<ヘッドホン祭>参考出展続々の「ヘッドフォンアンプ関連試聴会場」一挙レポート
「秋のヘッドフォン祭 2013」が東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されている。本記事では、9Fビジョンホール「ヘッドフォンアンプ関連試聴会場」について、新製品を出展しているブースの内容を中心にレポートする。
■ディーフ
ディーフは、同社の“Deff Sound”ブランドの新モデルとして、最大96kHz/24bitまでのPCMに対応するヘッドホンアンプ搭載USB-DACを参考出展している。値段は未定だが、年内発売を目指しているとのこと。
DoP方式による2.8224MHz DSDフォーマットの入力にも対応しているが、再生は88.2kHz/32bitのPCMに変換して行う仕様。なお、5.6MHz DSDの入力には非対応。
同社は元々iPhoneアクセサリーを手がけているブランドで、本機にはこれまでのiPhoneカバー製品で採用したデザインを応用している。筐体はアルミ削り出し。内部は、導電性高分子アルミ個体電解コンデンサーOS-CONを搭載するなど、回路から使用パーツにいたるまで徹底してノイズを抑える構成とした。
音声入力はUSBのほかに、光デジタルと3.5mmステレオミニを装備。出力はRCA/光デジタルを備える。ヘッドホン出力は、3.5mmステレオミニと6.3mm標準ジャックを両方備えているが、2系統同時出力には非対応。音量調整は、本体天面の丸いダイヤルで行える。USBバスパワー駆動に対応する。
そのほかに同社ブースでは、11月発売を予定しているLightningコネクター対応のヘッドホンアンプ「DDA-L10RCBK」も展示している。
iPhone/iPad/iPodのLightningコネクタに挿すだけで使える手のひらサイズのヘッドホンアンプで、本体表面にはリモコンボタンを備えており、再生/一時停止/音量調整/曲送り/曲戻しなどの基本操作が行える。
■アンブレラカンパニー
アンブレラカンパニーは、4pin XLR接続によるバランス駆動対応のヘッドホンアンプ「BTL-900」を出展している。10月末発売を予定しており、価格は48,300円。
スタジオユースなどプロ向けに開発されたモデルで、ソニーのスタジオモニター「MDR-CD900ST」に特性を最適化していることが特徴。本機とバランス接続できるように、MDR-CD900STの改造サービスも7,600円程度で実施する。
入力端子はXLR/TRSコンボとRCAを備えており、本体フロントに入力切替スイッチも装備。ゲインもHi/Mid/Lowの3段階で切り替えられる。
■シンタックスジャパン
シンタックスジャパンは、11月1日に開始する音楽配信レーベル「RME Premium Recordings」の第一弾リリース作品「飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート2013」の音源を用意し、RMEの「Babyface」や「Fireface UCX」で試聴できるデモを実施している。
「RME Premium Recordings」は、「録音段階から96kHz/24ビットの、真のハイレゾコンテンツを提供する」というもので、配信される音源は録音や制作にRMEの機材を使用したライブ演奏などのコンテンツ。今後とも、海外の音源も含めてリリース作品を拡充していく予定とのことだ。
■オーロラサウンド
オーロラサウンドは、2014年1Qの発売を予定しているバランス駆動対応ヘッドホンアンプ「HEADA」を参考出展している。
詳細は非公開とのことだが、外観は発売中のフォノイコライザー「VIDA」と同じ筐体デザインを採用。音声入力にはXLRバランスとRCAを備え、出力端子は4pin XLRと3pin シングルエンドを装備する。
■マルツエレック
マルツエレックは、PCオーディオ向けプリメインアンプキット新モデル「LV-2.0」を参考出展。従来製品「LV-1.0」はハンダ付けが必要なキットだったが、LV-2.0は組み立て方を簡単にしてより多くのユーザーが使いやすいよう、ハンダ付けを不要としている。さらに、内部パーツを一部変更することで、価格も従来製品の69,800円より抑えて販売する予定とのことだ。年内発売を目指している。
■マス工房
マス工房は、ヘッドホンアンプ新モデル「model 395」や、プロ向けモデル「model 392」を出展。model 395は3.5mmステレオミニ入力のみ対応するコンパクトなモデルで、89,250円で12月発売を予定している。ゲインを2段階で切り替えられるスイッチも備える。
そのほか、4pin XLRと3pin XLRの2系統のバランス出力を備えるモデル「model 394」のモックも展示している。こちらは現在開発中で、500,000円での販売を予定しているとのこと。
■オーディオデザイン
オーディオデザインは、開発中のポータブルヘッドホンアンプ試作機を参考出展している。アナログ入力のみに特化した仕様で、これまでの据え置き型製品の開発ノウハウを投入しつつ、ポータブル用に最適化している。単三乾電池×2で駆動し、内部で昇圧させることで出力を数百mWまで対応させたという。
また同社ブース内では、来場者がヘッドホンを装着した状態で周波数特性を測定できるコーナーも設けている。
■Agara
