e☆イヤホン主催イベント
「ポータブルオーディオフェスティバル」レポート2:SOUL by Ludacris新色/ORTOFONヘッドホンアンプ
大阪・日本橋のヘッドホン専門店、e☆イヤホンが主催する「ポータブルオーディオフェスティバル」が2月25日に開催された。
会場内を階段で2階に上がると、真っ先に目にとびこんでくるのが「S」の文字。CAVジャパンのブースには、Soul by Ludacrisの新色が多数登場している。
SL100にはゴールド(ホワイト)とピンクの2色、SL49にはBIGBANGモデルとしても知られるレッドとグリーンに加えて、かわいらしいピンクも追加。光沢感のある仕上げが美しく、多くの来場者が足をとめていた。
オルトフォンはバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載したプレミアムイヤホン、eQ5とeQ7を展示。発売当初とはロゴの刻印方法が変更されるなど、マイナーチェンジされている部分もあるようだ。
そして最大の目玉はヘッドホンアンプ。外観はまだこれからも大幅にメスが入るようだが、音は「ほぼ最終のイメージ」とのこと。完全ディスクリート構成のアナログヘッドホンアンプで、実際に同社のイヤホンで比較試聴してみると、音の情報量がぐっと増え、音の広がりやエネルギーが数段あがることを確認できた。6月下旬にリリース予定とのことで、嫌がおうにも期待は高まる。
クレシンジャパンはPHIATONブランドとCRESYNブランド、それぞれの現行ラインアップを展示。またPHIATONの新製品「PS 30」の試作品も見ることができた。軽快なデザインで穏やかな音調。ドライバーは40mm、再生周波数帯域は20〜22,000Hz、重量は105g。キャリングケースとケーブル2種(通常タイプとiPhone対応ケーブル)を付属する。まだ日本での展開は未定というが、大いに期待したいアイテムのひとつだ。
協和ハーモネットはZERO AUDIOブランドのバランスド・アーマチュア・ドライバー搭載イヤホンを展示。アンケート回答者にはオリジナルのノベルティグッズが配布されていた。
mix-styleはカラフルでポップなデザインで異彩を放っていた。「ヘッドホンをスニーカーのようにとらえてデザインをしている」そうで、素材感や色づかいへの細やかな心配りが印象的だった。オーバーヘッド型ヘッドホンnovelは数字を大胆にボディにあしらった個性派。約2年の開発期間をかけたという力作で、音質はクリアでエネルギーも十分。そして何より着け心地がいい。低反発イヤーパッドの採用と側圧の最適化によって、この抜群のフィット感を実現しているという。価格は19,800円。
そのほかスターをあしらったオーバーヘッド型とイヤホンもラインアップ。ちなみに現在開発中の商品も、ちらりと拝見することができた。今後の展開にも期待したい。
TASCAMのブースでは、価格改定がおこなわれたベイヤーダイナミックの人気ヘッドホンがずらり。ティアックのプレミアムコンパクトオーディオ01シリーズとの組み合わせによる試聴コーナーが人気を集めていた。ICEPowerを積んだUSB-DAC搭載プリメインアンプA-H01が好評で「デスクトップでPCと組み合わせる用途はもちろん、リビングオーディオとして使われるケースも多い」という。
イースペックのブースでは、DJ/スタジオエンジニア用に開発された大音量入力にも耐えうるモニターヘッドホン「Neu」ブランドの製品を2機種展示していた。いずれも「バランス重視のオールジャンル対応の音づくりを目指している」とのことで、HX-6000は市場価格3,980円、HX-3000は2,980円。HX-6000は見た目よりも軽快な装着感で、音はやや高域寄りのイメージだった。
ヒビノはAKGの業務用ヘッドホンを展示。K702が人気とのことで、K701との違いを熱心に聞くお客さんが多いのだという。
D&Mホールディングスのブースには、デノンやB&Wの売れ筋ヘッドホンが並ぶ。オーバーヘッド型ヘッドホンではAH-D1100、イヤホンではAH-C260がロングセラーとなっているそうだ。
