CHORD「DAVE」でULTRASONEのヘッドホンを再生
<ポタ研>ゼンハイザー、新旗艦ヘッドホン「HD 800 S」を披露/OPPO、「HA-2」カラバリ
ヘッドホンなどポータブルオーディオ関連のブランドが集う、フジヤエービック主催「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2016冬」が開幕した。本記事では、ゼンハイザージャパン、OPPO Digital Japan、エミライ、タイムロードの各ブースの模様をお伝えする。
■ゼンハイザージャパン
ゼンハイザーは、2月18日発売予定の新フラグシップヘッドホン「HD 800 S」(関連ニュース)を披露した。価格はオープンだが、20万円前後での実売が予定される。会場では発売に先駆け、本機を試聴することができた。
HD800 Sは、ハウジングやドライバー機構、基本的なデザイン等はHD 800から継承しつつ、音質をさらに向上させたモデル。サウンドイメージを最適化することで、特に中域と低域の再現力を高めたとのこと。ケーブルは両出しで、バランス駆動用ケーブルが付属している。
本体色はHD 800から若干変更され、イヤーカップはプレミアムマットブラック仕上げとなった。ドライバーは特殊なステンレススチールケースで保護。ヘッドバンドはプラスチック層とステンレススチール層を重ねた設計として、効率的な減衰を目指した。イヤーカップには、航空業界向けに開発された、サウンドの減衰に優れるという特殊プラスチックを採用する。
併売予定の従来の「HD 800」も同時に展示。それぞれゼンハイザーのヘッドホンアンプ「HDVD 800」に接続され、聴き比べを行うことができた。
ブースには他にも、ゼンハイザーのヘッドホン/イヤホンの主要なポータブルモデルが用意された。ヘッドホンではアラウンドイヤーモデルの「MOMENTUM」、オンイヤータイプの「MOMENTUM On-Ear」、低音の量感を調整できるハイエンド密閉型モデル「HD 630VB」が出展されていた。
イヤホンでは「IE800」や「IE80」、「MOMENTUM In-Ear」などが用意され、その音を実際に体験することができた。
■OPPO DIGITAL JAPAN
OPPO Digital Japanは、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」のカラーバリエーションとなる“Cherry Red”(型番「OPP-HA2-CR」)と“Sapphire Blue”(型番「OPP-HA2-SB」)を出展した。いずれも2月26日より発売開始となる(関連ニュース)。
同社はこれまでもヘッドホン祭りなどでHA-2のカラバリを参考出展してきたが、今回ブースに用意されたのは最終仕様モデルとなる。カラバリモデルでは、通常版にてブックカバーのようにレザーを配置した部分に、最先端の繊維技術を投入した東レ製の高感度・高機能マテリアル「ウルトラスエード」を採用している。カバー部以外は、スタンダードモデルと同一仕様となっている。
今回のレッド/ブルーは、日本において先行販売される。日本での販売状況を踏まえて、今後海外でも順次発売を検討していくとのことだ。
平面磁界駆動型ヘッドホン「PM-3」用のオプションケーブルとして、4pin XLR端子採用のバランスケーブルも参考出展された。PM-3用としてはこれまでも3.5mm 4極端子を用いたGND分離接続用ケーブルや、Astell&Kernのプレーヤーなどとの接続を想定した2.5mm端子バランス接続用ケーブルなどがラインナップされていた。今回のケーブルは、OPPOの据え置き型USB-DAC/ヘッドホンアンプ「HA-1」のバランス出力との接続を想定したケーブルとなる。導体には6N-OFCを採用した。
ブースには、4pin XLR端子部が金メッキのものとと銀メッキのもので2パターンを用意。どちらの音質が好みかなどユーザーの反応を聞きながら、最終仕様を決定するという。価格や発売時期は現時点で未定となる。
■エミライ
エミライは、米MrSpeakersのヘッドホンや、Resonessence LabsのUSB-DAC・ヘッドホンアンプなどを出展。今回は“ポタ研”ということもあって、1チップコンピューター“RaspberryPi”と各製品を組み合わせたポータブルオーディオシステムを提案していた。
具体的には、バッテリー駆動する“Raspberry Pi”と、Resonessence LabsのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「CONCERO HP」やAURENDER「FLOW」を組み合わせてMrSpeakersのヘッドホンを鳴らすシステムを披露。「FLOW」については、本機が内蔵するSSDに保存した音源をRaspberry Piで再生することも可能とのことだった。
昨年末に発売されたResonessence LabsのポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「HERUS+」を出展。通常版「HERUS」に低消費電力モードを加え、音質はそのままにポータブル用途でのさらなる使いやすさを実現している。
■タイムロード
タイムロードは、CHORDの新フラグシップD/Aコンバーター「DAVE」のヘッドホン出力を用いて、ULTRASONEのヘッドホン各モデルを鳴らすという、ある意味でポータブルとは対極となる“ハイエンド・デスクトップオーディオ”のデモンストレーションを実施していた。
DAVEは、同社「Hugo」に対して10倍の規模を持つFPGAシステム「Spartan-6 Version LX75」を採用。164,000タップのWTAフィルターや17次におよぶノイズシェイパーを用いて、独自アルゴリズムでD/A変換を行う。DSD 11.2MHzやPCM 768kHz/32bitにも対応し、ヘッドホン端子も備えている。
本機に「Edition 5 Unlimited」などULTRASONEのトップエンドシリーズ“Edition”のヘッドホンを組み合わせて、試聴を行うことができた。
また昨日12日より発売されたULTRASONEの新製品となる「PRO900i」「PRO2900i」も披露された。両機共に従来モデルからヘッドバンドを改良することで、使い勝手を向上させている。なおPRO900iは密閉型、PRO2900iは開放型となる。
