“AQUOS BOARD”や「SmartCentral」機能もアピール
<CES>シャープ、“AQUOS クアトロン 3D"80型モデルなどを発表 − スマートテレビ機能も搭載
シャープは、本日International CESにてプレスカンファレンスを開催した。
冒頭登壇したのは、シャープ(株)常務執行役員 米州本部 本部長 兼 シャープ・エレクトロニクス・コーポレーション会長 兼 社長の高橋興三氏。
2012年9月15日に創業100周年を迎える同社は、プレスカンファレンスでも100周年記念ロゴをアピール。
「1912年の創業以来、シャープは常にイノベーションの最先端にいた。創業者の早川徳次が説いた『まねされる商品をつくれ』という思想は今でも受け継がれており、太陽光発電、携帯電話、液晶ディスプレイなど、先進的な製品を次々と世に送り出してきた。シャープの描く夢は大きい。テレビ事業では1983年の3型TFTカラー液晶ディスプレイを、1991年は当時世界初且つ世界最大の壁掛けテレビ“液晶ミュージアム”〈9E‐HC1〉をリリースした。また1966年には当時世界最大の太陽電池を長崎県に設置した。シャープは100年間、大きく考えてきた(Thinking big)。非常に大きい第10世代マザーガラスを採用した液晶パネル工場も保有しており、60型以上のテレビ市場を牽引する存在となっている」と、“Big”という言葉を何度も引き合いに出し、同社の強みをアピールした。
今回シャープ出展内容の目玉となっているのは、80型モデルなど北米市場向け“AQUOS クアトロン 3D"新シリーズ、動画やSNSなどを統合利用できる「SmartCentral」機能、会議などで使えるタッチ操作対応ディスプレイ“AQUOS BOARD"だ。それぞれの詳細について、以下にお伝えしたい。
■北米市場向け“AQUOS クアトロン 3D"80型モデルなど大型液晶テレビ新製品多数
同社は、先日日本でも説明をおこなったとおり(関連ニュース)、北米市場にて、大型モデルのラインナップ拡充を今後さらに推し進める考え。2012年には32型から80型までのLEDバックライト採用テレビ新モデルをラインナップするが、そのうち60型以上のモデルは20以上にのぼるとのことだ。
60型以上のモデルでは、Wi-Fiを内蔵するほか、「SmartCentral」機能を搭載しているのが特徴のひとつだ。
「SmartCentral」とは、シャープ独自のスマートテレビ機能。ウェブ閲覧やコンテンツ検索、Facebook、twitterといったSNSへのアクセスを統合的に行うことができる。また、インターフェースやお気に入りをカスタマイズしたアカウントを4ユーザー分まで保存可能。スマートテレビ関連ではもうひとつ「Sharp AQUOS Beamzit」機能も用意。これはメディア間シェアアプリで、iOS端末/Android端末とテレビの間で、写真や音楽をWi-Fi経由でワイヤレス共有することができるというものだ。
では以下に新モデル各シリーズの特徴を見ていこう。
“AQUOS クアトロン 3D”945シリーズは60型の「LC-60LE945U」と70型の「LC-70LE945U」をラインナップ。Quattron Quad Pixel Plus IIを採用し、エリア駆動可能なLEDバックライトを搭載している。パネルは240Hz駆動。「SmartCentral」やWi-Fi内蔵。今夏の市場投入を予定している。
“AQUOS クアトロン 3D”847シリーズは、60型の「LC-60LE847U」(想定売価3,199ドル)と70型の「LC-70LE847U」(同4,199ドル)、そして80型の「LC-80LE844U」(同6,499ドル)をラインナップする。発売は今年4月の予定。80型液晶テレビは既に北米市場で販売しているが、今回3Dに対応したのがポイントなのだという。
8シリーズの特徴は、ブラックのアルミを使ったウルトラスリムベゼルデザインだ。80型モデルは全面LEDバックライトだが、70型/60型はエッジ配置となる。液晶パネルは240Hz駆動対応のもので、Quattron Quad Pixel Plus IIを採用。本シリーズもWi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
