リビングでの使用を想定。使いやすさにも配慮
マランツ、“音質も機能も妥協なし”の薄型AVアンプ「NR1607」。アトモス/DTS:Xに対応
■Wi-Fi/Bluetoothを内蔵。2.2chプリアウトやゾーン出力も備える
Wi-FiおよびBluetoothを内蔵。Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)は新たに2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応となる。Bluetoothにより、スマートフォンなどの音源をワイヤレスでAVアンプから再生することも可能。その際は楽曲名やアーティスト名をディスプレイに表示でき、AVアンプのリモコンからBluetooth機器の再生操作を行うこともできる。
“コントロールセンター”としての機能性・拡張性にも注目したい。本機は7chアンプを搭載するが、例えばリビングで使う場合には必ずしも7ch分のスピーカーを設置するとは限らないだろう。本機は、4ch分のアンプを使ってフロントスピーカーをバイアンプ駆動したり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することが可能だ。
また、2.2chプリアウトを搭載。サブウーファーに加えてフロント2chもプリアウトできるので、フロントスピーカーだけ外部のピュアオーディオ用パワーアンプで駆動して音質を強化するするといった使い方もできる。
音声入力端子はアナログLR×3、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載。音声出力端子は、2.2chプリアウトに加えて、ゾーン出力、ヘッドホン出力を備える。スピーカー端子は全チャンネルで同一のスクリュー式スピーカー端子を搭載する。
■“使いやすさ”に配慮されたAVアンプ
発表に先立って開催されたプレス向け発表会では、NR1607による再生デモを実施。リビングシアターにも導入可能なスリムAVアンプということで、「ドルビーアトモスを用いれば、大音量でなくても臨場感のある映画再生が楽しめる」ことがアピールされた。具体的には、あえてサブウーファーレスの「5.0.2」chシステムを用意し、小さめの音量での再生によるデモを実施。聴いてみると、確かにトップスピーカーのおかげで、小音量でもしっかりと包囲感を味わえると感じた。
また、NR1607が使いやすさにも配慮されていることを改めて紹介。プレゼンでは「セットアップアシスタント」機能が取り上げられた。GUIに表示される詳細なガイドに従ってスピーカーの接続や設定を行えば、AV機器に不慣れなユーザーでもセットアップが行えるとのこと。
他にも、色分けされていることで結線が間違いにくいスピーカー端子や、音場補正の測定マイクを設置する紙製スタンドが同梱されている点など、細かい点まで使いやすさに配慮している。
■リビングで使えるプレミアムAVアンプ
高山氏はマランツの薄型AVアンプの流れについて、以下のように説明する。「2009年当時、大きなサイズのAVアンプばかりだったなかで、市場からは“リビングにも置ける小さいAVアンプが欲しい”という声がありました。これに答えるかたちで登場したのが薄型AVアンプの初号機 NR1501で、好調なセールスを記録しました」。
「しかし、NR1501ではスリム化に伴って、切り捨ててしまった部分もありました。そこで翌年に登場したNR1601からは、CECやARCへの対応、Bluetooth増設機能など大型AVアンプにひけを取らない機能を備え、スリム化と引き替えにユーザーが我慢することのないAVアンプを実現しました。以降、このコンセプトを踏襲しながら進化を重ね、今回のNR1607に至るのです」(高山氏)。
また、リビングを想定したデモスペースでは、NR1607のコントロールセンターとしての役割をアピール。BDレコーダーやゲーム機、Apple TVなどのHDMI機器を本機で切り替えたり、タブレットやスマートフォンの音楽はBluetooth経由で再生、MacやiPhone・iPadについてはAirPlayも使えるなど、様々な機器をNR1607に集約できることを紹介していた。
■主な仕様
定格出力(8Ω, 20Hz〜20kHz,THD 0.08%)は50W/ch、実用最大出力(6Ω, 1kHz, THD 10% 1ch駆動 JEUTA)は100W。周波数特性は10〜100kHz(+1、-3 dB、ダイレクトモード時)。
消費電力は250W(待機時 通常スタンバイ:0.2W、CEC:スタンバイ0.5W)、外形寸法は440W×105H×376Dmm(ロッドアンテナを除く)、質量は8.3kg。
Wi-FiおよびBluetoothを内蔵。Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)は新たに2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応となる。Bluetoothにより、スマートフォンなどの音源をワイヤレスでAVアンプから再生することも可能。その際は楽曲名やアーティスト名をディスプレイに表示でき、AVアンプのリモコンからBluetooth機器の再生操作を行うこともできる。
