パイオニアは“次世代STB”参考展示
CATV展示会「ケーブルコンベンション」「ケーブル技術ショー」開幕 − 各社が次世代STBや新技術を展示
■ケーブル技術ショーではパイオニアが有機EL搭載の“次世代STB”を披露
東京ドームシティ会場では、パイオニアが日本ケーブルラボによる次世代STB技術仕様(JLabs SPEC-023)に準拠し、AndroidをOSに採用した“次世代STB”を参考展示していた。
同製品ではディスプレイ部に有機ELを新規採用。新たに日本語表示や絵(アイコン)なども表示できるようになることに加え、向上した表現力を活かし、CATVを視聴していないときでも天気予報やニュースなどの情報を配信するといった使い方が可能となる。
また、Androidに加えてDAE(Declarative Application Environment)技術にも対応。同技術により、例えば天気予報や株価など様々な情報をウィジェットを利用してテレビ画面にオーバーレイで表示できる。
さらに、ケーブルDLNA運用仕様(JLabs-SPEC-020)にも準拠予定。同仕様に準拠した市販のAV機器との録画・再生連携ができる。
次世代STBを利用することで、CATV事業者は多チャンネル放送に加えて省エネや安全関連の新サービスも提供可能。例えば電力の使用量を表示したり、インターフォンの来客表示、遠隔地の見守りサービスなどといった、放送以外のサービスを提供できるようになるという。
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