ソニー、4K対応“アクションカム”「FDR-X1000V」

そのほか、露出やホワイトバランスなどのマニュアル設定にも新対応。露出はEV値±2.0/1.7/1.3/1.0/0.7/0.3/0.0から、ホワイトバランスは自動/色温度（2500k-9900k）/ワンプッシュから選択できる。カラー設定もビビッド/ニュートラルを選択可能。

本体には引き続きGPSを内蔵。前述のPCソフト「Action Cam Movie Creator」を使用すれば、移動スピードや軌跡、日時などのGPSデータを組み込んだ形での映像が保存できる。

■撮影後の編集ソフトも機能強化

その「Action Cam Movie Creator」自体も機能を強化。動画編集の際に、自分の選んだ任意の音楽をBGMに使用できるようになった。音楽ファイルはMP3/MP4（m4a）/WAVに対応し、同社が用意した14曲のBGMデータをダウンロードすることもできる。

また、スマートフォン連携においては上記のアプリ「Playmemories Mobile」を今春にアップデートし、最大5台のアクションカムとの同時接続に対応予定。これにより、5台の撮影中映像を1台のスマホで同時確認するマルチビューなどに対応する。また、5台同時に静止画のシャッターを切ったり、録画スタート/ストップの操作指示も5台同時に送れるほか、動画/静止画の切り替えや、露出設定の変更などの操作も行えるようになる。

さらに、スマホ/タブレットでの動画編集アプリ「Action cam App」も新たに用意。Android 4.3以降およびiOS 8.0以降の端末に向け、今春より無料提供を予定している。なお、本アプリは今回の新モデルだけでなく既存モデルで撮影した動画の編集にも対応する。

同アプリでは、カメラからの動画ファイル（XAVC S/MP4）の取り込みや、動画作成（1080p/720p）、ファイルの切り出し/結合、動画への文字挿入などの編集作業がスマホ/タブレットで行えるというもの。スロー再生や倍速再生、上下反転やミラー反転などの処理も行える。

なお、各アプリは「Playmemories Mobile」が各種操作のためのもので、「Action cam App」が撮影後の動画を編集するためのものという位置づけ。

また、PCでは「Playmemories Home」と「Action Cam Movie Creator」という2つのソフトで動画編集ができるが、「Playmemories Home」はファイル管理やアップロード機能も兼ねたもの。「Action Cam Movie Creator」は動画編集やネットワーク設定、本体ファームウェアアップデートなどに使用する。