タイムロードはいまやプレミアムヘッドホンの代名詞ともなっているウルトラゾーンを大々的に展示。贅を尽くしたeditionシリーズのほか、最新モデルSignature PROなどを展示。来場者から熱い注目を集めていた。
さらにApril Musicの192kHz/24bitに対応するUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプEXiMUS DP1や、Qables.comのポータブルヘッドホンアンプiQube V3などが展示されていた。
アコースティックフィールドは、小型スタイリッシュなハンドメイドオーディオで人気を集めるMH audioブランドの製品を展示。ヘッドホンアンプやヘッドホンスタンド、"WALKMAN"やiPodのドックケーブルを展示。緑と透明の被覆のものは、金と銀の合金素材「オーグライン」を採用しているとのこと。詳細は同社のブログも参考にしてほしい。
メースの目玉はFanny Wangのヘッドホン2012年春モデル。男女問わず、ファッションにあわせて選べるカラー展開で、手触りのよいラバーコーティングが施されているほか、同じ音源をふたりで聴けるようにデュオジャックを採用するなど、かなりの個性派ヘッドホンとなっている。注目はおしゃれなパステルカラーをまとったオンイヤー型の1003。旧モデルはピンクとホワイトが好評だったそうで、女性からの支持も厚いようだ。
さらにカリフォルニア生まれの気鋭のブランド、HRT社のヘッドホンアンプ、Head Streamerもヒットの予感が漂うアイテムのひとつ。96kHz/24bit対応やジッターを低減するアシンクロナス回路を搭載するなど充実のスペックだが、タバコケースほどのコンパクトな筐体でUSBバスパワーでも駆動できる。定価は27,300円。ちなみにどちらの製品も3月中の発売を予定しているそうだ。
ナスペックのブースで注目はケンブリッジオーディオのDAC Magic Plus。入力信号を384kHz/24bitにアップサンプリングできる点が最大のトピック。価格はオープンだが、75,000円前後での販売が予想されるとのこと。国内での導入時期は未定だが、オプションを本体背面Ext.Device端子に挿すことでBluetoothによる接続に対応し、しかもapt-x対応とする予定という。
さらに台湾発、新進気鋭のオーディオブランド、KingRex製品も展示。こちらは新たに国内導入されるモデルとしてHeadquarters/HQ-1が披露されていた。4月発売予定で、価格はおそらく9〜10万円くらいになるという。
フルテックはPCオーディオブランド、ADL(ALPHA DESIGN LABS)の新製品がずらりと並ぶ。まずはヘッドホンアンプから紹介しよう。
先日リリースされたばかりの新製品STRIDEはブラックとシルバーの2色展開で、価格は25,200円。帆をイメージしてデザインされたCRUISEと同じ形状のデザインで、価格を抑えたハイCPモデル。192kHz/24bit Wolfson WM8716 DACチップを搭載するなど、充実のスペックを誇る。
そのほか参考出品されていたEsprit(エスプリ)はプリアンプ機能を充実させたハイレゾ対応のUSB-DAC。発売はゴールデンウィーク前後になる見込みで、価格は未定とのこと。現在発売中のフォノイコ付きモデルGT-40の上位機にあたる。192kHz/24bit Wolfson WM8716 DACチップ搭載、ADCはダイナミックレンジ114dB、192kHz/24bitのマルチビット シーラスロジックCS5361チップを採用している。ヘッドホンアンプは32Ωから600Ωまで、幅広いタイプのヘッドホンに対応できる仕様だという。
さらにケーブルも盛りだくさん。初となるドックケーブルiD-30PAシリーズは4月以降に順次発売予定。そのほか3月発売予定のアイテムとして、FireBirdケーブルシリーズ(FireWire/0.6mの場合9,975円)、iD-35Rシリーズ(ステレオミニジャックtoRCA/0.6mの場合5,985円)が展示されていた。
イヤホンを自社工場で生産しているという多摩電子工業のブースには、ハウジングにバンブー(竹)を採用したイヤホン(実売4,000円程度)や、外観は同じだが強調する音域の違いによって3つのバージョンがあるというアルミハウジングを採用したS1210シリーズ(実売7,000円程度)など、個性的なモデルが並んでいた。