このほか「Edition M」や「GO」など、ULTRASONEのヘッドホンの中でも特にポータブル性を重視したヘッドホンも聴くことができた。
■ゼンハイザージャパン
ゼンハイザーは、2月18日発売予定の新フラグシップヘッドホン「HD 800 S」(関連ニュース)を披露した。価格はオープンだが、20万円前後での実売が予定される。会場では発売に先駆け、本機を試聴することができた。
HD800 Sは、ハウジングやドライバー機構、基本的なデザイン等はHD 800から継承しつつ、音質をさらに向上させたモデル。サウンドイメージを最適化することで、特に中域と低域の再現力を高めたとのこと。ケーブルは両出しで、バランス駆動用ケーブルが付属している。
本体色はHD 800から若干変更され、イヤーカップはプレミアムマットブラック仕上げとなった。ドライバーは特殊なステンレススチールケースで保護。ヘッドバンドはプラスチック層とステンレススチール層を重ねた設計として、効率的な減衰を目指した。イヤーカップには、航空業界向けに開発された、サウンドの減衰に優れるという特殊プラスチックを採用する。
併売予定の従来の「HD 800」も同時に展示。それぞれゼンハイザーのヘッドホンアンプ「HDVD 800」に接続され、聴き比べを行うことができた。
ブースには他にも、ゼンハイザーのヘッドホン/イヤホンの主要なポータブルモデルが用意された。ヘッドホンではアラウンドイヤーモデルの「MOMENTUM」、オンイヤータイプの「MOMENTUM On-Ear」、低音の量感を調整できるハイエンド密閉型モデル「HD 630VB」が出展されていた。
イヤホンでは「IE800」や「IE80」、「MOMENTUM In-Ear」などが用意され、その音を実際に体験することができた。
■OPPO DIGITAL JAPAN
OPPO Digital Japanは、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」のカラーバリエーションとなる“Cherry Red”(型番「OPP-HA2-CR」)と“Sapphire Blue”(型番「OPP-HA2-SB」)を出展した。いずれも2月26日より発売開始となる(関連ニュース)。
同社はこれまでもヘッドホン祭りなどでHA-2のカラバリを参考出展してきたが、今回ブースに用意されたのは最終仕様モデルとなる。カラバリモデルでは、通常版にてブックカバーのようにレザーを配置した部分に、最先端の繊維技術を投入した東レ製の高感度・高機能マテリアル「ウルトラスエード」を採用している。カバー部以外は、スタンダードモデルと同一仕様となっている。
今回のレッド/ブルーは、日本において先行販売される。日本での販売状況を踏まえて、今後海外でも順次発売を検討していくとのことだ。
平面磁界駆動型ヘッドホン「PM-3」用のオプションケーブルとして、4pin XLR端子採用のバランスケーブルも参考出展された。PM-3用としてはこれまでも3.5mm 4極端子を用いたGND分離接続用ケーブルや、Astell&Kernのプレーヤーなどとの接続を想定した2.5mm端子バランス接続用ケーブルなどがラインナップされていた。今回のケーブルは、OPPOの据え置き型USB-DAC/ヘッドホンアンプ「HA-1」のバランス出力との接続を想定したケーブルとなる。導体には6N-OFCを採用した。
ブースには、4pin XLR端子部が金メッキのものとと銀メッキのもので2パターンを用意。どちらの音質が好みかなどユーザーの反応を聞きながら、最終仕様を決定するという。価格や発売時期は現時点で未定となる。
■エミライ
エミライは、米MrSpeakersのヘッドホンや、Resonessence LabsのUSB-DAC・ヘッドホンアンプなどを出展。今回は“ポタ研”ということもあって、1チップコンピューター“RaspberryPi”と各製品を組み合わせたポータブルオーディオシステムを提案していた。
具体的には、バッテリー駆動する“Raspberry Pi”と、Resonessence LabsのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「CONCERO HP」やAURENDER「FLOW」を組み合わせてMrSpeakersのヘッドホンを鳴らすシステムを披露。「FLOW」については、本機が内蔵するSSDに保存した音源をRaspberry Piで再生することも可能とのことだった。
昨年末に発売されたResonessence LabsのポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「HERUS+」を出展。通常版「HERUS」に低消費電力モードを加え、音質はそのままにポータブル用途でのさらなる使いやすさを実現している。
■タイムロード
タイムロードは、CHORDの新フラグシップD/Aコンバーター「DAVE」のヘッドホン出力を用いて、ULTRASONEのヘッドホン各モデルを鳴らすという、ある意味でポータブルとは対極となる“ハイエンド・デスクトップオーディオ”のデモンストレーションを実施していた。
DAVEは、同社「Hugo」に対して10倍の規模を持つFPGAシステム「Spartan-6 Version LX75」を採用。164,000タップのWTAフィルターや17次におよぶノイズシェイパーを用いて、独自アルゴリズムでD/A変換を行う。DSD 11.2MHzやPCM 768kHz/32bitにも対応し、ヘッドホン端子も備えている。
本機に「Edition 5 Unlimited」などULTRASONEのトップエンドシリーズ“Edition”のヘッドホンを組み合わせて、試聴を行うことができた。
また昨日12日より発売されたULTRASONEの新製品となる「PRO900i」「PRO2900i」も披露された。両機共に従来モデルからヘッドバンドを改良することで、使い勝手を向上させている。なおPRO900iは密閉型、PRO2900iは開放型となる。
このほか「Edition M」や「GO」など、ULTRASONEのヘッドホンの中でも特にポータブル性を重視したヘッドホンも聴くことができた。