HOME > ニュース > ソニー、AVアンプ「STR-DN1070」。32bit新DAC採用、DSD128マルチchネイティブ対応

エントリー機「STR-DH770」も

ソニー、AVアンプ「STR-DN1070」。32bit新DAC採用、DSD128マルチchネイティブ対応

公開日 2016/04/25 13:07 編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

「ワイヤレスサラウンド」は、4月7日発表のサウンドバー「HT-NT5」から採用された新機能で、10月にアップデートによって対応予定。“h.ear go”など、ワイヤレスサラウンド対応スピーカー2台(別売)をリアスピーカーとしてワイヤレスで接続し、リアルサラウンドを構築できる。

対応Bluetoothスピーカーをリアスピーカーとして後から追加利用可能

「ワイヤレスマルチルーム」では、対応製品を組み合わせることで、ひとつの音楽ファイルを異なる部屋にある複数のスピーカーから再生するなどといったことが可能。なお今回から新たに前面USB端子も同機能に対応し、同端子に挿したUSBメモリー内の音楽を他の部屋で楽しむこともできるようになった。なおUSB経由での本機能利用は10月頃のアップデートでの対応を予定している。

USB入力もハイレゾ再生に対応

音声機能関連ではそのほか、バーチャルサラウンド機能「S-Force PROフロントサラウンド」も搭載。独自のデジタル音場処理技術によって、フロントスピーカーだけで仮想的にサラウンド音場を再現する。なお、いわゆるサウンドバータイプ以外のソニー製品に本機能が搭載されるの本機が初めて。

HDMI端子は入力6系統、出力2系統を装備し、すべてがHDCP2.2に対応。加えて、前述のように4K 60P 4:4:4、およびHDR信号のパススルーにも対応して、4Kコンテンツへの対応力を強化した。

Bluetoothはハイレゾ相当の情報量を伝送できる独自コーデック「LDAC」にも対応。NFCにも対応している。

なお、Wi-Fi用にはアンテナ2本のデュアルアンテナを採用。Wi-Fiのパフォーマンスを改善し、接続性を向上させたとしている。また、Bluetooth専用のアンテナも別途内蔵している。

デュアルアンテナを採用

また、GUIも改良し、ホーム画面に“Zone Control”メニューを追加。Zone機能をより使いやすく改善したほか、フロントサラウンドやワイヤレスサラウンドの設定メニューも追加している。なお、Zone機能では背面端子部にZone専用スピーカー端子も設けて使い勝手に配慮している。一方、Zone2専用端子を装備させた代わりにコンポーネント端子を省いている。

スピーカー端子部の左端にZone2専用のものを用意

そのほか、圧縮音源をハイレゾ相当まで補完する「DSEE HX」も搭載。また、ワイヤレスソリューションではAirPlayやMiracast、Google Castにも対応している。

■エントリー機も4Kへの対応力を強化

一方の「STR-DH770」は、出力145W×7の7.2chモデル。「DSDネイティブモード」や「ファインサウンドレジスター」などを省いたエントリー機だが、「エントリーHi-Fiクラスにおける最高音質・最高ビルドクオリティ」のモデルだとしている。

STR-DH770

HDMI端子は入力4系統、出力1系統を装備し、すべてがHDCP2.2やHDR信号に対応。上位機のSTR-DN1070同様に4Kコンテンツへの対応力を強化している。

背面端子部

DSDネイティブモードは搭載しないものの、HDMI入力からのDSD再生に対応。そのほか従来より引き続き独自の音響効果技術「HD-Digital Cinema Sound」(HD-D.C.S.)も搭載している。

リモコン

BluetoothはNFCに対応。なおLDACには対応していない。

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドSONY
  • 型番STR-DN1070
  • 発売日2016年6月18日
  • 価格¥72,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:HDMI×8、コンポジット×2、光デジタル×1、同軸デジタル×1、ライン×4、USB×1 ●出力端子:HDMI×2、コンポジット×1、サブウーファー×2、ヘッドホン×1 ●実用最大出力/定格出力:フロント…165W×2/100W×2、センター…165W/100W、サラウンド…165W×2/100W×2、サラウンドバック/フロントハイ共用…165W×2、100W×2(いずれも6Ω) ●スピーカー適合インピーダンス:6〜16Ω ●全高調波歪率:フロント0.09%以下(6Ω負荷、100W×2、20Hz〜20kHz) ●周波数特性:10Hz〜100kHz ±3dB(8Ω時) ●S/N比:LINE 96dB ●ヘッドホン出力:60mW×2(32Ω) ●消費電力:190W(待機時0.4W) ●外形寸法:430W×172H×329.4Dmm ●質量:10.5kg
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドSONY
  • 型番STR-DH770
  • 発売日2016年5月21日
  • 価格¥40,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:HDMI×4、コンポジット×2、光デジタル×1、同軸デジタル×1、ライン系×4、USB×1 ●出力端子:HDMI×1、コンポジット×1、サブウーファー×2、ヘッドホン×1 ●実用最大出力/定格出力:フロント…145W×2/90W×2、センター…145W/90W、サラウンド…145W×2/90W×2、サラウンドバック/フロントハイ共用…145W×2/90W×2(いずれも6Ω) ●スピーカー適合インピーダンス:6〜16Ω ●全高調波歪率:フロント0.09%以下(6Ω負荷、100W×2、20Hz〜20kHz) ●周波数特性:10Hz〜100kHz ±3dB(8Ω時) ●S/N比:LINE 96dB ●ヘッドホン出力:60mW×2(32Ω) ●消費電力:180W(待機時0.3W) ●外形寸法:430W×156H×329.4Dmm ●質量:7.8kg