<音展>final、“63万円ヘッドホン”を早速披露/パイオニアSE-MASTER1を試聴デモ/サーモスの“真空”スピーカー
本日から18日(日)までテレコムセンターのTIME24ビルで開催されている音展(オーディオ・ホームシアター展)。本稿ではオンキヨー&パイオニアイノベーションズやfinal、サーモスなどのブースをレポートする。
■final
finalは、10月下旬に発売されるfinalの超ハイエンドヘッドホン「SONOROUS X」「SONOROUS VIII」(関連ニュース)を用意し、そのサウンドを確かめることができる。
「SONOROUS X」(直販価格 税込629,000円)はSONOROUSシリーズの最上位モデル。ハウジングにはアルミとステンレス切削品を採用している。共振点の異なる金属を重ねる事で共振の抑制に成功した。ドライバーには50mmφダイナミック型ドライバーユニットを搭載する。チタン振動板のドライバーユニットはフロントプレートと一体で、無垢のアルミから削り出し。約630gとヘビー級だが、柔らかなイヤーパッドとヘッドバンドにより頭にやさしくフィットするという。
「SONOROUS VIII 」(直販価格 税込388,000円)は、ハウジングにシボ塗装仕上の硬質ABS製筐体とステンレス切削品を採用。ドライバーには、50mmφダイナミック型ドライバーユニットを搭載し、その筐体にはアルミ切削品を使用している。
どちらも国内でひとつひとつ手作りしており、日に数台しか作れないという。
■オンキヨー&パイオニアイノベーションズ
14日にオンキヨー/パイオニアの新ハイレゾDAPやヘッドホン等を発表した同社だが、今回の音展ではフラグシップヘッドホン「SE-MASTER1」(関連ニュース)とヘッドホンアンプ「U-05」をじっくりと聴けるブースとしていた。
「SE-MASTER1」は開発期間に6年以上を費やしたという“超弩級”モデル。筐体の耳側にあたる前面を密閉型/外側にあたる背面を開放型とした“オープンエアー型ダイナミック”モデル。ドライバーユニットは新開発で、PCC処理を施した厚さ25μmのアルミニウム振動板と、PEEK複合フィルムエッジを使用。ネオジウムマグネットも採用している。再生周波数帯域は5Hz〜85kHzと広帯域をカバー。英国にある世界トップクラスの録音スタジオ“AIR Studios”のサウンドエンジニアとチューニングを行っており、同スタジオが求める品質の機器に与えられる認証「AIR Studios MONITOR REFERENCE」も取得している。
日本国内で熟練マイスターが一台一台組み立てを行っているため、1日に作れる台数は限られている。非常に好評を博しており、現在注文が多数入っている状態だという。
なお新ハイレゾDAP等は24日から開催のヘッドホン祭にて用意されるとのことだ。
■サーモス
サーモスは、同社が培った魔法びん技術を応用して開発したBluetoothスピーカーをアピールしていた。
サーモス(THERMOS)は、魔法びんやボトルなどの製品を手がけるメーカー。新ブランド“VECLOS(ヴェクロス)”を立ち上げ、自社技術を応用した真空遮音分野へ参入。今年3月に第一弾製品となる「SSA-40M」「SSA-40S」を発売した。なお音響技術はパイオニアと協力して開発したという。
特徴は、エンクロージャーを高真空二重構造とすることでエンクロージャーから発生する雑音を遮断する点。また、一般にエンクロージャーを重く頑丈にすることで不要振動対策を施すが、真空エンクロージャーは真空空間が音の伝達を抑える効果があるので、エンクロージャーの重量を重くする必要がない。これにより、本体を軽量・コンパクトに設計できるというメリットもあるとのことだ。
■日本レコード協会なども出展
以下、そのほかの注目ブースをフォトレポート形式でお伝えする。
■final
finalは、10月下旬に発売されるfinalの超ハイエンドヘッドホン「SONOROUS X」「SONOROUS VIII」(関連ニュース)を用意し、そのサウンドを確かめることができる。
「SONOROUS X」(直販価格 税込629,000円)はSONOROUSシリーズの最上位モデル。ハウジングにはアルミとステンレス切削品を採用している。共振点の異なる金属を重ねる事で共振の抑制に成功した。ドライバーには50mmφダイナミック型ドライバーユニットを搭載する。チタン振動板のドライバーユニットはフロントプレートと一体で、無垢のアルミから削り出し。約630gとヘビー級だが、柔らかなイヤーパッドとヘッドバンドにより頭にやさしくフィットするという。
「SONOROUS VIII 」(直販価格 税込388,000円)は、ハウジングにシボ塗装仕上の硬質ABS製筐体とステンレス切削品を採用。ドライバーには、50mmφダイナミック型ドライバーユニットを搭載し、その筐体にはアルミ切削品を使用している。
どちらも国内でひとつひとつ手作りしており、日に数台しか作れないという。
■オンキヨー&パイオニアイノベーションズ
14日にオンキヨー/パイオニアの新ハイレゾDAPやヘッドホン等を発表した同社だが、今回の音展ではフラグシップヘッドホン「SE-MASTER1」(関連ニュース)とヘッドホンアンプ「U-05」をじっくりと聴けるブースとしていた。
「SE-MASTER1」は開発期間に6年以上を費やしたという“超弩級”モデル。筐体の耳側にあたる前面を密閉型/外側にあたる背面を開放型とした“オープンエアー型ダイナミック”モデル。ドライバーユニットは新開発で、PCC処理を施した厚さ25μmのアルミニウム振動板と、PEEK複合フィルムエッジを使用。ネオジウムマグネットも採用している。再生周波数帯域は5Hz〜85kHzと広帯域をカバー。英国にある世界トップクラスの録音スタジオ“AIR Studios”のサウンドエンジニアとチューニングを行っており、同スタジオが求める品質の機器に与えられる認証「AIR Studios MONITOR REFERENCE」も取得している。
日本国内で熟練マイスターが一台一台組み立てを行っているため、1日に作れる台数は限られている。非常に好評を博しており、現在注文が多数入っている状態だという。
なお新ハイレゾDAP等は24日から開催のヘッドホン祭にて用意されるとのことだ。
■サーモス
サーモスは、同社が培った魔法びん技術を応用して開発したBluetoothスピーカーをアピールしていた。
サーモス(THERMOS)は、魔法びんやボトルなどの製品を手がけるメーカー。新ブランド“VECLOS(ヴェクロス)”を立ち上げ、自社技術を応用した真空遮音分野へ参入。今年3月に第一弾製品となる「SSA-40M」「SSA-40S」を発売した。なお音響技術はパイオニアと協力して開発したという。
特徴は、エンクロージャーを高真空二重構造とすることでエンクロージャーから発生する雑音を遮断する点。また、一般にエンクロージャーを重く頑丈にすることで不要振動対策を施すが、真空エンクロージャーは真空空間が音の伝達を抑える効果があるので、エンクロージャーの重量を重くする必要がない。これにより、本体を軽量・コンパクトに設計できるというメリットもあるとのことだ。
■日本レコード協会なども出展
以下、そのほかの注目ブースをフォトレポート形式でお伝えする。