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新レンズ&新センサーで画質向上

ソニー、“圧倒的な高画質”&“全速力で走ってもブレない”4Kハンディカム「FDR-AX55/AX40」

公開日 2016/01/13 13:07 編集部:小澤 麻実
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ソニーは、ビデオカメラ“Handycam”シリーズの新モデルとして、“ハンディカム史上最高峰モデル”だとする4K対応機「FDR-AX55」と「FDR-AX40」を2月19日に発売する。価格はオープンだが、FDR-AX55は14万円前後、FDR-AX40は12万円前後での販売が予想される。

FDR-AX55

FDR-AX40

「FDR-AX55」は「FDR-AXP35」の、「FDR-AX40」は「FDR-AX30」の後継機と位置づけられている。「FDR-AX55」は“ビデオ撮影が好きで、いい物にこだわりを持つ50~60代男性”がターゲットのため、プロジェクターは非搭載に。「FDR-AX40」は“出産を機に新規購入する30~40代パパママ”がターゲットとのこと。

両機の仕様はほぼ共通。どちらも有効857万画素の1/2.5型の新開発Exmor Rを搭載し、4K(3,840×2,160)/30p撮影に対応。内蔵メモリは64GB。解像度92万画素の3.0型液晶モニターを搭載する。レンズとセンサーに新開発のものを採用することで、画質を高めたのが大きな特徴だ。

両機の違いは、「FDR-AX55」のみ0.24型EVFやマニュアルリングなどを備えているほか、暗闇でも撮影できる「ナイトショット」機能を搭載した点。また、「FDR-AX40」のみブラックに加えブロンズブラウンのカラバリも用意している。

「FDR-AX55」のみ0.24型EVFやマニュアルリングなどを備える


「FDR-AX40」のみブロンズブラウンのカラバリも用意
新レンズ&新センサーで画質向上

レンズは新開発の「ZEISS バリオ・ゾナーT*」。名称はこれまでのレンズと同じだが、構造が異なるとのこと。

描写性能を維持しつつ小型化を実現したソニー独自開発の薄型非球面レンズ「AAレンズ」と、望遠時のコントラスト低下や色にじみによる解像力低下を防ぐED(特殊低分散)レンズを組み合わせた4群構成。フレアやゴーストを抑える「T*マルチコーティング」を施している。これにより、4K撮影時も光学20倍ズームを実現した。

レンズサイズは前モデルよりも大きくなったが、本体の設計を見直し、外形寸法はほぼそのまま。質量はむしろ軽くなった。

左がAX55/AX40に採用された新開発レンズ、右が従来モデルAX30のレンズ

その一方で、前モデルはF1.8、f3.4だったのが、F2.0、f3.8とやや暗めかつ画角が狭まった。この部分は、新開発のExmor Rでカバーしたという。

さてその新開発のExmor Rは、1/2.3型(4:3)だった前モデルのものから1/2.5型(16:9)とセンサー面積を約1.6倍に拡大。1画素あたりの面積も大きくなるため暗所感度が大幅に向上し、くっきりした動画撮影を実現するという。ソニーでは、これら新開発の撮像素子とレンズ、映像処理エンジン「BIONZ」の搭載、XAVC Sでの4K撮影対応といった点をもって“圧倒的な高画質を実現した”としている。

センサーも新開発のものを採用した


“ハンディカム史上最強の手ブレ補正”搭載。AFも進化

また、手ブレ補正機能とAF性能を進化させた点も特徴だ。従来から搭載している、光学系を浮いているかのように配置する空間光学手ブレ補正に、手ブレ解析によるインテリジェントアクティブモードを組み合わせ。全速力で走ってもぶれない“ハンディカム史上最強の手ブレ補正”だと力強くアピールされている。なお4K撮影時はインテリジェントアクティブモードは適用できない。

空間光学手ブレ補正にインテリジェントアクティブモードを組み合わせ、“ハンディカム史上最強の手ブレ補正”を実現した

AFには、リアルタイムフォーカス制御でズーム/パンニング時もすばやくフォーカスを合わせる「ファストインテリジェントAF」を新搭載。これはαやサイバーショットなどデジタルカメラで培った空間被写体検出方式だという。


新マイク構造で音もリアルに収録可能

そのほか、マイクを本体から少し隆起させ、全5方向からの集音に対応する新機構を搭載。マイク機構内での反響も抑えるほか、ノイズも約40%カットすることができ、より現実に近いサウンドを収録できるようになったという。

マイクを本体から少し隆起させる新機構で、全5方向からの集音に対応する

さらに、撮影後の調整機能も新たに追加。120fps/フルHDでのハイスピード撮影ができるようになったほか、4Kタイムラプス撮影や、プロ仕様の編集にも対応するタイムコード/ユーザービット記録も可能だ。

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