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IoT向け機能を拡張

Bluetoothが'16年ロードマップ公開、Bluetooth Smartの速度が2倍、範囲が4倍に

公開日 2015/11/16 11:51 編集部:風間雄介
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Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、米国時間11月11日、2016年技術ロードマップの概要を発表した。

主な機能強化として、通信範囲の拡大、通信速度の向上、メッシュネットワークが行われる。具体的にはBluetooth Smartの通信範囲が最大4倍に拡大。また電力消費を増やさずに、通信速度が2倍になる。

これらの強化はIoT向けの機能拡張を目的としたもので、通信範囲の拡大によって家庭内での遠距離通信の信頼性を高めているほか、通信速度の向上により医療機器などでの遅延が短縮される。

またBluetooth機器同士を網の目のように接続するメッシュネットワークも強化。機器同時の相互接続が実現し、ビルや住宅全体を網羅するネットワークも構築可能になる。これによって「ホームオートメーションや産業オートメーションの開発が促進される」とBluetooth SIGでは説明している。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクターであるマーク・パウエル氏は、今回紹介したロードマップについて「Bluetoothが産業革新のプロモーターであり続けるということを力強く表明したもの」と強調。「新たな機能により、IoTのコア技術としてBluetoothの役割はさらに強固なものになる」と述べている。

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