取り扱いブランドの説明会を開催
フロンティアファクトリー、「JAMO」製品取り扱い開始 − Slingbox用HDMIコンバーターなども開発中
Slingboxシリーズは最新モデル「Slingbox 350」でもHDMI端子を装備しておらず、テレビやレコーダー等との接続にはD端子を用いる。しかし、日本では2014年1月からレコーダーのアナログ出力端子がなくなることが決定しており、すでに現在発売中のモデルでもD端子非搭載のものが多くなっており、この事態に対応するためにコンバーターを開発。コンバーターを介してSlingboxとレコーダーを接続できるようにする。
価格などは未定だが、Slingbosx 350とセットにした「Sllingbox 350 HDMIセット」を2014年に発売予定。すでに従来モデルを使用中のユーザーに向けてコンバーター単体での発売も予定しているという。「来年早々、できるだけ早いタイミングで発売したい」(奥田氏)とのことだった。
Sling MEDIA社のMichael Hawkey氏は、回線の接続状況を判断して自動調整するアルゴリズムによる特許技術「Place Shifting」など、Slingboxに搭載されている技術を解説。視聴する機器の画面サイズやネット環境に応じてリアルタムに圧縮やストリーミングを調整したり、回線の帯域を監視し、滑らかな映像や音声を実現するために1秒間に10回ビットレートを調整を行っていることなどを紹介する。
また、アメリカではモバイル機器から月に700万以上の接続セッションがあること、Slingboxユーザーは非ユーザーの平均よりも様々な映像を視聴する時間が10倍にもなっているデータなどを紹介した。
Slingboxについては、実際に愛用しているという電撃ネットワークのギュウゾウさんも登壇。「海外公演が多いこともあって、かなりのヘビーユーザー。裏技的な使い方も色々知っている」と、ユーザーならではの視点から製品の魅力を語った。
Jリーグ・鹿島アントラーズの熱心なファンであるなどスポーツ好きとしても知られるギュウゾウさんは、シドニーオリンピックと海外公演のタイミングが重なった際に、現地のテレビでは日本関係の競技がまったく放送されなかったという経験を紹介。「『スポーツはライブに優る感動ナシ』と言われるがまさにその通り」と、Slingboxを活用して宅外からリアルタイムに自宅で受信した番組を視聴できるメリットを語った。
また、Sling MEDIA社のスタッフが来日していることに目を付け、「視聴アプリをもっと安くしてほしい」というリクエストも。スマホやタブレットは端末ごとにアプリを買い増さなければならないため、もっと視聴アプリの価格を下げて欲しいとリクエストしたほか、「本体もジャスト100ドルくらいの、もっと安いものを開発してほしい(笑)」と語り、Sling MEDIA社のスタッフが返答に窮する一幕も見られた。
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