LEDバックライトを採用した3D対応の“AQUOS”745シリーズは、60型の「LC-60LE745U」(想定売価2,699ドル)と70型の「LC-70LE745U」(同3,599ドル)をラインナップし、3月に発売予定。こちらも、リッチブラックのアルミを使ったウルトラスリムベゼルデザインが特徴のひとつ。バックライトは全モデルエッジ配置で、パネルは120Hz駆動のものを採用している。本シリーズもWi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
そのほか、“AQUOS" 640シリーズ、540シリーズも用意される。ラインナップは「LC-42LE540U」、「LC-46LE540U」、「LC-52LE640U」(想定売価1,699ドル)、「LC-60LE640U」(同2,699ドル)、「LC-70LE640U」(同3,299ドル)。6シリーズは2月、5シリーズは3月の発売を予定している。
バックライトはエッジ配置で、新ナローベゼルデザインを採用している。他のシリーズと同じく、Wi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
そのほか、北米ではこれから導入される予定のフリースタイルAQUOSも紹介。フリースタイルAQUOSを持ったモデルがファッションショーのように会場内をウォーキングし、製品のスタイリッシュさをアピールしていた。
■北米市場向け3Dプロジェクターも登場
3D対応のDLPプロジェクター「XV-Z30000」を北米市場に投入することも明らかにされた。コントラスト比50,000対1、1,600ANSIルーメンを実現。レンズシフト調整などを容易に行えるのが特徴だという。
■インタラクティブコミュニケーションを実現するタッチ操作対応80型ディスプレイ“AQUOS BOARD”
“AQUOS BOARD”「PN-L802B」は、microsoftのOSを搭載したインタラクティブコミュニケーションディスプレイ。シャープのUV2Aパネルと全面LEDバックライトを採用している。解像度はフルHD。同社は「ビデオ会議やデジタルサイネージなどに便利」としている。
オフィスのロビー、学校や空港、ショッピングモール、展示ホールやホテルなどでの使用を想定している。
発売日は2月で、13,795ドルの販売を予定している。
そのほかプレスカンファレンスでは、、8K4Kスーパーハイビジョン対応の85V型液晶ディスプレイ(関連ニュース)や、アイキューブド研究所と共同開発している"ICC 4K 液晶テレビ"などについてもアピールしていた。
冒頭登壇したのは、シャープ(株)常務執行役員 米州本部 本部長 兼 シャープ・エレクトロニクス・コーポレーション会長 兼 社長の高橋興三氏。
2012年9月15日に創業100周年を迎える同社は、プレスカンファレンスでも100周年記念ロゴをアピール。
「1912年の創業以来、シャープは常にイノベーションの最先端にいた。創業者の早川徳次が説いた『まねされる商品をつくれ』という思想は今でも受け継がれており、太陽光発電、携帯電話、液晶ディスプレイなど、先進的な製品を次々と世に送り出してきた。シャープの描く夢は大きい。テレビ事業では1983年の3型TFTカラー液晶ディスプレイを、1991年は当時世界初且つ世界最大の壁掛けテレビ“液晶ミュージアム”〈9E‐HC1〉をリリースした。また1966年には当時世界最大の太陽電池を長崎県に設置した。シャープは100年間、大きく考えてきた(Thinking big)。非常に大きい第10世代マザーガラスを採用した液晶パネル工場も保有しており、60型以上のテレビ市場を牽引する存在となっている」と、“Big”という言葉を何度も引き合いに出し、同社の強みをアピールした。
今回シャープ出展内容の目玉となっているのは、80型モデルなど北米市場向け“AQUOS クアトロン 3D"新シリーズ、動画やSNSなどを統合利用できる「SmartCentral」機能、会議などで使えるタッチ操作対応ディスプレイ“AQUOS BOARD"だ。それぞれの詳細について、以下にお伝えしたい。
■北米市場向け“AQUOS クアトロン 3D"80型モデルなど大型液晶テレビ新製品多数
同社は、先日日本でも説明をおこなったとおり(関連ニュース)、北米市場にて、大型モデルのラインナップ拡充を今後さらに推し進める考え。2012年には32型から80型までのLEDバックライト採用テレビ新モデルをラインナップするが、そのうち60型以上のモデルは20以上にのぼるとのことだ。
60型以上のモデルでは、Wi-Fiを内蔵するほか、「SmartCentral」機能を搭載しているのが特徴のひとつだ。
