ケーブル1本で8Kスーパーハイビジョンが視聴可能
【CES】MHL/シリコンイメージ、新規格「superMHL」を使った8K伝送を実演
CES2015において、MHLコンソーシアムおよび米国シリコンイメージ社は、新規格「superMHL」を使い8K120p映像の伝送デモを公開した。既報の通り、superMHLは8K/120p映像、BT.2020色域、ハイダイナミックレンジ、16bitのDeepColor(8K/120p時は最大12bit)、オブジェクト音声(ドルビーアトモス、dts:X)などの各種信号をケーブル1本で伝送できる最新のインターフェース規格だ。
MHLコンソーシアムのブースでは、サムスン製8Kプレーヤーとサムスン製8K液晶モニターがsuperMHLケーブル1本で接続され、8K映像が伝送・表示されるデモが行われていた。映像信号は、解像度7680×4320p、フレームレート120fps、色深度10bit 4:2:0。プレーヤーとモニターの接続には、32ピン・リバーシブルコネクターを採用した新開発のsuperMHLケーブルを使用。8K/120pもの巨大な映像データをケーブル1本で伝送できる規格は現状superMHLだけだ。
8K/120pもの大容量映像信号をどのように伝送しているのか? シリコンイメージの竹原氏によれば、superMHLではビデオインターフェースのロスレス圧縮規格「DSC(Display Stream Compression)」が使われているという。この技術はVESAなどで規格化された技術で、信号を最大三分の一(約66%)まで圧縮できるのが特徴だ。superMHLではこのDSCを用いることで、わずか6レーン(1レーンあたり最大6Gbps)の信号線だけで8K/120pもの巨大な信号伝送を可能としている。
またシリコンイメージのプライベートブースでは、最新のsuperMHLトランスミッターを展示。プレーヤーから4K/60p 8bit 4:4:4信号をsuperMHLトランスミッターにHDMIで入力。ここでトランスミッターが「DSCエンコード」と「HDMI→superMHL変換」を同時に処理。その後microUSB to superMHLケーブルを通して、もう一方のsuperMHLトランスミッターに入力。「DSCデコード」と「superMHL→HDMI変換」を同時に行い、HDMIケーブル経由で4Kディスプレイへと伝送されていた。これらの複雑な処理を米粒大のトランスミッターでリアルタイムに行っており、4Kコンテンツなどの増加に合わせ、これらsuperMHLトランスミッターがモバイルやテレビへと搭載されることになりそうだ。
他にも同プライベートブースでは、シリコンイメージの子会社であるサイビームの近接無線伝送技術「SiBEAM Snap」が展示されていた(残念ながら写真の撮影はNGだった)。これは60GHz帯を用いた新しい無線伝送技術で、最大12Gbpsのデータ(USB 3.0の約2倍強の容量)、および映像信号の送受信を可能とする。この技術を使うことで、モバイル機器のコネクターをなくすことができ、コネクター部の故障や接触不良の心配が無くなるという。スマートフォンやタブレットなどでは、デザイン性の向上や防水・防塵などの付加価値を高める作用もありそうだ。
MHLコンソーシアムのブースでは、サムスン製8Kプレーヤーとサムスン製8K液晶モニターがsuperMHLケーブル1本で接続され、8K映像が伝送・表示されるデモが行われていた。映像信号は、解像度7680×4320p、フレームレート120fps、色深度10bit 4:2:0。プレーヤーとモニターの接続には、32ピン・リバーシブルコネクターを採用した新開発のsuperMHLケーブルを使用。8K/120pもの巨大な映像データをケーブル1本で伝送できる規格は現状superMHLだけだ。
8K/120pもの大容量映像信号をどのように伝送しているのか? シリコンイメージの竹原氏によれば、superMHLではビデオインターフェースのロスレス圧縮規格「DSC(Display Stream Compression)」が使われているという。この技術はVESAなどで規格化された技術で、信号を最大三分の一(約66%)まで圧縮できるのが特徴だ。superMHLではこのDSCを用いることで、わずか6レーン(1レーンあたり最大6Gbps)の信号線だけで8K/120pもの巨大な信号伝送を可能としている。
またシリコンイメージのプライベートブースでは、最新のsuperMHLトランスミッターを展示。プレーヤーから4K/60p 8bit 4:4:4信号をsuperMHLトランスミッターにHDMIで入力。ここでトランスミッターが「DSCエンコード」と「HDMI→superMHL変換」を同時に処理。その後microUSB to superMHLケーブルを通して、もう一方のsuperMHLトランスミッターに入力。「DSCデコード」と「superMHL→HDMI変換」を同時に行い、HDMIケーブル経由で4Kディスプレイへと伝送されていた。これらの複雑な処理を米粒大のトランスミッターでリアルタイムに行っており、4Kコンテンツなどの増加に合わせ、これらsuperMHLトランスミッターがモバイルやテレビへと搭載されることになりそうだ。
他にも同プライベートブースでは、シリコンイメージの子会社であるサイビームの近接無線伝送技術「SiBEAM Snap」が展示されていた(残念ながら写真の撮影はNGだった)。これは60GHz帯を用いた新しい無線伝送技術で、最大12Gbpsのデータ(USB 3.0の約2倍強の容量)、および映像信号の送受信を可能とする。この技術を使うことで、モバイル機器のコネクターをなくすことができ、コネクター部の故障や接触不良の心配が無くなるという。スマートフォンやタブレットなどでは、デザイン性の向上や防水・防塵などの付加価値を高める作用もありそうだ。