「VAIO Prototype Tablet PC」やハイブリッドキャスト展示も
【Inter BEE】映像編:さらに盛り上がる8K/4K製品 − 1.2億画素CMOSセンサーなども
国内外の放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する国際展示会「Inter BEE 2014」が、本日より幕張メッセで開幕した。本稿では、4Kや8K、ハイブリッドキャストなど映像関連の展示についてレポートする。
■ますます増える8K対応製品
別項で紹介しているソニーやNHKの展示に代表されるように、今年のInter Beeでは8Kや4Kの展示が非常に目立つ。業務用機器での4K対応はかなり一般的なものになってきて、昨年(関連ニュース)以上に8K関連の展示が一層盛んになった印象だ。
富士フイルムは8Kレンズ「HL1.6×50SM」などを展示。ZKレンズを使用して撮影し、8Kから4Kへダウンコンバートしたデモ映像の上映も行っていた。また、レンズではキヤノンも「7×19.7N KAS D」という8K対応レンズを展示している。
アストロデザインは、カジノを模したスペースに女性モデルを立たせ、同社の8Kカメラ「AH-4800」など8K対応製品を試せるデモを展開。
PFUは、NHKメディアテクノロジーのブースと結んでの8K映像の非圧縮IP伝送をデモ。「4K/8K映像伝送はIPの時代へ」とアピールしている。
三菱電機は、8K対応のHEVC/H.265エンコーダーを展示。そのほか、FOR.Aも8K対応のリモートコントロールユニットなどを展示するなどしていた。
■4KはパナソニックやJVCケンウッド、東芝など各社から注目展示
4K関連では、パナソニックがカムコーダー「VARICAM 35」やビデオカメラ「HC-X1000」を始めとした4K対応製品を多数展示。ミラーレス一眼「LUMIX DMC-GH4」なども合わせ、「Panasonic 4K World」として訴求している。
また、84インチの4K液晶ディスプレイ「TH-84LQ70J」もデモ。そのほか、新開発の4Kセンサーを採用したライブカメラシステムとして4Kマルチパーパスカメラを試せるようにもなっていた。
JVCケンウッドは、4Kカムコーダー「GY-LS300」と「GY-LSX1」を参考出展。
また、分離型4Kカメラシステム「GW-SP100」や4Kカメラモジュールも参考展示。発表済みの「GY-HM200」も含め、様々な4K対応カメラを披露している。
東芝は、スケーラブルHEVC技術を参考出展。今年7月に確定したHEVCのスケーラブル符号化拡張の技術の応用例として、Hybrid SHVCでの地デジ4K化イメージなどを提案している。
ATOMOSは、4Kレコーダー「SHOGUN」を展示。各社の4K対応製品と組み合わせてSHOGUNを試せるようにしている。また、ブラックマジックデザインもカメラや端子変換器、アナログフィルムのスキャンマシンなど様々な4K対応製品を展示していた。
一般ユーザーに身近なところでは、NTTグループのブースにNTTぷららが国内で初めて商用サービスを開始した4K VOD「ひかりTV 4K」のデモスペースも。また、アクトビラも、アクトビラ4Kの実演デモを行っている。
そのほか、GoProも大きなブースを展開。新製品「HERO4」を中心に、4K対応モデルを展示している。なお、発表時はHERO4の発売日が明らかにされていなかったが、12月中に発売する予定だという。
■キヤノンは1.2億画素CMOSセンサーなども − 「VAIO Prototype Tablet PC」でのデモも
8Kの項目でレンズ出展をレポートしたキヤノンは、それ意外にも興味深い展示を実施。4Kでは、VAIO(株)が開発中の、クリエーター向け試作機「VAIO Prototype Tablet PC」を用いて、EOS C500で撮影した4K RAWファイル現像を高速化できるというモバイル・ソリューションの参考展示なども行っている。
また、“1.2億画素”という超高解像度のCMOSセンサーも参考展示。フルHDの約60倍という超高精細な動画撮影を実現し、ここから任意の領域を8Kや4K映像として切り出すことも可能だとしている。
さらに、有効画素エリア38.0×21.4mm、有効画素数2,000×1,128、画素ピッチ19.0μm、センサー感度810,000 e"/lx/secという超高感度35mmフルサイズCMOSセンサーも展示。画素の面積をより大きく設計するとともに、ノイズを低減する新技術を搭載することで、肉眼では認識が困難な低照度環境でも鮮明な動画撮影が行えるという。
■ハイブリッドキャストの実例紹介展示なども
ハイブリッドキャスト関連は、NHKメディアテックが技術デモ。ハイブリッドキャストとセカンドスクリーン開発技術を他社にも提供できることなどを紹介している。
