額縁スタイルで“魅せる”テレビスピーカーを提案
<IFA>LG、77型の湾曲4K有機ELテレビや65/55型の新型4K液晶を発表
IFA2013は現地時間9月6日から本開催を迎え、全てのブースが一般公開をスタートした。
LGのブースには初の有機ELによる77型4Kテレビが参考展示されたほか、フラグシップスマートフォン「LG G2」、タブレット「G Pad 8.3」などが出展され、多くの来場者が詰めかけた。
本稿ではLGブースのテレビやオーディオ系の出展についてまとめてご紹介する。
■77型の湾曲4K有機ELテレビを披露
LGのブースのエントランスには、毎年の花形製品が展示される。今年のブースでスポットを浴びていたのは「昨日到着したばかり」(LGスタッフ)という、77型の4K有機ELテレビだ。パネルを湾曲させた“CURVED OLED TV”となる。パネルには従来の赤・青・緑に白色のサブピクセルを加えた独自のWRGB技術を搭載。本機については参考出展ということもあり、他のスペック情報や商品化の時期については明らかにされていなかった。
隣に並んでいたのは、7月に北米地域への投入が発表された55型の“CURVED OLED TV”だ。先月末に報道発表のあった京セラの開発による「ピエゾフィルムスピーカー」を薄型テレビに応用した「クリアスピーカー」が内蔵されている。本機はドイツでも近く発売が予定されている商品だ。
■有機ELに“魅せる”額縁スピーカーを合わせた「GALLERY OLED TV」
同社の55型有機ELテレビのコンセプトモデルとなる「GALLERY OLED TV」も参考展示されている。先述のクリアスピーカー同様、LGでは有機ELパネルのスリムさを損なわないテレビをデザインする取り組みに力を入れており、こちらの“GALLERY”シリーズもその取り組みの一環にあたるものだ。
パネルの周囲を飾る額縁は、本当はキャンパスに見立てたスピーカーになっている。サランネットの裏側にはフルレンジ2基/トゥイーター1基/サブウーファー2基の合計3way/5スピーカーが片チャンネルずつ配置されている。サブウーファーも配置した効果により、ブースで聴いたサウンドはしっかりと力強い低域が印象に残った。
額縁の部分はシンプルなものから、凝ったデコレーションのものまで様々なプロトタイプが用意されていた。パネルの周りに額縁なんか付けたらたいそう煩わしいのでは?と思いながら映像を視聴してみたが、4Kパネルで静止画を表示するデモを目の当たりにすると、額縁とパネルのマッチングもよく、思いのほか違和感がなかった。薄型のパネルの魅力を引き立たせるため、“魅せる”テレビスピーカーを組み合わせるというのも一つの考え方だろう。商品化の予定についてはまだ検討中だということだが、薄型テレビを楽しむ一つのスタイルとしてはこれも十分にアリなのではないかと思う。
■4Kテレビは液晶も充実
4Kの液晶テレビも84/65/55型の商品が並んでいた。65型、55型の製品は新しく開発された「LA9700」シリーズという商品だ。また昨年のIFAにも出展された84型の4K液晶テレビは、今年はアップグレードされて「84LA9800」として登場した。
ともに「HEVC」のデコーダーを内蔵して、USB経由からも4Kコンテンツをダイレクトに再生できる機能が特徴としてうたわれている。映像エンジン「Tru-ULTRA HD」には4Kアップスケーラーを搭載。バックライト制御は「NANO FULL LED」技術を搭載しており、65/55型は直下型のローカルディミングに対応。100以上のブロックを緻密に制御することにより、高精細な4K表示を実現している。パネルはIPS。
65/55型の製品は、本体ディスプレイ部の下側に収納式のスピーカーを配置。テレビ番組を観るときはスピーカーを引き出して迫力あるサウンドが楽しめる。サウンドバーやサラウンドシステムを組み合わせてシアターもののコンテンツを楽しむ際はスピーカーを閉まって、より一層映像に没入するといった活用もできそうだ。
■AirPlayワイヤレススピーカーもラインナップが充実
ワイヤレススピーカーのラインナップも充実している。「CM3430WDAB」はスリムな筐体にCD/USB再生、FM/デジタルラジオチューナーとスピーカー、アンプを一体化。AirPlayによるワイヤレス音楽再生にも対応した。
コンパクトなBluetoothスピーカー「NP6630」は、NFCをベースしたLG独自の「Tag On」サービスに対応し、スマートフォンとの簡易な連携機能を採用。ワイヤレスもAirPlayのほか、高品位なapt-XによるBluetoothでの音楽再生もサポートする。
