アクションカムなどとの連携も強化
エプソン、スマートグラス「MOVERIO」に有機EL採用の第3世代機。画質大幅向上、軽量化も
エプソンは、スマートグラス“MOVERIO”第三世代モデル「BT-300」を11月30日から発売する。価格はオープンだが、直販サイト価格は83,280円(税抜)。
また、BT-300のBtoB向けモデル「BT-350」、および業務用ヘッドセット「BT-2200」も発表された。どちらも2017年2月発売予定で、価格はオープン。現行の業務用ヘッドセット「BT-2000」は併売されるため、同社のスマートグラスのラインナップは4製品となった。今後2年間で販売台数約5万台を予定。市場拡大を狙うという。
「BT-300」は新「Si-OLED」ディスプレイを採用し、解像度がHD(1280×720)に向上。操作性向上や更なる軽量化を図ったのも特徴。内蔵カメラも画素数が30万から500万に増えた。
コンセプトは「ストレス空間をエンターテイメント空間へ」。軽量になり持ち運びやすくなったことから、移動時間や待ち時間にエンターテイメントコンテンツを楽しむといった使い方もできると紹介。エプソン販売 販売推進本部の蟹澤啓明部長も「MOVERIOをかけることがオシャレでかっこいいという感じになるといい。私も通勤電車でMOVERIOを使おうと思っている」と話す。
そしてもうひとつのコンセプトが「新しい視界で、新しい世界を体感する」。新デバイス採用で、これまであったスクリーン表示枠が見えなくなり画質も向上したことから、より視野と一体化した「リアルなAR(拡張現実)表現」が可能になった。連携アプリを強化し、DJIのドローンやアクションカム、リコー「THETA」などとも使うことができるようになったことから、撮影している映像をそのまま見られるという新体験が可能になった。以下、詳細を見ていこう。
画質や操作性、装着性が向上した第三世代モデル
新ディスプレイ「Si-OLED」は、シリコンをベースとした有機発光ダイオード。自発光する白色OLEDを特定の波長に共振させることでR/G/Bの色を引き出し、それをカラーフィルターを使って補正。それを導光板に反射させ、映像を視界に投射する。パネルサイズは0.43型で、解像度1280×720。画面精細度は575ppiから3,415ppiとなり、滑らかな映像を実現。コントラスト比も前モデルが200対1だったのに比べ、10万対1と大幅に向上した。
なおOLEDが発する光の方向を制御(たとえば上部の素子は下から上へ配光する等)することで、必要なレンズや導光板の小型化も実現。さらに、ドライバーICをディスプレイに内蔵させることで駆動基板の面積も縮小。ディスプレイモジュールが小型化することで、本体の小型・軽量化にもつながったとのこと。ヘッドセット部は約69g(前モデル比で約20%減)になり、重量配分に配慮することで装着性も向上したという。
コントローラー部の操作性も進化。新たに十字キーが搭載され、タッチ操作とあわせてメニューの選択等がしやすくなった。また、Wi-Fiは2.4GHz帯に加え5GHz帯にも対応。AndroidOSのバージョンは5.1に、BluetoothのバージョンはBluetooth Smart Readyの4.1になった。駆動時間は動画モード時で平均6時間。
連携アプリも強化した。新たに「DJI GO」「THETA(Device Web API Plug-in)」「360 Viewer for MOVERIO」、「楽天 SHOW TIME」「U-NEXT」「Logitec Wireless DVD Player Plus」などが追加となった。専用アプリマーケット「MOVERIO Apps Market」からダウンロード可能となる。
「DJI GO」はDJIのドローン「Phantom」シリーズやアクションカム「Osmo」などで撮影した映像をリアルタイムで確認できるというもの。MOVERIOは両眼シースルーなので、空撮映像を目の前で確認しながらドローンの機体を目視して撮影することができる。MOVERIOを使うことで、モニターやスマホを使うよりも視線移動が少ないなどのメリットもあるとアピールされていた。
「THETA(Device Web API Plug-in)」はリコーの全天球カメラ「THETA」と連携した360度コンテンツを視聴したり、ライブビューしながら撮影したりといったことが行える。
