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オーディオテクニカ、192/24対応USB-DAC付ヘッドホンアンプ/真空管ヘッドホンアンプ

公開日 2013/10/10 16:30 ファイル・ウェブ編集部
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(株)オーディオテクニカは、192kHz/24bit対応のUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「AT-HA90USB」と、真空管ヘッドホンアンプ「AT-HA22TUBE」を11月15日より発売する。

192kHz/24bit対応USB-DAC搭載ヘッドホンアンプ
AT-HA90USB ¥47,250(税込)


AT-HA90USB
昨年モデル「AT-HA70USB」は対応音源が96kHz/24bitまでだったが、本機ではUSB ICを変更して192kHz/24bitに進化している。搭載するDACは70USBと同じくAKM社製の「AK4396」。

プリ段のオペアンプにはNJR社製のMUSESを使用。パワー段のトランジスターも強化を図った。「アナログ回路の引き回しも変更して、音のふくよかさをアップさせている」(オーディテクニカ・スタッフ)。

USB(miniB端子)のほか光デジタル出力、アナログライン出力を搭載する。DDスルー出力が可能。ボリュームつまみの左隣に「SAMPLING」インジケーターを搭載し、入力ソースのサンプリングレートがひとめで分かる使用となっている。

背面に光デジタル/アナログライン出力を搭載。USBデジタル入力はminiB端子

USB-DACとして使用する場合、対応OSはWindows 8/7/XP、Mac OS X(10.8.3以降)。アシンクロナス転送にも対応しており、Windows 8/7の場合はDS/ASIO/WASAPI、XPの場合はDS/ASIOに対応する。

なおWindows/Macどちらで使用する場合も専用ドライバーのインストールが必要となる。ドライバーは同社のWebサイトから公開される予定だ。

ヘッドホンアンプ部は、インピーダンス16~300Ωまで対応。最大出力は50mW+50mW(16~64Ω時)、30mW+30mW(150Ω時)、20mW+20mW(300Ω時)となる。端子はφ3.5mmステレオミニジャック。周波数特性は10Hz~90kHz(-3dB/192kHz時)。全高調波歪率は0.004%以下(32Ω、20mW出力時)で、S/N比は110dB以上。

筐体には剛性の高い亜鉛ダイキャストボディを採用。

フロント側にマイクを内蔵した点も本機の特徴

トップパネルにテクニカのロゴを配置する

本体にはオートレベルコントロール機能付きのマイクを内蔵。フロントパネルの向かって左側に配置しており、別途マイクを接続することなく、愛用するヘッドホン・イヤホンを本体につないでスカイプ通話などが行える。オートレベルコントロール機能により、本体から離れた状態でも、近づいた状態でも最適な音声をピックアップする。


真空管ヘッドホンアンプ
AT-HA22TUBE ¥50,400(税込)

AT-HA22TUBE

オーディオテクニカの製品として初めて、プリアンプの増幅段に真空管を採用したヘッドホンアンプ。パワー部は半導体アンプとなっている。真空管ならではの厚みのあるサウンドと、ハイレゾ音源の忠実な再生を特徴とするという。

使用する真空管はスロバキアのJJエレクトロニクス社製「E88CC」。オーディオテクニカのスタッフによれば「色々な真空管を試聴して、一番柔らかく聴きやすい音だった」ことから本真空管が採用された。製品全体としてのサウンドは「温かみや躍動感の高さが特徴で、日本の昭和歌謡を聴くと音の差が大きく出る。生き生きとしたサウンドが魅力」(スタッフ談)とのこと。なお、メーカーとしては推奨はしていないが、本体上部の真空管カバーを六角レンチで外して、6922互換の真空管と交換して使うこともできる。

真空管カバーは六角レンチで開けることができる

真空管周りにはドイツWIMA社のフィルムコンデンサを採用。通常のセラミックコンデンサーでは歪みっぽい音になってしまったことから「音のまろやかさに長けていたフィルムコンデンサを採用」(スタッフ談)している。

対応ヘッドホンインピーダンスは16~300Ω。最大出力は500mW+500mW(16Ω時)、300mW+300mW(32Ω時)、150mW+150mW(64Ω時)、60mW+60mW(150Ω時)、30mW+30mW(300Ω時)となる。

周波数特性は10Hz~100kHz(-3dB)とし、ハイレゾ再生にも十分な性能を獲得させた。全高調波歪率は0.25%以下(32Ω、20mW出力時)で、S/N比は100dB以上。


筐体はアルミ合金ボディにフロントはダイキャストパネル
剛性の高いアルミ合金ボディとダイキャストフロントパネルにより、不要振動を抑制したとのこと。付属のACアダプターは大容量タイプで、高出力ヘッドホンでも豊かな低域再生を実現するとのこと。


背面にピンジャックのライン入力とラインスルー出力を搭載する
ラインスルー出力端子を備え、他オーディオ機器との接続性も確保。φ6.3mmとφ3.5mmのステレオジャックを備え、2台のヘッドホンを同時に使うことも可能だ。

外形寸法は105W×79H×142Dmm(突起部除く)、質量は約615g(本体のみ)。

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