作したり、ユーザー同士で「タグリスト」を作成・共有することができるアプリ。Android版「RZタグラー」（関連ニュース）は今年4月から無償配布がスタートしているが、今回「RZランキング」やTwitterとの連携機能を追加した“Ver.2.0”アップデートが10月上旬に実施される。

なお対応機器については、アップデート実施後も従来通りで、変更はない。


■人気のタグリストや“タグラー”ユーザーが閲覧できる「RZランキング」

「RZランキング」は、東芝がレグザAppsコネクトに本日9月28日から追加する新サービス。スマートフォンやPCからオープンに利用でき、「RZタグラー」のユーザーが公開・利用したデータを“ランキング情報”として集計し、公開している。

「RZランキング」サービスには大きく分けて6つのメニューがある。「人気タグリスト」は、月曜から日曜までの1週間の集計を取り、利用された回数の多いタグリストをランキング形式で紹介するもの。データ更新は毎週月曜日を予定している。ほかにも週単位で更新されるメニューとして、タグリストが公開されている人気番組をチェックできる「人気番組」、人気のタグリスト作成者“タグラー”と、そのタグラーが作成したタグリストがチェックできる「人気タグラー」がある。

「今週のベスト3」は、人気タグリスト/人気番組/人気タグラーのトップ3をまとめてチェックできるメニュー。「新着タグリスト」からは毎日更新される最新のタグリスト情報を確認できる。また「タグリスト検索」からは、番組の放送日、関連するキーワードからタグリストやタグ名を検索することが可能だ。

「RZランキング」ではまた、ランキングの閲覧だけでなくタグリスト内の「タグ」ごとに詳細情報の確認も行える。例えば「人気タグリスト」から気になるタグリストをタップするとタグリストの詳細画面が表示され、番組の放送日時や作成者、リスト内につくられたタグ一覧などを確認することが可能だ。

この詳細画面には左上に「ツイートする」ボタンが設けられており、タップすると自分のTwitterアカウントから「RZランキング」内で参照しているタグリストの詳細情報をツイートできる。またページ上にはAndroidマーケットやAppStoreの「RZタグラー」アプリのダウンロードページへのリンクも用意されており、アプリに興味を持ったらリンクを辿ってすぐにダウンロードが行えるようになっている。


■Android「RZタグラー」の進化のポイント

「RZランキング」サービスのスタート後に、Android版「RZタグラー」のバージョンアップも実施される。アプリを起動すると新設されたメニューページが最初に立ち上がり、従来からの「タグリスト」を利用/作成するためのボタンや、「RZランキング」の各メニューを配置したボタン、並びにTwitterのハッシュタグ「#taglist」のタイムラインが見られるボタンがレイアウトされた。

「人気タグリスト」「人気番組」「人気タグラー」のボタンをタップすると「RZランキング」へ直接アクセスし、それぞれのランキングを閲覧できる。また「新着タグリスト」をタップすると「RZランキング」の新着タグリストが表示され、お気に入りの番組のタグリストが公開されているかをチェックできる。また「タグリスト検索」のボタンからは「RZランキング」の検索システムが利用でき、番組の放送日やキーワードでタグリスト/タグ名の検索が行える。


■Twitter連携のサービスも追加

従来の「RZタグラー」には、タグリスト上の任意のタグにユーザーがコメントを付け加えられる「リタグ」の機能が設けられていたが、Ver.2.0では本機能がTwitter上で行えるようになった。

タグ一覧の右側に配置されたツイートボタンをタップすると、タグへの評価やコメントをツイートでき、従来はRZタグラーのユーザー同士が共有できたリタグのコメントが、Twitter上により広く公開される。また、ユーザーが作成したタグリストへのコメントもツイートできるよう、タグリスト表示の画面トップにツイートボタンが設けられている。

「RZタグラー」のユーザーは、タグリストを作成したのち、投稿する際にTwitterで告知することも可能だ。タグリストを公開する際、「このリストを公開」するボタンをタップすると、そのタグリストをツイートするか尋ねられる。ツイートを選択すると、アプリ上で「Twitterに投稿」するための入力画面が立ち上がり、詳細情報のURLとハッシュタグ「#taglist」を自動で埋め込んだツイートが行える。


■その他の「RZタグラー」進化ポイント

その他、Android版からVer.2.0に更新される「RZタグラー」では、いくつかのアップデートが実現されている。タブレット版アプリでは、横位置でリモコン画面を表示した際にマルチページ表示が可能になった。

またタグリスト上でタグ一覧を表示しながら番組再生を行う際、従来はタグをスキップしたい場合はリストからタップして選択するしかなかったが、今回のバージョンアップによりタグをチャプターのようにスキップできる矢印ボタンが新たに設けられた。

「RZタグラー」のユーザーである“タグラー”の累積レベルを16段階で“格付け”して、アイコンでわかりやすく見られるようにした「タグラーレベル」も新設される。

タグラーが作成・公開したタグリストの数、他のユーザーから評価・利用された回数などから、タグラーのレベルを「プラチナ/ゴールド/シルバー/ブロンズ/グリーン/ブルー」の6色と、3つの★評価との組み合わせによる計16段階（最高位のプラチナは★1つのみ）でランク付けしたアイコンがユーザーのプロフィールなどに表示されるようになる。タグリストが他のユーザーに利用されたり、人気の高いタグリストをつくるほどランクが上がっていく仕組みになるという。

その他、タグリストの作成はしないが、見るだけなら利用したいというユーザーのために、HDEXサービス（レグザAppsコネクトサービス）を利用するためのアカウント登録が不要になり、より手軽にサービスが楽しめるようになった。

なお「RZタグラー」のバージョンアップはAndroid版から10月上旬に公開され、以後順次iOS版やWin/Mac版も提供される予定という。


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