会場内を階段で2階に上がると、真っ先に目にとびこんでくるのが「S」の文字。CAVジャパンのブースには、Soul by Ludacrisの新色が多数登場している。
SL100にはゴールド(ホワイト)とピンクの2色、SL49にはBIGBANGモデルとしても知られるレッドとグリーンに加えて、かわいらしいピンクも追加。光沢感のある仕上げが美しく、多くの来場者が足をとめていた。
オルトフォンはバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載したプレミアムイヤホン、eQ5とeQ7を展示。発売当初とはロゴの刻印方法が変更されるなど、マイナーチェンジされている部分もあるようだ。
そして最大の目玉はヘッドホンアンプ。外観はまだこれからも大幅にメスが入るようだが、音は「ほぼ最終のイメージ」とのこと。完全ディスクリート構成のアナログヘッドホンアンプで、実際に同社のイヤホンで比較試聴してみると、音の情報量がぐっと増え、音の広がりやエネルギーが数段あがることを確認できた。6月下旬にリリース予定とのことで、嫌がおうにも期待は高まる。
クレシンジャパンはPHIATONブランドとCRESYNブランド、それぞれの現行ラインアップを展示。またPHIATONの新製品「PS 30」の試作品も見ることができた。軽快なデザインで穏やかな音調。ドライバーは40mm、再生周波数帯域は20〜22,000Hz、重量は105g。キャリングケースとケーブル2種(通常タイプとiPhone対応ケーブル)を付属する。まだ日本での展開は未定というが、大いに期待したいアイテムのひとつだ。
協和ハーモネットはZERO AUDIOブランドのバランスド・アーマチュア・ドライバー搭載イヤホンを展示。アンケート回答者にはオリジナルのノベルティグッズが配布されていた。
mix-styleはカラフルでポップなデザインで異彩を放っていた。「ヘッドホンをスニーカーのようにとらえてデザインをしている」そうで、素材感や色づかいへの細やかな心配りが印象的だった。オーバーヘッド型ヘッドホンnovelは数字を大胆にボディにあしらった個性派。約2年の開発期間をかけたという力作で、音質はクリアでエネルギーも十分。そして何より着け心地がいい。低反発イヤーパッドの採用と側圧の最適化によって、この抜群のフィット感を実現しているという。価格は19,800円。
そのほかスターをあしらったオーバーヘッド型とイヤホンもラインアップ。ちなみに現在開発中の商品も、ちらりと拝見することができた。今後の展開にも期待したい。
TASCAMのブースでは、価格改定がおこなわれたベイヤーダイナミックの人気ヘッドホンがずらり。ティアックのプレミアムコンパクトオーディオ01シリーズとの組み合わせによる試聴コーナーが人気を集めていた。ICEPowerを積んだUSB-DAC搭載プリメインアンプA-H01が好評で「デスクトップでPCと組み合わせる用途はもちろん、リビングオーディオとして使われるケースも多い」という。
イースペックのブースでは、DJ/スタジオエンジニア用に開発された大音量入力にも耐えうるモニターヘッドホン「Neu」ブランドの製品を2機種展示していた。いずれも「バランス重視のオールジャンル対応の音づくりを目指している」とのことで、HX-6000は市場価格3,980円、HX-3000は2,980円。HX-6000は見た目よりも軽快な装着感で、音はやや高域寄りのイメージだった。
ヒビノはAKGの業務用ヘッドホンを展示。K702が人気とのことで、K701との違いを熱心に聞くお客さんが多いのだという。
D&Mホールディングスのブースには、デノンやB&Wの売れ筋ヘッドホンが並ぶ。オーバーヘッド型ヘッドホンではAH-D1100、イヤホンではAH-C260がロングセラーとなっているそうだ。
タイムロードはいまやプレミアムヘッドホンの代名詞ともなっているウルトラゾーンを大々的に展示。贅を尽くしたeditionシリーズのほか、最新モデルSignature PROなどを展示。来場者から熱い注目を集めていた。
