スマートテレビの価値強化も宣言
<CES>LGプレスカンファレンス − 55インチの有機ELテレビがお目見え
LGはCES会場となる米国ラスベガス現地時間9日の午前8時から、プレス向けのカンファレンスを開催した。会場には多数のプレス関係者が集まり、広い会場内の席がすべて埋まる盛況ぶりだった。本項では同社の2012年のビジネスプランや商品戦略についてお伝えする。
プレスカンファレンスでLGから発表されたキーワードは、「Cinema 3D Smart TV」「Smart Share Plus」「Smart Appliances(スマート家電)」の3つ。
まずひとつめの「Cinema 3D Smart TV」について。昨年度に多くのCinema 3Dテレビを発売したが、本年度は従来製品よりもさらに大型化を目指すとのこと。従来の最大画面サイズは72型だったが、本年度は84型 4Kモデルの開発に取り組むという。LEDバックライトを採用したモデルの更なる薄型化や、新たなリモコンの採用による操作性の向上、スマートTVとしての直感的でスムーズな操作感の実現についても宣言された。なお、同社ではテレビ製品のラインナップにおける50%を「3D+スマートTV」のモデルにしていくという。
テレビには新たに『L9 Chipset』を採用。同チップの採用により、従来以上にマルチな動作と3D映像の画質向上を実現している。2012年の「CINEMA 3D」では、クロストークやフリッカーの低減、ユーザーが行える3D映像のカスタマイズ機能の向上、軽くストレスの無い3Dグラスの開発、広視野角化、3Dコンテンツの拡大を行っていくという。
要注目の3D技術に挙げられるのが「裸眼3D」だ。裸眼3DはPCディスプレイだけでなくテレビにも搭載を検討しているという。また3Dの没入感をさらに高める技術としては、3Dの奥行き感のコントロールや、さらには3D映像に合った音環境の構築が必要と説明。3D対応のスマートTVには「ズーミング3Dサウンド」と呼ばれる新技術を搭載する計画だ。また同社のサラウンドシステムの「BH9420PW」と組み合わせることで、さらに3D映像への没入感を高めることが可能であるという。
「Smart Share Plus」については、スマートの拡大や製品の品質向上に関する内容が発表された。「Network File Browser」「WiFi Screen Share」「2nd Display」「Mobile HD Link」「WiDi」の5つの環境を、従来以上に結びつけていくという。スマートな環境を広めていく中でも、エコを同時に追求していく考えも示された。
同社のスマートフォンでは、メトロPCSコミュニケーションズ社と共同開発したモデルを発表。4Gに対応、1.5GHzデュアルコアプロセッサ搭載や720pのHDビデオ撮影を実現したモデルだ。
「TrueHD IPS」パネルを搭載し、視野角や解像度、色階調などがさらに向上している。スマートモデルの拡充に必要なものとしては「新たなユーザー体験」「ウェブブラウザのさらなる改善」「より多くの新しいコンテンツ」が挙げられた。
「Smart Appliances(スマート家電)」では、より実用的なアプリケーションの開発にも取り組んでいくという。冷蔵庫であれば、食品鮮度の管理や家族の健康を考慮したレシピの提供などに、日々の暮らしに役立つアプリケーションを開発する。その数値や各種内容をスマートフォンやタブレット機器で確認できるなどの使い勝手を提供することで、より実用度の高いスマート家電を開発していく。
今回最も注目が集まったのが、やはり55インチサイズの3D対応有機ELテレビの登場であった。カンファレンスのスタート前から壇上に配置されていた本機の、黒いベールが外されて姿を表すと、会場全体が驚きの声で包まれた。今年のCESで発表が予告されていた製品の中でも、最も期待の高いモデルの一つがお目見えした。
画質面での大きな特徴は、高いコントラストと鮮やかな色彩表現だ。液晶ディスプレイでは成し得なかった色再現を実現し、また同時に高速応答性も兼ね備えているため、動画再生の解像度も高い。今回のモデルには同社独自の「Film-type Patterned Retarder」(FPR)パネル技術を搭載しているとのこと。カンファレンスでは、製品の詳細を聞くことは出来なかったが、本モデルについては、後ほどブースのレポートにて詳しく紹介したいと思う。LGブースの展示内容も十分期待できるプレスカンファレンスだった。