「SmartCentral」とは、シャープ独自のスマートテレビ機能。ウェブ閲覧やコンテンツ検索、Facebook、twitterといったSNSへのアクセスを統合的に行うことができる。また、インターフェースやお気に入りをカスタマイズしたアカウントを4ユーザー分まで保存可能。スマートテレビ関連ではもうひとつ「Sharp AQUOS Beamzit」機能も用意。これはメディア間シェアアプリで、iOS端末/Android端末とテレビの間で、写真や音楽をWi-Fi経由でワイヤレス共有することができるというものだ。
では以下に新モデル各シリーズの特徴を見ていこう。
“AQUOS クアトロン 3D”945シリーズは60型の「LC-60LE945U」と70型の「LC-70LE945U」をラインナップ。Quattron Quad Pixel Plus IIを採用し、エリア駆動可能なLEDバックライトを搭載している。パネルは240Hz駆動。「SmartCentral」やWi-Fi内蔵。今夏の市場投入を予定している。
“AQUOS クアトロン 3D”847シリーズは、60型の「LC-60LE847U」(想定売価3,199ドル)と70型の「LC-70LE847U」(同4,199ドル)、そして80型の「LC-80LE844U」(同6,499ドル)をラインナップする。発売は今年4月の予定。80型液晶テレビは既に北米市場で販売しているが、今回3Dに対応したのがポイントなのだという。
8シリーズの特徴は、ブラックのアルミを使ったウルトラスリムベゼルデザインだ。80型モデルは全面LEDバックライトだが、70型/60型はエッジ配置となる。液晶パネルは240Hz駆動対応のもので、Quattron Quad Pixel Plus IIを採用。本シリーズもWi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
LEDバックライトを採用した3D対応の“AQUOS”745シリーズは、60型の「LC-60LE745U」(想定売価2,699ドル)と70型の「LC-70LE745U」(同3,599ドル)をラインナップし、3月に発売予定。こちらも、リッチブラックのアルミを使ったウルトラスリムベゼルデザインが特徴のひとつ。バックライトは全モデルエッジ配置で、パネルは120Hz駆動のものを採用している。本シリーズもWi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
そのほか、“AQUOS" 640シリーズ、540シリーズも用意される。ラインナップは「LC-42LE540U」、「LC-46LE540U」、「LC-52LE640U」(想定売価1,699ドル)、「LC-60LE640U」(同2,699ドル)、「LC-70LE640U」(同3,299ドル)。6シリーズは2月、5シリーズは3月の発売を予定している。
バックライトはエッジ配置で、新ナローベゼルデザインを採用している。他のシリーズと同じく、Wi-FIを内蔵し、SmartCentral対応、HDMIは入力を4系統備えている。
そのほか、北米ではこれから導入される予定のフリースタイルAQUOSも紹介。フリースタイルAQUOSを持ったモデルがファッションショーのように会場内をウォーキングし、製品のスタイリッシュさをアピールしていた。
■北米市場向け3Dプロジェクターも登場
3D対応のDLPプロジェクター「XV-Z30000」を北米市場に投入することも明らかにされた。コントラスト比50,000対1、1,600ANSIルーメンを実現。レンズシフト調整などを容易に行えるのが特徴だという。
■インタラクティブコミュニケーションを実現するタッチ操作対応80型ディスプレイ“AQUOS BOARD”
“AQUOS BOARD”「PN-L802B」は、microsoftのOSを搭載したインタラクティブコミュニケーションディスプレイ。シャープのUV2Aパネルと全面LEDバックライトを採用している。解像度はフルHD。同社は「ビデオ会議やデジタルサイネージなどに便利」としている。
オフィスのロビー、学校や空港、ショッピングモール、展示ホールやホテルなどでの使用を想定している。
発売日は2月で、13,795ドルの販売を予定している。
そのほかプレスカンファレンスでは、、8K4Kスーパーハイビジョン対応の85V型液晶ディスプレイ(関連ニュース)や、アイキューブド研究所と共同開発している"ICC 4K 液晶テレビ"などについてもアピールしていた。