iBasso「HDP-R10」ぽい新プレーヤーも
<ヘッドホン祭>Oriolus、10基BAイヤホン「mellianus」参考出展/RME、11.2MHz DSD録音/再生対応AD/DAコンバーター
フジヤエービック主催のヘッドホン/イヤホン関連イベント「秋のヘッドフォン祭 2016」が東京・中野サンプラザにて開催されている。本記事では、サイラス、シンタックス、Blue Microphone、ソノマ.アコースティックス、伊藤屋国際の出展内容をレポートする。
■サイラス
サイラスは、同社が展開するOriolusブランドから新しいイヤホン2機種を参考出展している。
1つは10基のBAドライバーを搭載する「mellianus」。もう1つは2基BA+1基ダイナミックで構成するハイブリッド型の「FORSTENI」。
2機種ともドライバー構成以外の仕様はまだ公開されていないとのことだが、いずれも年内の発売を予定しており、価格はmellianusが20万円前後、FORSTENIが42,800円程度になる見込み。
また、Oriolusからは現在開発中の新しいプレーヤー「DP100」も参考出展。iBasso Audioの「HDP-R10」と同じESS製のDACチップを採用したというモデルで、同社説明員によれば「HDP-R10ぽい感じの音」に仕上げられるという。出力端子にはヘッドホン出力とS/PDIF出力を装備している。
■シンタックス
シンタックスは、年内中の発売を予定しているというRMEの11.2MHz DSDネイティブ再生対応AD/DAコンバーター「ADI-2 Pro」を参考出展している。
RME独自のジッター制御技術SteadyClock IIIを搭載しているUSBオーディオインターフェース。最大768kHzまでのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応しており、再生/録音が行える。それぞれのアナログ入出力のチャンネルごとに、5バンドのパラメトリックEQやローカットをかけられるため、スピーカーやヘッドホンの特性にあわせて最適化することができる。フロントには2系統のヘッドホン出力を備えるが、2系統を同時使用してバランス駆動も行える。
なお、価格は20万円前後になる見込み。また、DSDネイティブ録音を行うためのソフトウェアもあわせて提供予定とのことだ。
■Blue Microphone
Blue Microphoneは、本体にアンプを内蔵するヘッドホン「MO-FI」の試聴デモを実施している。
MO-FIは、50mm口径のファイバー強化ダイナミック・ドライバーを搭載するモデルで、アンプを内蔵することが特徴。なお、外部ヘッドホンアンプと接続する場合には、内蔵アンプをオフにできる。また、アンプのアナログ低域エンハンスメント回路を有効にすることで低域再生を強化する「On+」モードも用意している。
本イベントのブース内では、MO-FIからアンプ機能を省略したスタンダードモデル「LOLA」とあわせて、積極的にアピールしている。
■ソノマ.アコースティックス
ソノマ.アコースティックスは、静電型ヘッドホン「Model One」を参考出展している。
同社は、先日開催された「CanJam@RMAF 2016」でデビューしたブランド(関連ニュース)。SACD開発時の標準原器だったDigital Audio Workstation「SONOMA」の開発に携わったチームが、その製品名をそのまま引き継ぐ形で設立した。CanJamでのデビューと同時に発表したModel Oneを、今回のヘッドフォン祭でいち早く出展した形となる。
Model Oneは、静電型ヘッドホンと専用アンプのセット製品。ヘッドホン部には、特許技術「High-Precision Electrostatic Laminate(HPEL)」を投入して開発されたトランスデューサーを搭載していることが特徴で、これによって60kHz以上の高域再生をカバーするという。
アンプ部はA級動作のアナログ部とUSB-DAC部で構成され、DAC部にはESS製の32bit DACを採用。最大384kHz/32bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDをサポートする。
国外での販売価格は4,995USドル。日本での展開については、まだ正式なディストリビューターが決まっていないため現時点で告知はできないとのこと。
■伊藤屋国際
伊藤屋国際は、xDuooブランドの製品を一挙に展示している。ポータブルオーディオプレーヤー「M1 Pro」は年内の日本展開を予定しているというモデルで、FPGAを採用した独自設計が特徴。16〜300Ωのヘッドホンに対応できる高い駆動力を確保している。
再生できるファイル形式は、最大192kHz/32bitまでのPCM。なお、詳細仕様は不明だがDSDの再生も行えるとのこと。記録メディアは、最大128GBまで対応するSDカードスロットを2基備えている。