なおこれらのアプリは「BT-300」対応であり、既存のモデルで使えるかどうかはエプソンのサイトを参照してほしいとのことだ。
また、BT-300のBtoB向けモデル「BT-350」、および業務用ヘッドセット「BT-2200」も発表された。どちらも2017年2月発売予定で、価格はオープン。現行の業務用ヘッドセット「BT-2000」は併売されるため、同社のスマートグラスのラインナップは4製品となった。今後2年間で販売台数約5万台を予定。市場拡大を狙うという。
「BT-300」は新「Si-OLED」ディスプレイを採用し、解像度がHD(1280×720)に向上。操作性向上や更なる軽量化を図ったのも特徴。内蔵カメラも画素数が30万から500万に増えた。
コンセプトは「ストレス空間をエンターテイメント空間へ」。軽量になり持ち運びやすくなったことから、移動時間や待ち時間にエンターテイメントコンテンツを楽しむといった使い方もできると紹介。エプソン販売 販売推進本部の蟹澤啓明部長も「MOVERIOをかけることがオシャレでかっこいいという感じになるといい。私も通勤電車でMOVERIOを使おうと思っている」と話す。
そしてもうひとつのコンセプトが「新しい視界で、新しい世界を体感する」。新デバイス採用で、これまであったスクリーン表示枠が見えなくなり画質も向上したことから、より視野と一体化した「リアルなAR(拡張現実)表現」が可能になった。連携アプリを強化し、DJIのドローンやアクションカム、リコー「THETA」などとも使うことができるようになったことから、撮影している映像をそのまま見られるという新体験が可能になった。以下、詳細を見ていこう。
画質や操作性、装着性が向上した第三世代モデル
新ディスプレイ「Si-OLED」は、シリコンをベースとした有機発光ダイオード。自発光する白色OLEDを特定の波長に共振させることでR/G/Bの色を引き出し、それをカラーフィルターを使って補正。それを導光板に反射させ、映像を視界に投射する。パネルサイズは0.43型で、解像度1280×720。画面精細度は575ppiから3,415ppiとなり、滑らかな映像を実現。コントラスト比も前モデルが200対1だったのに比べ、10万対1と大幅に向上した。
なおOLEDが発する光の方向を制御(たとえば上部の素子は下から上へ配光する等)することで、必要なレンズや導光板の小型化も実現。さらに、ドライバーICをディスプレイに内蔵させることで駆動基板の面積も縮小。ディスプレイモジュールが小型化することで、本体の小型・軽量化にもつながったとのこと。ヘッドセット部は約69g(前モデル比で約20%減)になり、重量配分に配慮することで装着性も向上したという。
コントローラー部の操作性も進化。新たに十字キーが搭載され、タッチ操作とあわせてメニューの選択等がしやすくなった。また、Wi-Fiは2.4GHz帯に加え5GHz帯にも対応。AndroidOSのバージョンは5.1に、BluetoothのバージョンはBluetooth Smart Readyの4.1になった。駆動時間は動画モード時で平均6時間。
連携アプリも強化した。新たに「DJI GO」「THETA(Device Web API Plug-in)」「360 Viewer for MOVERIO」、「楽天 SHOW TIME」「U-NEXT」「Logitec Wireless DVD Player Plus」などが追加となった。専用アプリマーケット「MOVERIO Apps Market」からダウンロード可能となる。
「DJI GO」はDJIのドローン「Phantom」シリーズやアクションカム「Osmo」などで撮影した映像をリアルタイムで確認できるというもの。MOVERIOは両眼シースルーなので、空撮映像を目の前で確認しながらドローンの機体を目視して撮影することができる。MOVERIOを使うことで、モニターやスマホを使うよりも視線移動が少ないなどのメリットもあるとアピールされていた。
「THETA(Device Web API Plug-in)」はリコーの全天球カメラ「THETA」と連携した360度コンテンツを視聴したり、ライブビューしながら撮影したりといったことが行える。
なおこれらのアプリは「BT-300」対応であり、既存のモデルで使えるかどうかはエプソンのサイトを参照してほしいとのことだ。