プレスカンファレンスでLGから発表されたキーワードは、「Cinema 3D Smart TV」「Smart Share Plus」「Smart Appliances(スマート家電)」の3つ。
まずひとつめの「Cinema 3D Smart TV」について。昨年度に多くのCinema 3Dテレビを発売したが、本年度は従来製品よりもさらに大型化を目指すとのこと。従来の最大画面サイズは72型だったが、本年度は84型 4Kモデルの開発に取り組むという。LEDバックライトを採用したモデルの更なる薄型化や、新たなリモコンの採用による操作性の向上、スマートTVとしての直感的でスムーズな操作感の実現についても宣言された。なお、同社ではテレビ製品のラインナップにおける50%を「3D+スマートTV」のモデルにしていくという。
テレビには新たに『L9 Chipset』を採用。同チップの採用により、従来以上にマルチな動作と3D映像の画質向上を実現している。2012年の「CINEMA 3D」では、クロストークやフリッカーの低減、ユーザーが行える3D映像のカスタマイズ機能の向上、軽くストレスの無い3Dグラスの開発、広視野角化、3Dコンテンツの拡大を行っていくという。
要注目の3D技術に挙げられるのが「裸眼3D」だ。裸眼3DはPCディスプレイだけでなくテレビにも搭載を検討しているという。また3Dの没入感をさらに高める技術としては、3Dの奥行き感のコントロールや、さらには3D映像に合った音環境の構築が必要と説明。3D対応のスマートTVには「ズーミング3Dサウンド」と呼ばれる新技術を搭載する計画だ。また同社のサラウンドシステムの「BH9420PW」と組み合わせることで、さらに3D映像への没入感を高めることが可能であるという。
「Smart Share Plus」については、スマートの拡大や製品の品質向上に関する内容が発表された。「Network File Browser」「WiFi Screen Share」「2nd Display」「Mobile HD Link」「WiDi」の5つの環境を、従来以上に結びつけていくという。スマートな環境を広めていく中でも、エコを同時に追求していく考えも示された。
同社のスマートフォンでは、メトロPCSコミュニケーションズ社と共同開発したモデルを発表。4Gに対応、1.5GHzデュアルコアプロセッサ搭載や720pのHDビデオ撮影を実現したモデルだ。
「TrueHD IPS」パネルを搭載し、視野角や解像度、色階調などがさらに向上している。スマートモデルの拡充に必要なものとしては「新たなユーザー体験」「ウェブブラウザのさらなる改善」「より多くの新しいコンテンツ」が挙げられた。
「Smart Appliances(スマート家電)」では、より実用的なアプリケーションの開発にも取り組んでいくという。冷蔵庫であれば、食品鮮度の管理や家族の健康を考慮したレシピの提供などに、日々の暮らしに役立つアプリケーションを開発する。その数値や各種内容をスマートフォンやタブレット機器で確認できるなどの使い勝手を提供することで、より実用度の高いスマート家電を開発していく。
今回最も注目が集まったのが、やはり55インチサイズの3D対応有機ELテレビの登場であった。カンファレンスのスタート前から壇上に配置されていた本機の、黒いベールが外されて姿を表すと、会場全体が驚きの声で包まれた。今年のCESで発表が予告されていた製品の中でも、最も期待の高いモデルの一つがお目見えした。
画質面での大きな特徴は、高いコントラストと鮮やかな色彩表現だ。液晶ディスプレイでは成し得なかった色再現を実現し、また同時に高速応答性も兼ね備えているため、動画再生の解像度も高い。今回のモデルには同社独自の「Film-type Patterned Retarder」(FPR)パネル技術を搭載しているとのこと。カンファレンスでは、製品の詳細を聞くことは出来なかったが、本モデルについては、後ほどブースのレポートにて詳しく紹介したいと思う。LGブースの展示内容も十分期待できるプレスカンファレンスだった。