音声出力端子は、ライン出力と同軸出力を装備する。THD+Nは0.002%以下で、ダイナミックレンジは110dB以下、ノイズレベルは130dB。アンプ出力は2.8Vとなる。
■サイラス
サイラスは、同社が展開するOriolusブランドから新しいイヤホン2機種を参考出展している。
1つは10基のBAドライバーを搭載する「mellianus」。もう1つは2基BA+1基ダイナミックで構成するハイブリッド型の「FORSTENI」。
2機種ともドライバー構成以外の仕様はまだ公開されていないとのことだが、いずれも年内の発売を予定しており、価格はmellianusが20万円前後、FORSTENIが42,800円程度になる見込み。
また、Oriolusからは現在開発中の新しいプレーヤー「DP100」も参考出展。iBasso Audioの「HDP-R10」と同じESS製のDACチップを採用したというモデルで、同社説明員によれば「HDP-R10ぽい感じの音」に仕上げられるという。出力端子にはヘッドホン出力とS/PDIF出力を装備している。
■シンタックス
シンタックスは、年内中の発売を予定しているというRMEの11.2MHz DSDネイティブ再生対応AD/DAコンバーター「ADI-2 Pro」を参考出展している。
RME独自のジッター制御技術SteadyClock IIIを搭載しているUSBオーディオインターフェース。最大768kHzまでのPCM、11.2MHzまでのDSDに対応しており、再生/録音が行える。それぞれのアナログ入出力のチャンネルごとに、5バンドのパラメトリックEQやローカットをかけられるため、スピーカーやヘッドホンの特性にあわせて最適化することができる。フロントには2系統のヘッドホン出力を備えるが、2系統を同時使用してバランス駆動も行える。
なお、価格は20万円前後になる見込み。また、DSDネイティブ録音を行うためのソフトウェアもあわせて提供予定とのことだ。
■Blue Microphone
Blue Microphoneは、本体にアンプを内蔵するヘッドホン「MO-FI」の試聴デモを実施している。
MO-FIは、50mm口径のファイバー強化ダイナミック・ドライバーを搭載するモデルで、アンプを内蔵することが特徴。なお、外部ヘッドホンアンプと接続する場合には、内蔵アンプをオフにできる。また、アンプのアナログ低域エンハンスメント回路を有効にすることで低域再生を強化する「On+」モードも用意している。
本イベントのブース内では、MO-FIからアンプ機能を省略したスタンダードモデル「LOLA」とあわせて、積極的にアピールしている。
■ソノマ.アコースティックス
ソノマ.アコースティックスは、静電型ヘッドホン「Model One」を参考出展している。
同社は、先日開催された「CanJam@RMAF 2016」でデビューしたブランド(関連ニュース)。SACD開発時の標準原器だったDigital Audio Workstation「SONOMA」の開発に携わったチームが、その製品名をそのまま引き継ぐ形で設立した。CanJamでのデビューと同時に発表したModel Oneを、今回のヘッドフォン祭でいち早く出展した形となる。
Model Oneは、静電型ヘッドホンと専用アンプのセット製品。ヘッドホン部には、特許技術「High-Precision Electrostatic Laminate(HPEL)」を投入して開発されたトランスデューサーを搭載していることが特徴で、これによって60kHz以上の高域再生をカバーするという。
アンプ部はA級動作のアナログ部とUSB-DAC部で構成され、DAC部にはESS製の32bit DACを採用。最大384kHz/32bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDをサポートする。
国外での販売価格は4,995USドル。日本での展開については、まだ正式なディストリビューターが決まっていないため現時点で告知はできないとのこと。
■伊藤屋国際
伊藤屋国際は、xDuooブランドの製品を一挙に展示している。ポータブルオーディオプレーヤー「M1 Pro」は年内の日本展開を予定しているというモデルで、FPGAを採用した独自設計が特徴。16〜300Ωのヘッドホンに対応できる高い駆動力を確保している。
再生できるファイル形式は、最大192kHz/32bitまでのPCM。なお、詳細仕様は不明だがDSDの再生も行えるとのこと。記録メディアは、最大128GBまで対応するSDカードスロットを2基備えている。
音声出力端子は、ライン出力と同軸出力を装備する。THD+Nは0.002%以下で、ダイナミックレンジは110dB以下、ノイズレベルは130dB。アンプ出力は2.8Vとなる。