Agaraは、11月発売予定のバランス出力対応ヘッドホンアンプ3機種を出展している。いずれもデュアルモノ構成で、内部に合計4基のアンプを搭載することが特徴。信号用のアンプ2基のほかに、グランド専用のアンプを2基搭載することで、グランドに流れた電流をループさせず高品位な音質を確保するという独自設計を採用している。
「AGH-01GX」は、アナログ入力を3系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備える最上位モデル。48ステップで調整が行えるアッテネーターも搭載している。価格は1,344,000円(税込)。
「AGH-05G」は、アナログ入力を3系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備える中級機。アッテネーターは21ステップで調整が行える。オプションの独立電源を接続することもできる。価格は291,900円(税込)。
「AGH-07G」は、アナログ入力を1系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備えるエントリーモデル。本機のみ、普及機として“Magma”という名称がつけられている。21ステップで調整できるアッテネーターも搭載する。価格は123,900円(税込)。
3機種とも基本デザインが統一されていることも特徴で、筐体はオールステンレス製で、真鍮削り出しのノブを備えている。
■そのほか、ナスペックや協同電子など多くの出展者が並ぶ
そのほかにも「ヘッドフォンアンプ関連試聴会場」では、ナスペックや協同電子など多くの出展者が人気製品の試聴デモを行っている。
ナスペックは今月発売されたばかりのNorth Star DesignのDSD対応USB-DAC「Excelsio(エクセルシオ)」や、同社初のDSDネイティブ再生対応モデル「Impulso(インプルソ)」の試聴デモを実施。協同電子エンジニアリングは、同社ブランド“Phasemation”からUSB-DAC「HD-7A192」やヘッドホンアンプ「EPA-007」、ルビジウムクロックジェネレーター「HD-7Rb」などの人気モデルを出展している。
Nmodeは、1bitヘッドホンアンプ「X-HA10」のフジヤエービック専売モデルを展示。こちらはバランス接続専用となる。メースのブースでは、CARDAS AUDIOのイヤホン「CARDAS EAR SPEAKERS」のほか、今井商事が取り扱うMYTEKの「Stereo 192-DSD DAC M」やCANOR「TP 10」を使用したデモが実施されている。
McAUDIは、USB入力対応DDコンバーター「MJR-5」をアピール。デジタル出力を2系統装備しており、SEPARATEモードにすれば、それぞれ別の接続機器に同時出力できるパラレル出力が行える。フックアップはBenchmaerkのDAコンバーター「DAC2 HGC」のデモを実施。ニューオプトは、ヘッドホン向けコントロールアンプ「KH-08N」や「KH-05N」を出展している。
■ディーフ
ディーフは、同社の“Deff Sound”ブランドの新モデルとして、最大96kHz/24bitまでのPCMに対応するヘッドホンアンプ搭載USB-DACを参考出展している。値段は未定だが、年内発売を目指しているとのこと。
DoP方式による2.8224MHz DSDフォーマットの入力にも対応しているが、再生は88.2kHz/32bitのPCMに変換して行う仕様。なお、5.6MHz DSDの入力には非対応。
同社は元々iPhoneアクセサリーを手がけているブランドで、本機にはこれまでのiPhoneカバー製品で採用したデザインを応用している。筐体はアルミ削り出し。内部は、導電性高分子アルミ個体電解コンデンサーOS-CONを搭載するなど、回路から使用パーツにいたるまで徹底してノイズを抑える構成とした。
音声入力はUSBのほかに、光デジタルと3.5mmステレオミニを装備。出力はRCA/光デジタルを備える。ヘッドホン出力は、3.5mmステレオミニと6.3mm標準ジャックを両方備えているが、2系統同時出力には非対応。音量調整は、本体天面の丸いダイヤルで行える。USBバスパワー駆動に対応する。
そのほかに同社ブースでは、11月発売を予定しているLightningコネクター対応のヘッドホンアンプ「DDA-L10RCBK」も展示している。
iPhone/iPad/iPodのLightningコネクタに挿すだけで使える手のひらサイズのヘッドホンアンプで、本体表面にはリモコンボタンを備えており、再生/一時停止/音量調整/曲送り/曲戻しなどの基本操作が行える。
■アンブレラカンパニー
アンブレラカンパニーは、4pin XLR接続によるバランス駆動対応のヘッドホンアンプ「BTL-900」を出展している。10月末発売を予定しており、価格は48,300円。
スタジオユースなどプロ向けに開発されたモデルで、ソニーのスタジオモニター「MDR-CD900ST」に特性を最適化していることが特徴。本機とバランス接続できるように、MDR-CD900STの改造サービスも7,600円程度で実施する。
入力端子はXLR/TRSコンボとRCAを備えており、本体フロントに入力切替スイッチも装備。ゲインもHi/Mid/Lowの3段階で切り替えられる。
■シンタックスジャパン
シンタックスジャパンは、11月1日に開始する音楽配信レーベル「RME Premium Recordings」の第一弾リリース作品「飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ コンサート2013」の音源を用意し、RMEの「Babyface」や「Fireface UCX」で試聴できるデモを実施している。
