メーカー別シェアなども明らかに
BCNがデジタル家電市場を分析 − TVは大型モデルが孤軍奮闘/レコーダーやデジカメも単価下落は止まる
■デジカメはコンパクト/一眼ともに好調
そのほか、デジタルカメラやパソコン、タブレットなどの状況についても紹介。コンパクトデジカメではスマートフォンとの差別化のため高倍率化や高画素化が進んだこと、コンパクト機でもフルHD動画対応が進んだことで単価下落にストップがかかったことなどを紹介した。
なお、コンパクト機のメーカー別シェアではキヤノン、カシオ、ソニー、パナソニック、ニコン、富士フイルムの6社が10%台にひしめく群雄割拠の状況。モデル別では台数でキヤノン「IXY 600F」、金額でカシオ「HIGH SPEED EXLIM EX-ZR200」がトップだった。
レンズ交換型は春先以降強さが戻り、5月は台数・金額とも前年比3〜4割増と好調。ミラーレス機の比率は46.2%と、前月の48.5%から若干下がったものの全体のほぼ半数という水準を維持した。
前年同月比で見ると販売台数、金額とも一眼レフとミラーレスの両方で好調。ミラーレスでは前年比倍増の高い伸びを維持した。
メーカー別シェアは、一眼レフでキヤノンが59.8%を占めてトップ。ニコンは29.6%と前月の34.2%より下げ、キヤノンが6割のシェアを獲得する形となった。
ミラーレスではパナソニックが31.7%、オリンパスが30.4%と両社による主導権争いが続く。レンズ交換型全体のモデル別販売台数では、キヤノン「EOS Kiss X5」がトップで、ニコン「Nikon 1 J1」が2位だった。