さらにApril Musicの192kHz/24bitに対応するUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプEXiMUS DP1や、Qables.comのポータブルヘッドホンアンプiQube V3などが展示されていた。
アコースティックフィールドは、小型スタイリッシュなハンドメイドオーディオで人気を集めるMH audioブランドの製品を展示。ヘッドホンアンプやヘッドホンスタンド、"WALKMAN"やiPodのドックケーブルを展示。緑と透明の被覆のものは、金と銀の合金素材「オーグライン」を採用しているとのこと。詳細は同社のブログも参考にしてほしい。
メースの目玉はFanny Wangのヘッドホン2012年春モデル。男女問わず、ファッションにあわせて選べるカラー展開で、手触りのよいラバーコーティングが施されているほか、同じ音源をふたりで聴けるようにデュオジャックを採用するなど、かなりの個性派ヘッドホンとなっている。注目はおしゃれなパステルカラーをまとったオンイヤー型の1003。旧モデルはピンクとホワイトが好評だったそうで、女性からの支持も厚いようだ。
さらにカリフォルニア生まれの気鋭のブランド、HRT社のヘッドホンアンプ、Head Streamerもヒットの予感が漂うアイテムのひとつ。96kHz/24bit対応やジッターを低減するアシンクロナス回路を搭載するなど充実のスペックだが、タバコケースほどのコンパクトな筐体でUSBバスパワーでも駆動できる。定価は27,300円。ちなみにどちらの製品も3月中の発売を予定しているそうだ。
ナスペックのブースで注目はケンブリッジオーディオのDAC Magic Plus。入力信号を384kHz/24bitにアップサンプリングできる点が最大のトピック。価格はオープンだが、75,000円前後での販売が予想されるとのこと。国内での導入時期は未定だが、オプションを本体背面Ext.Device端子に挿すことでBluetoothによる接続に対応し、しかもapt-x対応とする予定という。
さらに台湾発、新進気鋭のオーディオブランド、KingRex製品も展示。こちらは新たに国内導入されるモデルとしてHeadquarters/HQ-1が披露されていた。4月発売予定で、価格はおそらく9〜10万円くらいになるという。
フルテックはPCオーディオブランド、ADL(ALPHA DESIGN LABS)の新製品がずらりと並ぶ。まずはヘッドホンアンプから紹介しよう。
先日リリースされたばかりの新製品STRIDEはブラックとシルバーの2色展開で、価格は25,200円。帆をイメージしてデザインされたCRUISEと同じ形状のデザインで、価格を抑えたハイCPモデル。192kHz/24bit Wolfson WM8716 DACチップを搭載するなど、充実のスペックを誇る。
そのほか参考出品されていたEsprit(エスプリ)はプリアンプ機能を充実させたハイレゾ対応のUSB-DAC。発売はゴールデンウィーク前後になる見込みで、価格は未定とのこと。現在発売中のフォノイコ付きモデルGT-40の上位機にあたる。192kHz/24bit Wolfson WM8716 DACチップ搭載、ADCはダイナミックレンジ114dB、192kHz/24bitのマルチビット シーラスロジックCS5361チップを採用している。ヘッドホンアンプは32Ωから600Ωまで、幅広いタイプのヘッドホンに対応できる仕様だという。
さらにケーブルも盛りだくさん。初となるドックケーブルiD-30PAシリーズは4月以降に順次発売予定。そのほか3月発売予定のアイテムとして、FireBirdケーブルシリーズ(FireWire/0.6mの場合9,975円)、iD-35Rシリーズ(ステレオミニジャックtoRCA/0.6mの場合5,985円)が展示されていた。
イヤホンを自社工場で生産しているという多摩電子工業のブースには、ハウジングにバンブー(竹)を採用したイヤホン(実売4,000円程度)や、外観は同じだが強調する音域の違いによって3つのバージョンがあるというアルミハウジングを採用したS1210シリーズ(実売7,000円程度)など、個性的なモデルが並んでいた。