コスト削減にも配慮
ソニー、コントラスト向上/低価格化した新4Kデジタルシネマシステム
ソニーは、4K SXRDデバイスや新開発光学エンジン、高圧水銀ランプ採用の新光源システムなどにより業界最高値のコントラスト比8,000対1を実現した、映画館など向けの4Kデジタルシネマプロジェクションシステム「SRX-R515P」を2月に発売する。価格はオープンだが標準的な構成で700万円前後での実売が予想される。
■高コントラスト比実現で「夜景の再現性などが大幅に向上」
4K映像の投映に対応したデジタルシネマプロジェクションシステム。コントラスト比を向上させつつ、従来機より小型化し、低価格化(前モデルの予想実売価格は1,000万円前後)も実現させた点が大きな特徴。映像を投影するプロジェクター、映像コンテンツデータを収納するサーバー、暗号化されたコンテンツデータをデコードして再生する「メディアブロック」等から構成されている。
液晶ディスプレイデバイスには「4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用。製品発表会で説明にあたったソニー プロフェッショナル・ソリューション事業本部 ビジュアルプレゼンテーション・ソリューション事業部 設計2部 4課 統括課長 相澤眞人氏は、「4K SXRDパネルを3枚使用することによって、SXRDでしか得られない高画質をお届けする」とした。
また、ELD(特殊低分散)ガラスで構成されたF2.5の大口径レンズも搭載。4K SXRDパネルとの組み合わせによって4K映像をクリアに再現するとした。
そして前述のように新開発の光学エンジンを搭載。これにより漏れ光を低減させて階調表現を拡げ、8,000対1というコントラスト比を実現した。
この点について相澤氏は「夜景の再現性などを大幅に向上させている」とコメント。「こうした点は、プロのカメラマンなどが非常に重視されるポイント。自分の撮影した映像が映画館で思い通りに見てもらえるかは、とても気にされる点だ」と続け、システムを導入する映画館や一般ユーザーだけでなく、コンテンツ制作者にとってのメリットにも言及した。
なお、4Kだけでなく3Dにも従来機から引き続き対応し、新規格の3D HFR(Hige Frame Rate)にも対応。左右の映像を同時に投射することでフラッシングのない3D映像を楽しめるという。
■タブレット操作対応など将来展望も
光源にはデジタルシネマプロジェクターで一般的なキセノンランプでなく、高圧水銀ランプを採用。これによりランニングコストを削減した。
■高コントラスト比実現で「夜景の再現性などが大幅に向上」
4K映像の投映に対応したデジタルシネマプロジェクションシステム。コントラスト比を向上させつつ、従来機より小型化し、低価格化(前モデルの予想実売価格は1,000万円前後)も実現させた点が大きな特徴。映像を投影するプロジェクター、映像コンテンツデータを収納するサーバー、暗号化されたコンテンツデータをデコードして再生する「メディアブロック」等から構成されている。
液晶ディスプレイデバイスには「4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を採用。製品発表会で説明にあたったソニー プロフェッショナル・ソリューション事業本部 ビジュアルプレゼンテーション・ソリューション事業部 設計2部 4課 統括課長 相澤眞人氏は、「4K SXRDパネルを3枚使用することによって、SXRDでしか得られない高画質をお届けする」とした。
また、ELD(特殊低分散)ガラスで構成されたF2.5の大口径レンズも搭載。4K SXRDパネルとの組み合わせによって4K映像をクリアに再現するとした。
そして前述のように新開発の光学エンジンを搭載。これにより漏れ光を低減させて階調表現を拡げ、8,000対1というコントラスト比を実現した。
この点について相澤氏は「夜景の再現性などを大幅に向上させている」とコメント。「こうした点は、プロのカメラマンなどが非常に重視されるポイント。自分の撮影した映像が映画館で思い通りに見てもらえるかは、とても気にされる点だ」と続け、システムを導入する映画館や一般ユーザーだけでなく、コンテンツ制作者にとってのメリットにも言及した。
なお、4Kだけでなく3Dにも従来機から引き続き対応し、新規格の3D HFR(Hige Frame Rate)にも対応。左右の映像を同時に投射することでフラッシングのない3D映像を楽しめるという。
■タブレット操作対応など将来展望も
光源にはデジタルシネマプロジェクターで一般的なキセノンランプでなく、高圧水銀ランプを採用。これによりランニングコストを削減した。
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