TVメーカー各社の動向をまとめてチェック
<IFA>見えてきた、各社4Kテレビ商品化のロードマップ
●シャープは2013年に60V型4KのICCテレビを発売
シャープは去年に引き続き、アイキューブド研究所によるICC技術を搭載した60V型4Kパネルテレビを展示している。
「光復元と認知」という考え方に基づいたICCによる信号処理技術とシャープの液晶パネルの合わせ込みをしたもので、2013年第3四半期への発売を想定している。
2Kの映像をもとに、画面全域に見渡せるような奥行きをある4K映像にする技術水準の高さは、今回展示されていた4Kテレビでも屈指。パネルとの合わせ込みを行った高画質エンジンとして注目すべき展示内容だ。
他にも、32V型で4K解像度に対応した、IGZO液晶のPCモニターも参考展示。モジュールとしての展示で、シャープから直接製品が発売されるものではないが、来年の早期にはPC用モニタとしての製品化も見込まれる。
パナソニックは、スーパーハイビジョンモニタ他に、4Kパネルを利用した103V型の裸眼3Dテレビをデモ。8視差による3D表示の20V型4K IPS液晶の技術デモも展開し、技術力をアピールしていた。
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