「RME Premium Recordings」は、「録音段階から96kHz/24ビットの、真のハイレゾコンテンツを提供する」というもので、配信される音源は録音や制作にRMEの機材を使用したライブ演奏などのコンテンツ。今後とも、海外の音源も含めてリリース作品を拡充していく予定とのことだ。
■オーロラサウンド
オーロラサウンドは、2014年1Qの発売を予定しているバランス駆動対応ヘッドホンアンプ「HEADA」を参考出展している。
詳細は非公開とのことだが、外観は発売中のフォノイコライザー「VIDA」と同じ筐体デザインを採用。音声入力にはXLRバランスとRCAを備え、出力端子は4pin XLRと3pin シングルエンドを装備する。
■マルツエレック
マルツエレックは、PCオーディオ向けプリメインアンプキット新モデル「LV-2.0」を参考出展。従来製品「LV-1.0」はハンダ付けが必要なキットだったが、LV-2.0は組み立て方を簡単にしてより多くのユーザーが使いやすいよう、ハンダ付けを不要としている。さらに、内部パーツを一部変更することで、価格も従来製品の69,800円より抑えて販売する予定とのことだ。年内発売を目指している。
■マス工房
マス工房は、ヘッドホンアンプ新モデル「model 395」や、プロ向けモデル「model 392」を出展。model 395は3.5mmステレオミニ入力のみ対応するコンパクトなモデルで、89,250円で12月発売を予定している。ゲインを2段階で切り替えられるスイッチも備える。
そのほか、4pin XLRと3pin XLRの2系統のバランス出力を備えるモデル「model 394」のモックも展示している。こちらは現在開発中で、500,000円での販売を予定しているとのこと。
■オーディオデザイン
オーディオデザインは、開発中のポータブルヘッドホンアンプ試作機を参考出展している。アナログ入力のみに特化した仕様で、これまでの据え置き型製品の開発ノウハウを投入しつつ、ポータブル用に最適化している。単三乾電池×2で駆動し、内部で昇圧させることで出力を数百mWまで対応させたという。
また同社ブース内では、来場者がヘッドホンを装着した状態で周波数特性を測定できるコーナーも設けている。
■Agara
Agaraは、11月発売予定のバランス出力対応ヘッドホンアンプ3機種を出展している。いずれもデュアルモノ構成で、内部に合計4基のアンプを搭載することが特徴。信号用のアンプ2基のほかに、グランド専用のアンプを2基搭載することで、グランドに流れた電流をループさせず高品位な音質を確保するという独自設計を採用している。
「AGH-01GX」は、アナログ入力を3系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備える最上位モデル。48ステップで調整が行えるアッテネーターも搭載している。価格は1,344,000円(税込)。
「AGH-05G」は、アナログ入力を3系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備える中級機。アッテネーターは21ステップで調整が行える。オプションの独立電源を接続することもできる。価格は291,900円(税込)。
「AGH-07G」は、アナログ入力を1系統装備し、ヘッドホン出力としてバランスとアンバランスを1系統ずつ備えるエントリーモデル。本機のみ、普及機として“Magma”という名称がつけられている。21ステップで調整できるアッテネーターも搭載する。価格は123,900円(税込)。
3機種とも基本デザインが統一されていることも特徴で、筐体はオールステンレス製で、真鍮削り出しのノブを備えている。
■そのほか、ナスペックや協同電子など多くの出展者が並ぶ
そのほかにも「ヘッドフォンアンプ関連試聴会場」では、ナスペックや協同電子など多くの出展者が人気製品の試聴デモを行っている。
ナスペックは今月発売されたばかりのNorth Star DesignのDSD対応USB-DAC「Excelsio(エクセルシオ)」や、同社初のDSDネイティブ再生対応モデル「Impulso(インプルソ)」の試聴デモを実施。協同電子エンジニアリングは、同社ブランド“Phasemation”からUSB-DAC「HD-7A192」やヘッドホンアンプ「EPA-007」、ルビジウムクロックジェネレーター「HD-7Rb」などの人気モデルを出展している。
Nmodeは、1bitヘッドホンアンプ「X-HA10」のフジヤエービック専売モデルを展示。こちらはバランス接続専用となる。メースのブースでは、CARDAS AUDIOのイヤホン「CARDAS EAR SPEAKERS」のほか、今井商事が取り扱うMYTEKの「Stereo 192-DSD DAC M」やCANOR「TP 10」を使用したデモが実施されている。
McAUDIは、USB入力対応DDコンバーター「MJR-5」をアピール。デジタル出力を2系統装備しており、SEPARATEモードにすれば、それぞれ別の接続機器に同時出力できるパラレル出力が行える。フックアップはBenchmaerkのDAコンバーター「DAC2 HGC」のデモを実施。ニューオプトは、ヘッドホン向けコントロールアンプ「KH-08N」や「KH-05N」を出展している。