オリジナル作品や4Kなど今後の展開にも言及
hulu、PS4で利用可能に。100万会員突破でキャンペーンも
huluは、PS4での視聴に対応。あわせて、会員数100万件を突破したことも発表した。
PS4での視聴には4月1日より対応。PlayStation Storeからhuluアプリをダウンロードできるようになる。アプリからの新規会員登録も可能で、PS4からの新規登録者には、通常2週間の無料トライアル期間を1ヶ月に延長する特典も用意する。
PS4からhuluを視聴する際の画質はHD(720p)で、PS3から変わらない。また、画質のほか機能面もPS3と同様だが、これは「PS3から乗り換えるユーザーに混乱がないようにという配慮もある」(hulu 福田氏)とのこと。また「端末性能のぶん、ロード時間や画面スクロール時の挙動など、全体的なキビキビ感は向上しているように感じられると思う」という。
そして100万会員突破を記念し、「フールー、オン」と題したキャンペーンも発表。詳細は改めて発表するとしたが、今年1年間を通じて様々なキャンペーンを行うという。
同キャンペーンについては、「皆さまの心をスイッチオンして、楽しみをプラスオンして、未来をアドオンする、さまざまなワクワクを用意していきたいと思っている」と説明。HJホールディングス ヴァイス・チェアマンの船越雅史氏は「4月に第一弾の内容を発表する。少しでもユーザーに還元できるようなキャンペーンを、1年を通して行っていく」とした。
なお、hulu対応デバイスはPCを除いてもすでに1億台を超えていること、そして全コンテンツの視聴時間が3億6,000万時間を超えたことも紹介。船越氏は「100万件という人数もさることながら、これほどたくさん利用されている、愛されているサービスであることに誇りを持っている」と述べた。
そして船越氏は、2015年度中にhuluオリジナル作品(ドラマ)を配信したいという意向も表明。「昨年にオリジナルコンテンツ制作を担当する部署を設けた。第一弾はすぐにでも発表できるくらいだ。第2弾以降についても動向を見ながら判断していきたい」と語る。
また、4KやHDRといった画質面については「具体的な対応は視野に入っていない」としたが、「当然、これまでも技術を先取りしていくのがhuluであったし、今後必要になるだろうとは考えている」とコメントした。
そのほかコンテンツ拡充に対しては「最近では12モンキーズの最速配信を行ったが、こうした動きをいかに増やしていけるかが大切だと考えている」とし、「フジテレビさんとは、ノイタミナのコンテンツを提供してもらうべく協議を重ねている。また、テレビ朝日さんともいろんな話し合いをしている」と続けた。
そして質疑応答では、今秋からの日本でのサービスインを表明しているNetflixに対してのスタンスを問う質問も。こちらに対しては「JVAの統計で見ると、VOD市場はまだ始まったばかりで成長途上と言える規模。そういった意味では、切磋琢磨していくなかで、まずは有料VODの市場をともに大きくできたらと思う」と回答。「そのあとに、我々としてはひとりでも多くのユーザーに利用してもらえるようサービスを拡充していく」とした。
また、民放キー局5社が番組の見逃し配信を無料で行う動きがあること(関連ニュース)などについても「今後どう広がっていくのかは分からないが、放送後1週間程度限定での見逃し配信という現状あれば、我々は(放送後1週間という期限に関係なく)一気に見られるのが優位点で、ここが最大の売りとも言える。サービスの色は多少違うのではないかと思っている」とコメント。「今後無料サービスが変わっていくのであれば我々も対応していかねばらないが、現状では住み分けはできていると見ている」と述べた。
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q.日本テレビによる買収の以前と以後で、加入者数の伸びなどにどれくらいの違いがあるのか。
A.日本テレビの買収前の時点では有料会員数は61万件だった。その後に100万人突破ということなので、多少は上がったかなと思っている。
Q.テレビへの組み込みという点で対応が進んでいないようにも思う。この点はどうか。
A.確かにテレビ対応はまだ少ない。ただ、テレビでのhulu視聴という点では、ゲーム機器やNexus Player、Chromecastなどでかなり見られている状況であり、そうした面でテレビへの対応が進んでいるのかなとも思う。このように直接テレビへアプリを内蔵する以外でも進めていけると考えている。
Q.次のユーザー数目標があれば知りたい。
A.まだ具体的な数字を言える段階ではない。ようやく100万人に来たかという個人的な印象。サービス拡充していくなかでしかるべきタイミングで発表したい。
Q.会員数100万人までの壁や追い風などの要因があれば聞きたい。
A.私は去年の4月1日に着任し、それからまだ1年足らずだが、定額制は今までは常に右肩上がりだった。これでジャンプしたというのではなくステップ・バイ・ステップで来たと言える。ただ、ひとつ言えるとすれば、値下げのタイミングでは伸びたと聞いている。アニメを中心とした国内コンテンツも要因のひとつ。ガンダムやウルトラマン、仮面ライダーなどこれまでにないコンテンツを揃えることで、それまでより若めのユーザーに加入してもらえたということもあるが、全体としては『ジリジリと伸びてきた』という状況だ。
Q.年代別での加入者数はどれくらいなのか。
A.詳しくは把握していないが、だいたい20代、30代、40代がメインで、それから50代といったような状況だ。再生数ランキングなどでは未就学児向けのコンテンツが上位にいるので、潜在的には子供のユーザーも多いのではないか。