また、NECもハイブリッドキャストをデモ。10月24日にABCで放送された「ゲーム王」において、視聴者から投稿されたコメントが画面にオーバーレイ表示されるハイブリッドキャストを行ったことなどを紹介していた。また、業界初の試みとしてCMでのハイブリッド放送も行ったという。
そのほか、フジミックも「人狼」でハイブリッドキャストを実施したことを紹介していた。
■ますます増える8K対応製品
別項で紹介しているソニーやNHKの展示に代表されるように、今年のInter Beeでは8Kや4Kの展示が非常に目立つ。業務用機器での4K対応はかなり一般的なものになってきて、昨年(関連ニュース)以上に8K関連の展示が一層盛んになった印象だ。
富士フイルムは8Kレンズ「HL1.6×50SM」などを展示。ZKレンズを使用して撮影し、8Kから4Kへダウンコンバートしたデモ映像の上映も行っていた。また、レンズではキヤノンも「7×19.7N KAS D」という8K対応レンズを展示している。
アストロデザインは、カジノを模したスペースに女性モデルを立たせ、同社の8Kカメラ「AH-4800」など8K対応製品を試せるデモを展開。
PFUは、NHKメディアテクノロジーのブースと結んでの8K映像の非圧縮IP伝送をデモ。「4K/8K映像伝送はIPの時代へ」とアピールしている。
三菱電機は、8K対応のHEVC/H.265エンコーダーを展示。そのほか、FOR.Aも8K対応のリモートコントロールユニットなどを展示するなどしていた。
■4KはパナソニックやJVCケンウッド、東芝など各社から注目展示
4K関連では、パナソニックがカムコーダー「VARICAM 35」やビデオカメラ「HC-X1000」を始めとした4K対応製品を多数展示。ミラーレス一眼「LUMIX DMC-GH4」なども合わせ、「Panasonic 4K World」として訴求している。
また、84インチの4K液晶ディスプレイ「TH-84LQ70J」もデモ。そのほか、新開発の4Kセンサーを採用したライブカメラシステムとして4Kマルチパーパスカメラを試せるようにもなっていた。
JVCケンウッドは、4Kカムコーダー「GY-LS300」と「GY-LSX1」を参考出展。
また、分離型4Kカメラシステム「GW-SP100」や4Kカメラモジュールも参考展示。発表済みの「GY-HM200」も含め、様々な4K対応カメラを披露している。
東芝は、スケーラブルHEVC技術を参考出展。今年7月に確定したHEVCのスケーラブル符号化拡張の技術の応用例として、Hybrid SHVCでの地デジ4K化イメージなどを提案している。
ATOMOSは、4Kレコーダー「SHOGUN」を展示。各社の4K対応製品と組み合わせてSHOGUNを試せるようにしている。また、ブラックマジックデザインもカメラや端子変換器、アナログフィルムのスキャンマシンなど様々な4K対応製品を展示していた。
一般ユーザーに身近なところでは、NTTグループのブースにNTTぷららが国内で初めて商用サービスを開始した4K VOD「ひかりTV 4K」のデモスペースも。また、アクトビラも、アクトビラ4Kの実演デモを行っている。
そのほか、GoProも大きなブースを展開。新製品「HERO4」を中心に、4K対応モデルを展示している。なお、発表時はHERO4の発売日が明らかにされていなかったが、12月中に発売する予定だという。
■キヤノンは1.2億画素CMOSセンサーなども − 「VAIO Prototype Tablet PC」でのデモも
8Kの項目でレンズ出展をレポートしたキヤノンは、それ意外にも興味深い展示を実施。4Kでは、VAIO(株)が開発中の、クリエーター向け試作機「VAIO Prototype Tablet PC」を用いて、EOS C500で撮影した4K RAWファイル現像を高速化できるというモバイル・ソリューションの参考展示なども行っている。
また、“1.2億画素”という超高解像度のCMOSセンサーも参考展示。フルHDの約60倍という超高精細な動画撮影を実現し、ここから任意の領域を8Kや4K映像として切り出すことも可能だとしている。
さらに、有効画素エリア38.0×21.4mm、有効画素数2,000×1,128、画素ピッチ19.0μm、センサー感度810,000 e"/lx/secという超高感度35mmフルサイズCMOSセンサーも展示。画素の面積をより大きく設計するとともに、ノイズを低減する新技術を搭載することで、肉眼では認識が困難な低照度環境でも鮮明な動画撮影が行えるという。
■ハイブリッドキャストの実例紹介展示なども
ハイブリッドキャスト関連は、NHKメディアテックが技術デモ。ハイブリッドキャストとセカンドスクリーン開発技術を他社にも提供できることなどを紹介している。
また、NECもハイブリッドキャストをデモ。10月24日にABCで放送された「ゲーム王」において、視聴者から投稿されたコメントが画面にオーバーレイ表示されるハイブリッドキャストを行ったことなどを紹介していた。また、業界初の試みとしてCMでのハイブリッド放送も行ったという。
そのほか、フジミックも「人狼」でハイブリッドキャストを実施したことを紹介していた。