“コントロールセンター”としての機能性・拡張性にも注目したい。本機は7chアンプを搭載するが、例えばリビングで使う場合には必ずしも7ch分のスピーカーを設置するとは限らないだろう。本機は、4ch分のアンプを使ってフロントスピーカーをバイアンプ駆動したり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することが可能だ。
また、2.2chプリアウトを搭載。サブウーファーに加えてフロント2chもプリアウトできるので、フロントスピーカーだけ外部のピュアオーディオ用パワーアンプで駆動して音質を強化するするといった使い方もできる。
音声入力端子はアナログLR×3、光デジタル×1、同軸デジタル×1を搭載。音声出力端子は、2.2chプリアウトに加えて、ゾーン出力、ヘッドホン出力を備える。スピーカー端子は全チャンネルで同一のスクリュー式スピーカー端子を搭載する。
■“使いやすさ”に配慮されたAVアンプ
発表に先立って開催されたプレス向け発表会では、NR1607による再生デモを実施。リビングシアターにも導入可能なスリムAVアンプということで、「ドルビーアトモスを用いれば、大音量でなくても臨場感のある映画再生が楽しめる」ことがアピールされた。具体的には、あえてサブウーファーレスの「5.0.2」chシステムを用意し、小さめの音量での再生によるデモを実施。聴いてみると、確かにトップスピーカーのおかげで、小音量でもしっかりと包囲感を味わえると感じた。
また、NR1607が使いやすさにも配慮されていることを改めて紹介。プレゼンでは「セットアップアシスタント」機能が取り上げられた。GUIに表示される詳細なガイドに従ってスピーカーの接続や設定を行えば、AV機器に不慣れなユーザーでもセットアップが行えるとのこと。
他にも、色分けされていることで結線が間違いにくいスピーカー端子や、音場補正の測定マイクを設置する紙製スタンドが同梱されている点など、細かい点まで使いやすさに配慮している。
■リビングで使えるプレミアムAVアンプ
高山氏はマランツの薄型AVアンプの流れについて、以下のように説明する。「2009年当時、大きなサイズのAVアンプばかりだったなかで、市場からは“リビングにも置ける小さいAVアンプが欲しい”という声がありました。これに答えるかたちで登場したのが薄型AVアンプの初号機 NR1501で、好調なセールスを記録しました」。
「しかし、NR1501ではスリム化に伴って、切り捨ててしまった部分もありました。そこで翌年に登場したNR1601からは、CECやARCへの対応、Bluetooth増設機能など大型AVアンプにひけを取らない機能を備え、スリム化と引き替えにユーザーが我慢することのないAVアンプを実現しました。以降、このコンセプトを踏襲しながら進化を重ね、今回のNR1607に至るのです」(高山氏)。
また、リビングを想定したデモスペースでは、NR1607のコントロールセンターとしての役割をアピール。BDレコーダーやゲーム機、Apple TVなどのHDMI機器を本機で切り替えたり、タブレットやスマートフォンの音楽はBluetooth経由で再生、MacやiPhone・iPadについてはAirPlayも使えるなど、様々な機器をNR1607に集約できることを紹介していた。
■主な仕様
定格出力(8Ω, 20Hz〜20kHz,THD 0.08%)は50W/ch、実用最大出力(6Ω, 1kHz, THD 10% 1ch駆動 JEUTA)は100W。周波数特性は10〜100kHz(+1、-3 dB、ダイレクトモード時)。
消費電力は250W(待機時 通常スタンバイ:0.2W、CEC:スタンバイ0.5W)、外形寸法は440W×105H×376Dmm(ロッドアンテナを除く)、質量は8.3kg。
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドMARANTZ
- 型番NR1607
- 発売日2016年7月中旬
- 価格¥85,000(税抜)
【SPEC】●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.08%):フロント/サラウンド/サラウンドバック/ハイト…50W+50W、センター…50W ●実用最大出力(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動、JEITA):100W ●対応インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時) ●接続端子:HDMI×入力8/出力1、コンポーネント×入力2/出力1、コンポジット×入力3/出力1、アナログ音声入力×3、光デジタル音声入力×1、同軸デジタル音声入力×1、2.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン出力×1、USB×1、LAN×1 ●Bluetoothバージョン:Ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC ●消費電力:250W(待機時0.2W(通常スタンバイ)/0.5W(CECスタンバイ)/2.7W(ネットワークスタンバイ)) ●外形寸法:最大440W×105H×376Dmm(ロッドアンテナ含まず) ●質量:8.3kg