Q.今後、価格帯にグレードを設けたりする可能性はあるのか。
A.将来的に絶対にないとは言い切れないが、現在は考えていない。
PS4での視聴には4月1日より対応。PlayStation Storeからhuluアプリをダウンロードできるようになる。アプリからの新規会員登録も可能で、PS4からの新規登録者には、通常2週間の無料トライアル期間を1ヶ月に延長する特典も用意する。
PS4からhuluを視聴する際の画質はHD(720p)で、PS3から変わらない。また、画質のほか機能面もPS3と同様だが、これは「PS3から乗り換えるユーザーに混乱がないようにという配慮もある」(hulu 福田氏)とのこと。また「端末性能のぶん、ロード時間や画面スクロール時の挙動など、全体的なキビキビ感は向上しているように感じられると思う」という。
そして100万会員突破を記念し、「フールー、オン」と題したキャンペーンも発表。詳細は改めて発表するとしたが、今年1年間を通じて様々なキャンペーンを行うという。
同キャンペーンについては、「皆さまの心をスイッチオンして、楽しみをプラスオンして、未来をアドオンする、さまざまなワクワクを用意していきたいと思っている」と説明。HJホールディングス ヴァイス・チェアマンの船越雅史氏は「4月に第一弾の内容を発表する。少しでもユーザーに還元できるようなキャンペーンを、1年を通して行っていく」とした。
なお、hulu対応デバイスはPCを除いてもすでに1億台を超えていること、そして全コンテンツの視聴時間が3億6,000万時間を超えたことも紹介。船越氏は「100万件という人数もさることながら、これほどたくさん利用されている、愛されているサービスであることに誇りを持っている」と述べた。
そして船越氏は、2015年度中にhuluオリジナル作品(ドラマ)を配信したいという意向も表明。「昨年にオリジナルコンテンツ制作を担当する部署を設けた。第一弾はすぐにでも発表できるくらいだ。第2弾以降についても動向を見ながら判断していきたい」と語る。
また、4KやHDRといった画質面については「具体的な対応は視野に入っていない」としたが、「当然、これまでも技術を先取りしていくのがhuluであったし、今後必要になるだろうとは考えている」とコメントした。
そのほかコンテンツ拡充に対しては「最近では12モンキーズの最速配信を行ったが、こうした動きをいかに増やしていけるかが大切だと考えている」とし、「フジテレビさんとは、ノイタミナのコンテンツを提供してもらうべく協議を重ねている。また、テレビ朝日さんともいろんな話し合いをしている」と続けた。
そして質疑応答では、今秋からの日本でのサービスインを表明しているNetflixに対してのスタンスを問う質問も。こちらに対しては「JVAの統計で見ると、VOD市場はまだ始まったばかりで成長途上と言える規模。そういった意味では、切磋琢磨していくなかで、まずは有料VODの市場をともに大きくできたらと思う」と回答。「そのあとに、我々としてはひとりでも多くのユーザーに利用してもらえるようサービスを拡充していく」とした。
また、民放キー局5社が番組の見逃し配信を無料で行う動きがあること(関連ニュース)などについても「今後どう広がっていくのかは分からないが、放送後1週間程度限定での見逃し配信という現状あれば、我々は(放送後1週間という期限に関係なく)一気に見られるのが優位点で、ここが最大の売りとも言える。サービスの色は多少違うのではないかと思っている」とコメント。「今後無料サービスが変わっていくのであれば我々も対応していかねばらないが、現状では住み分けはできていると見ている」と述べた。
以下、質疑応答の模様をお届けする。
Q.日本テレビによる買収の以前と以後で、加入者数の伸びなどにどれくらいの違いがあるのか。
A.日本テレビの買収前の時点では有料会員数は61万件だった。その後に100万人突破ということなので、多少は上がったかなと思っている。
Q.テレビへの組み込みという点で対応が進んでいないようにも思う。この点はどうか。
A.確かにテレビ対応はまだ少ない。ただ、テレビでのhulu視聴という点では、ゲーム機器やNexus Player、Chromecastなどでかなり見られている状況であり、そうした面でテレビへの対応が進んでいるのかなとも思う。このように直接テレビへアプリを内蔵する以外でも進めていけると考えている。
Q.次のユーザー数目標があれば知りたい。
A.まだ具体的な数字を言える段階ではない。ようやく100万人に来たかという個人的な印象。サービス拡充していくなかでしかるべきタイミングで発表したい。
Q.会員数100万人までの壁や追い風などの要因があれば聞きたい。
A.私は去年の4月1日に着任し、それからまだ1年足らずだが、定額制は今までは常に右肩上がりだった。これでジャンプしたというのではなくステップ・バイ・ステップで来たと言える。ただ、ひとつ言えるとすれば、値下げのタイミングでは伸びたと聞いている。アニメを中心とした国内コンテンツも要因のひとつ。ガンダムやウルトラマン、仮面ライダーなどこれまでにないコンテンツを揃えることで、それまでより若めのユーザーに加入してもらえたということもあるが、全体としては『ジリジリと伸びてきた』という状況だ。
Q.年代別での加入者数はどれくらいなのか。
A.詳しくは把握していないが、だいたい20代、30代、40代がメインで、それから50代といったような状況だ。再生数ランキングなどでは未就学児向けのコンテンツが上位にいるので、潜在的には子供のユーザーも多いのではないか。
Q.今後、価格帯にグレードを設けたりする可能性はあるのか。
A.将来的に絶対にないとは言い切れないが、現在は考えていない。