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最新オブジェクトベースサラウンドもサポート

8K/120fpsやHDR対応「superMHL」規格発表 − 端子はリバーシブル設計

公開日 2015/01/07 11:47 ファイル・ウェブ編集部
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MHL,LLCは、映像および音声面で大きく仕様アップしたMHLの最新規格「superMHL」を策定したことを、米国ラスベガスで開催中の「2015 International CES」にて発表した。最大8K/120fpsの映像伝送が可能で、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)などオブジェクトベースの最新サラウンドにも対応する。

superMHLを策定

まず映像面の仕様は、上述の通り8K/120fpsの映像伝送が可能で、色深度は48bitまで対応。ハイダイナミックレンジ(HDR)を新たにサポートし、BT.2020規格を想定した広色域にも対応することで、映画製作者の意図した通りの映像再現が行えるとしている。MHL 3.0から引き続き、著作権保護技術HDCP 2.2にも準拠している。

音声面では、ドルビーのオブジェクトベースによるサラウンド音声技術ドルビーアトモスのほか、同じくオブジェクトベースによるDTSの新音声技術DTS-UHD(DTS:X)にも対応する。従来より対応オーディオ形式が大きく拡張されたことで、MHLの用途がホームシアターシーンにまで拡大した形となる。MHL,LLCでは、モバイル機器のほかに、AVアンプやBDプレーヤー、STB、ストリーミングメディアスティックなど幅広い機器への搭載が行えるとアピールしている。

なお今回MHL,LLCが発表したsuperMHLに準拠する端子は、新たに開発された32ピン仕様で、ユーザーが端子の向きや方向を気にしなくても良い“リバーシブル仕様”とのこと。データ伝送と充電を同時に行える。

また、テレビやAVアンプ、プレーヤーなど複数のMHL対応機器を接続して、1つのリモコンで操作したり、1台のMHL対応機器から最大8台までのディスプレイにコンテンツを伝送したりすることもできる。充電能力も従来から大幅アップし、最大40Wに対応。また、従来のMHL 1/2/3との下位互換性も確保している。

さらに、端子の裏表が関係ないUSB Type-C向けのMHL Alt Mode(関連ニュース)にも対応するという。

MHL,LLCでは、1月末からsuperMHLの仕様をメーカー向けに提供開始する予定。

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