富士通と太陽誘電ブースをレポート
<CEATEC>富士通、テレビ映像にクーポン情報などを埋め込める新技術/太陽誘電は超薄型光ディスクを披露
10月2日から6日まで幕張メッセにて開催されているCEATEC JAPAN 2012。本項では富士通、太陽誘電ブースの模様をレポートする。
■テレビ映像にクーポン情報などを埋め込める新技術
富士通では、スーパーコンピューター「京」の紹介などを行う一方、テレビなどの映像に情報を埋め込み、携帯電話のカメラで読み取って通信を可能にする新技術のデモも披露。
富士通研究所によって6月に技術発表が行われたもの(関連ニュース)を実際にデモで体験できる。同技術は光の点滅で0/1の情報を送信する「可視光通信」と、映像にノイズを加えて0/1の情報を伝える「電子透かし」のハイブリッド構成。映像に微小な灯りを埋め込み、その微小な灯りの数を増滅することで、光通信のような明暗を緩やかに発生させ、情報を送信する。
こうして情報が埋め込まれた映像を、専用アプリをインストールしたスマートフォンなどのカメラを通して見ることによって情報を取得。例えば番組の公式サイトへ簡単に誘導したり、CMから割引クーポンを直接入手したりなどといった使い方ができる。
放送波に番組コンテンツ以外の情報を混ぜてよいのかなど、法的にクリアにしなければいけない部分もあるとのことで、そうした課題などを改善しながら2013年度中の実用化を目指す。技術的には生中継映像にも適応できるほか、番組本編には本技術を使わず、CM映像にだけ情報を埋め込むといったことも可能だという。
ブースでは実際に映像へスマートフォンをかざすデモに加え、同技術によって情報を埋め込んだ映像と、何もしていない元映像との画質比較デモも行い、両社にほぼ差がないこともアピールしていた。
■太陽誘電は超薄型の光ディスクを展示
太陽誘電ブースでは、NHK技研公開でも展示されていた超薄型の光ディスク高密度記録技術(関連ニュース)の展示も見られた。同社が光ディスクを提供したものだという。
業務用での利用を想定しており、1枚あたり100GBの容量を持ち、最大80枚重ねられるカートリッジへ収納して使用する。薄いディスクを多数枚収納することで最大8TBという大容量化を実現させた。
また、超薄型以外にも多層光ディスクシステムも展示。こちらも業務用で、上記同様にカートリッジに重ねて収納して使用。2LD(Red/Blue)を使用し最大16層まで多層化させることで大容量化を図る。2014年に4層128GB、2016年に8層256GB、2018年に12層384GB、2020年に16層512GBというロードマップを描いている。
■テレビ映像にクーポン情報などを埋め込める新技術
富士通では、スーパーコンピューター「京」の紹介などを行う一方、テレビなどの映像に情報を埋め込み、携帯電話のカメラで読み取って通信を可能にする新技術のデモも披露。
富士通研究所によって6月に技術発表が行われたもの(関連ニュース)を実際にデモで体験できる。同技術は光の点滅で0/1の情報を送信する「可視光通信」と、映像にノイズを加えて0/1の情報を伝える「電子透かし」のハイブリッド構成。映像に微小な灯りを埋め込み、その微小な灯りの数を増滅することで、光通信のような明暗を緩やかに発生させ、情報を送信する。
こうして情報が埋め込まれた映像を、専用アプリをインストールしたスマートフォンなどのカメラを通して見ることによって情報を取得。例えば番組の公式サイトへ簡単に誘導したり、CMから割引クーポンを直接入手したりなどといった使い方ができる。
放送波に番組コンテンツ以外の情報を混ぜてよいのかなど、法的にクリアにしなければいけない部分もあるとのことで、そうした課題などを改善しながら2013年度中の実用化を目指す。技術的には生中継映像にも適応できるほか、番組本編には本技術を使わず、CM映像にだけ情報を埋め込むといったことも可能だという。
ブースでは実際に映像へスマートフォンをかざすデモに加え、同技術によって情報を埋め込んだ映像と、何もしていない元映像との画質比較デモも行い、両社にほぼ差がないこともアピールしていた。
■太陽誘電は超薄型の光ディスクを展示
太陽誘電ブースでは、NHK技研公開でも展示されていた超薄型の光ディスク高密度記録技術(関連ニュース)の展示も見られた。同社が光ディスクを提供したものだという。
業務用での利用を想定しており、1枚あたり100GBの容量を持ち、最大80枚重ねられるカートリッジへ収納して使用する。薄いディスクを多数枚収納することで最大8TBという大容量化を実現させた。
また、超薄型以外にも多層光ディスクシステムも展示。こちらも業務用で、上記同様にカートリッジに重ねて収納して使用。2LD(Red/Blue)を使用し最大16層まで多層化させることで大容量化を図る。2014年に4層128GB、2016年に8層256GB、2018年に12層384GB、2020年に16層512GBというロードマップを描いている。