LGのブースには初の有機ELによる77型4Kテレビが参考展示されたほか、フラグシップスマートフォン「LG G2」、タブレット「G Pad 8.3」などが出展され、多くの来場者が詰めかけた。
本稿ではLGブースのテレビやオーディオ系の出展についてまとめてご紹介する。
■77型の湾曲4K有機ELテレビを披露
LGのブースのエントランスには、毎年の花形製品が展示される。今年のブースでスポットを浴びていたのは「昨日到着したばかり」(LGスタッフ)という、77型の4K有機ELテレビだ。パネルを湾曲させた“CURVED OLED TV”となる。パネルには従来の赤・青・緑に白色のサブピクセルを加えた独自のWRGB技術を搭載。本機については参考出展ということもあり、他のスペック情報や商品化の時期については明らかにされていなかった。
隣に並んでいたのは、7月に北米地域への投入が発表された55型の“CURVED OLED TV”だ。先月末に報道発表のあった京セラの開発による「ピエゾフィルムスピーカー」を薄型テレビに応用した「クリアスピーカー」が内蔵されている。本機はドイツでも近く発売が予定されている商品だ。
■有機ELに“魅せる”額縁スピーカーを合わせた「GALLERY OLED TV」
同社の55型有機ELテレビのコンセプトモデルとなる「GALLERY OLED TV」も参考展示されている。先述のクリアスピーカー同様、LGでは有機ELパネルのスリムさを損なわないテレビをデザインする取り組みに力を入れており、こちらの“GALLERY”シリーズもその取り組みの一環にあたるものだ。
パネルの周囲を飾る額縁は、本当はキャンパスに見立てたスピーカーになっている。サランネットの裏側にはフルレンジ2基/トゥイーター1基/サブウーファー2基の合計3way/5スピーカーが片チャンネルずつ配置されている。サブウーファーも配置した効果により、ブースで聴いたサウンドはしっかりと力強い低域が印象に残った。
額縁の部分はシンプルなものから、凝ったデコレーションのものまで様々なプロトタイプが用意されていた。パネルの周りに額縁なんか付けたらたいそう煩わしいのでは?と思いながら映像を視聴してみたが、4Kパネルで静止画を表示するデモを目の当たりにすると、額縁とパネルのマッチングもよく、思いのほか違和感がなかった。薄型のパネルの魅力を引き立たせるため、“魅せる”テレビスピーカーを組み合わせるというのも一つの考え方だろう。商品化の予定についてはまだ検討中だということだが、薄型テレビを楽しむ一つのスタイルとしてはこれも十分にアリなのではないかと思う。
■4Kテレビは液晶も充実
4Kの液晶テレビも84/65/55型の商品が並んでいた。65型、55型の製品は新しく開発された「LA9700」シリーズという商品だ。また昨年のIFAにも出展された84型の4K液晶テレビは、今年はアップグレードされて「84LA9800」として登場した。
ともに「HEVC」のデコーダーを内蔵して、USB経由からも4Kコンテンツをダイレクトに再生できる機能が特徴としてうたわれている。映像エンジン「Tru-ULTRA HD」には4Kアップスケーラーを搭載。バックライト制御は「NANO FULL LED」技術を搭載しており、65/55型は直下型のローカルディミングに対応。100以上のブロックを緻密に制御することにより、高精細な4K表示を実現している。パネルはIPS。
65/55型の製品は、本体ディスプレイ部の下側に収納式のスピーカーを配置。テレビ番組を観るときはスピーカーを引き出して迫力あるサウンドが楽しめる。サウンドバーやサラウンドシステムを組み合わせてシアターもののコンテンツを楽しむ際はスピーカーを閉まって、より一層映像に没入するといった活用もできそうだ。
■AirPlayワイヤレススピーカーもラインナップが充実
ワイヤレススピーカーのラインナップも充実している。「CM3430WDAB」はスリムな筐体にCD/USB再生、FM/デジタルラジオチューナーとスピーカー、アンプを一体化。AirPlayによるワイヤレス音楽再生にも対応した。
コンパクトなBluetoothスピーカー「NP6630」は、NFCをベースしたLG独自の「Tag On」サービスに対応し、スマートフォンとの簡易な連携機能を採用。ワイヤレスもAirPlayのほか、高品位なapt-XによるBluetoothでの音楽再生もサポートする。