同社初のダイナミック型+BA型のハイブリッド構成
ソニー、“ハイレゾ対応”のハイブリッド型イヤホン「XBA-H3」など3機種
■ハイレゾ対応の最高峰3ウェイモデル「XBA-H3」
XBA-H3はシリーズの最上位となるモデル。HDスーパートゥイーターの搭載により40kHzまでの高域再生を可能とし、同社は本機を「ハイレゾ音源対応」モデルと位置付けている。16mmダイナミック型ドライバー1基、フルレンジBAドライバー、独自のHDスーパートゥイーター(BAドライバー)による3ウェイ構成となる。
16mmダイナミック型ドライバーには、同社がMDR-1Rなどのヘッドホン上位機種で用いている液晶ポリマーフィルム振動板を採用。高剛性と広帯域にわたる高い内部損失を両立し、中高域の解像度向上を実現する。
BA型ドライバーについては、従来のXBAシリーズ同様、自社開発品を採用。新開発のHDスーパートゥイーターは、従来は鉄系の素材を用いていた振動板材料に、軽さと剛性を兼ね備えたアルミ系合金を採用した。これにより、「イヤホンでもハイレゾ音源が楽しめる」という超高域再生を可能としたという。
また、ハウジング上に設けたポート(通気口)により低域における通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」を新搭載。振動板の動作を最適化することで低域の過渡特性を改善し、例えばバスドラムのような低域特有のリズムを正確に再現できるようにしている。
この低域再現の向上については、同社は同時に発表されたヘッドホン「MDR-1RMK2」や「MDR-10R」にも共通する音質思想として、近年の音楽シーン変化の中でも特にベースのリズム表現が重要であるという認識の元に特にこだわりを持って取り組んだとのこと。
同社によれば、ソニーミュージックエンターテイメントとの共同作業の中で、現在の主流となる音のトレンドをヘッドホンがきちんと掴んでいるかということが改めて検討された。特にダンスミュージックにおいて重要となる30〜40Hzの低域も正確に再生できないといけないという考えのもと、「正しい音楽の姿を届ける責任」をひとつの方針として、こうした低域改善を行ったという。
各ドライバーを支えるハウジングには、制振性に優れた材料を採用し、不要振動を抑えた。また、イヤーピースには、発泡クッション材料を使用することで高い安定性と遮音性を実現する「シリコンフォームイヤーピース」を採用している。
なお、ラインナップの中でXBA-H3のみが耳かけ式を採用する。耳かけ部には形状記憶樹脂「テクノロート」を芯材に、肌触りを考慮してシリコンコーティングを表面に施した「アジャストフリーイヤーハンガー」を採用した。本機のハウジング部はかなり大柄な印象だが、耳に合わせてハンガーの形状をフレキシブルに調整でき、装着時の安定性を高めた。なお、ケーブルは着脱式となっている。
再生周波数帯域は3Hz〜40kHz。ケーブルは1.2m(Y型)で、標準ケーブルとスマートフォン用マイク付きリモコン・ケーブルを同梱する。プラグはL字型の3.5mmステレオミニ端子。本体質量は10g(ケーブル除く)となる。
XBA-H3はシリーズの最上位となるモデル。HDスーパートゥイーターの搭載により40kHzまでの高域再生を可能とし、同社は本機を「ハイレゾ音源対応」モデルと位置付けている。16mmダイナミック型ドライバー1基、フルレンジBAドライバー、独自のHDスーパートゥイーター(BAドライバー)による3ウェイ構成となる。
16mmダイナミック型ドライバーには、同社がMDR-1Rなどのヘッドホン上位機種で用いている液晶ポリマーフィルム振動板を採用。高剛性と広帯域にわたる高い内部損失を両立し、中高域の解像度向上を実現する。
BA型ドライバーについては、従来のXBAシリーズ同様、自社開発品を採用。新開発のHDスーパートゥイーターは、従来は鉄系の素材を用いていた振動板材料に、軽さと剛性を兼ね備えたアルミ系合金を採用した。これにより、「イヤホンでもハイレゾ音源が楽しめる」という超高域再生を可能としたという。
また、ハウジング上に設けたポート(通気口)により低域における通気抵抗をコントロールする「ビートレスポンスコントロール」を新搭載。振動板の動作を最適化することで低域の過渡特性を改善し、例えばバスドラムのような低域特有のリズムを正確に再現できるようにしている。
この低域再現の向上については、同社は同時に発表されたヘッドホン「MDR-1RMK2」や「MDR-10R」にも共通する音質思想として、近年の音楽シーン変化の中でも特にベースのリズム表現が重要であるという認識の元に特にこだわりを持って取り組んだとのこと。
同社によれば、ソニーミュージックエンターテイメントとの共同作業の中で、現在の主流となる音のトレンドをヘッドホンがきちんと掴んでいるかということが改めて検討された。特にダンスミュージックにおいて重要となる30〜40Hzの低域も正確に再生できないといけないという考えのもと、「正しい音楽の姿を届ける責任」をひとつの方針として、こうした低域改善を行ったという。
各ドライバーを支えるハウジングには、制振性に優れた材料を採用し、不要振動を抑えた。また、イヤーピースには、発泡クッション材料を使用することで高い安定性と遮音性を実現する「シリコンフォームイヤーピース」を採用している。
なお、ラインナップの中でXBA-H3のみが耳かけ式を採用する。耳かけ部には形状記憶樹脂「テクノロート」を芯材に、肌触りを考慮してシリコンコーティングを表面に施した「アジャストフリーイヤーハンガー」を採用した。本機のハウジング部はかなり大柄な印象だが、耳に合わせてハンガーの形状をフレキシブルに調整でき、装着時の安定性を高めた。なお、ケーブルは着脱式となっている。
再生周波数帯域は3Hz〜40kHz。ケーブルは1.2m(Y型)で、標準ケーブルとスマートフォン用マイク付きリモコン・ケーブルを同梱する。プラグはL字型の3.5mmステレオミニ端子。本体質量は10g(ケーブル除く)となる。
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関連リンク
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番XBA-H3
- 発売日2013年10月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格37,000円前後)
【SPEC】●形式:密閉ハイブリッド型 ●ドライバーユニット:ハイブリッド3ウェイ ●最大入力:100mW(IEC) ●インピーダンス:40Ω ●感度:107dB/mW ●再生周波数帯域:3Hz-40,000Hz ●コード:約1.2m(Y型) ●入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ、4極金メッキL型ステレオミニプラグ ●質量:約10g(コード除く)
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番XBA-H2
- 発売日2013年10月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格26,000円前後)
【SPEC】●形式:密閉ハイブリッド型 ●ドライバーユニット:ハイブリッド2ウェイ ●最大入力:100mW(IEC) ●インピーダンス:40Ω ●感度: 106dB/mW ●再生周波数帯域:4Hz-25,000Hz ●コード:約1.2m(Y型) ●入力プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ、4極金メッキL型ステレオミニプラグ ●質量:約8g(コード除く)
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSONY
- 型番XBA-H1
- 発売日2013年10月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格16,000円前後)
【SPEC】●形式:密閉ハイブリッド型 ●ドライバーユニット:ハイブリッド2ウェイ ●最大入力:100mW(IEC) ●インピーダンス:40Ω ●感度:105dB/mW ●再生周波数帯域:5Hz-25,000 Hz ●コード:約1.2m(Y型) ●金メッキL型ステレオミニプラグ ●質量:約7g(コード除く)