エントリー機「STR-DH770」も
ソニー、AVアンプ「STR-DN1070」。32bit新DAC採用、DSD128マルチchネイティブ対応
ソニーは、DSD 5.6MHz/5.1chのネイティブ再生に対応し、“hear.go”などBluetoothスピーカーをワイヤレスのサラウンドスピーカーとして利用できる「STR-DN1070」などAVアンプ2機種を5月21日より順次発売する。
・STR-DN1070 ¥72,000(税抜)6月18日発売
・STR-DH770 ¥40,000(税抜)5月21日発売
両モデルとも、HDCP2.2、4K 60P 4:4:4、HDRのHDMIパススルーに対応。上位機の「STR-DN1070」はさらに、上記のようにDSDネイティブ再生やワイヤレスサラウンド機能にも対応している。
■「DSDネイティブモード」や「ファインサウンドレジスター」で音質を追求
上位機「STR-DN1070」は、出力165W×7の7.1chアンプ。クロックジッターの影響を受けにくいスイッチド・キャパシタ方式を用いた32bit DACを新たに採用し、5.6MHz/5.1chまでのDSDネイティブ再生に対応する。なお同社AVアンプとしては10年以上ぶりの新DAC採用となる。
DSD再生においては、DSPを通さずにDACチップへ信号を直接送ってD/A変換を行う「DSDネイティブモード」を新搭載。DSPでの処理を行わず、ピュアネスを保ったD/A変換を行うことで、より高音質なDSD再生ができるよう配慮した。
なお、DSDネイティブモードではDSPとバイパスするため、音場補正や、センタースピーカー分の信号を左右chに振り分けて再生するなどのDSP処理が必要な機能は利用できなくなる。DSDネイティブモードはデフォルトではオフになっており、よりピュアオーディオ的な使い方をしたいときに利用する機能と言えそうだ。
なお、DSPおよびDACは32bitプロセッシングを実施(これまでは24bit処理)。32bitで処理されたDSP出力をそのまま32bitでD/A変換する。ソニーが今まで培ってきた高度なDSP技術による各機能すべてが、32bit D/Aコンバートによりグレードアップされ、DSPを通した場合でも高音質再生ができるようになったと紹介されている。
加えて、DACへの電源供給も強化。より高音質な表面実装キャパシタを新開発したとのことで、厳選した高容量のLDOとともにDAC電源を強化した。さらに、周辺回路と基盤パターンニングを徹底的に検討し、高い解像度を伴った安定した低域を実現したとしている。
抵抗には新開発の「ファインサウンドレジスター」を採用。専用の抵抗素材や構造に加えて、電極に純銅を採用することにより、情報量が多く素直でリッチな音質を達成したという。なお、このファインサウンドレジスターは使用箇所によって4つのサイズがあり、表面には楽器の“fホール”のようなfマークを刻印している。
開発スタッフによれば、「一般的なチップ抵抗は硬い音になる傾向にあり、また、オーディオ用を謳うチップ抵抗もすでにいくつ世の中に存在しているものの。今回もいくつか試したところ製品の固有のクセがあったため、独自にファインサウンドレジスターを開発した」とのこと。また、音決めにはウォークマンの開発チームスタッフも加わっており、今後はウォークマンなどAVアンプ以外の製品にもファインサウンドレジスターが採用される可能性もあるという。
■“h.ear go”などを組み合わせてワイヤレスサラウンドも
「STR-DN1070」は、スマートフォンアプリを通じて同一ネットワーク内の他機器と連携する「SongPal Link」にも対応。家庭内にある複数のオーディオ機器をスマートフォンなどのモバイル端末で一括管理、操作できる「ワイヤレスマルチルーム」と、対応スピーカーを後からマルチチャンネルのリアスピーカーとして利用できるようにする「ワイヤレスサラウンド」に対応する。
・STR-DN1070 ¥72,000(税抜)6月18日発売
・STR-DH770 ¥40,000(税抜)5月21日発売
両モデルとも、HDCP2.2、4K 60P 4:4:4、HDRのHDMIパススルーに対応。上位機の「STR-DN1070」はさらに、上記のようにDSDネイティブ再生やワイヤレスサラウンド機能にも対応している。
■「DSDネイティブモード」や「ファインサウンドレジスター」で音質を追求
上位機「STR-DN1070」は、出力165W×7の7.1chアンプ。クロックジッターの影響を受けにくいスイッチド・キャパシタ方式を用いた32bit DACを新たに採用し、5.6MHz/5.1chまでのDSDネイティブ再生に対応する。なお同社AVアンプとしては10年以上ぶりの新DAC採用となる。
DSD再生においては、DSPを通さずにDACチップへ信号を直接送ってD/A変換を行う「DSDネイティブモード」を新搭載。DSPでの処理を行わず、ピュアネスを保ったD/A変換を行うことで、より高音質なDSD再生ができるよう配慮した。
なお、DSDネイティブモードではDSPとバイパスするため、音場補正や、センタースピーカー分の信号を左右chに振り分けて再生するなどのDSP処理が必要な機能は利用できなくなる。DSDネイティブモードはデフォルトではオフになっており、よりピュアオーディオ的な使い方をしたいときに利用する機能と言えそうだ。
なお、DSPおよびDACは32bitプロセッシングを実施(これまでは24bit処理)。32bitで処理されたDSP出力をそのまま32bitでD/A変換する。ソニーが今まで培ってきた高度なDSP技術による各機能すべてが、32bit D/Aコンバートによりグレードアップされ、DSPを通した場合でも高音質再生ができるようになったと紹介されている。
加えて、DACへの電源供給も強化。より高音質な表面実装キャパシタを新開発したとのことで、厳選した高容量のLDOとともにDAC電源を強化した。さらに、周辺回路と基盤パターンニングを徹底的に検討し、高い解像度を伴った安定した低域を実現したとしている。
抵抗には新開発の「ファインサウンドレジスター」を採用。専用の抵抗素材や構造に加えて、電極に純銅を採用することにより、情報量が多く素直でリッチな音質を達成したという。なお、このファインサウンドレジスターは使用箇所によって4つのサイズがあり、表面には楽器の“fホール”のようなfマークを刻印している。
開発スタッフによれば、「一般的なチップ抵抗は硬い音になる傾向にあり、また、オーディオ用を謳うチップ抵抗もすでにいくつ世の中に存在しているものの。今回もいくつか試したところ製品の固有のクセがあったため、独自にファインサウンドレジスターを開発した」とのこと。また、音決めにはウォークマンの開発チームスタッフも加わっており、今後はウォークマンなどAVアンプ以外の製品にもファインサウンドレジスターが採用される可能性もあるという。
■“h.ear go”などを組み合わせてワイヤレスサラウンドも
「STR-DN1070」は、スマートフォンアプリを通じて同一ネットワーク内の他機器と連携する「SongPal Link」にも対応。家庭内にある複数のオーディオ機器をスマートフォンなどのモバイル端末で一括管理、操作できる「ワイヤレスマルチルーム」と、対応スピーカーを後からマルチチャンネルのリアスピーカーとして利用できるようにする「ワイヤレスサラウンド」に対応する。
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