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BT.2020対応

ソニー、3D表示対応の医療用4Kモニター「LMD-X550MT」「LMD-X310MT」

公開日 2016/11/30 17:09 編集部:小澤貴信
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ソニーは、3D表示に対応した医療用4Kモニター「LMD-X550MT」(55型)、「LMD-X310MT」(31型)を2017年1月10日に発売する。

「LMD-X550MT」と「LMD-X310MT」

4K映像については、ITU-R BT.2020信号に対応。3D信号は様々な伝送方式に対応。SDI(3G対応)、DVI、HDMIの各種端子を装備し、幅広い3D出力機器と接続することができる。3D方式については、サイドバイサイド、ラインバイライン、トップ&ボトムの各方式のほか、SDIデュアルストリームにも対応する。

3D映像の全画面表示に加えて、複数の表示パターンでの3D映像の表示が可能。子画面1画面でのピクチャーインピクチャー表示時や、執刀医の対面位置に立つ医師に最適な180°回転3D表示にも対応する。また、術野映像を3Dでメインエリアに表示しつつ、参照画像をサブエリアに表示することも可能となる。

液晶パネルについては、液晶画面と画面保護パネル間の空気層を樹脂で充填したソニー独自の「オプティコントラストパネル」構造を採用。空気層をなくすことで画面に当たる光の反射と拡散が低減されるため、光の乱反射による画像のゆがみやコントラスト感の低下を防ぎ、鮮明で視認性の高い映像を再現するとしている。

また、ソニーの独自技術「A.I.M.E.(Advanced Image Multiple Enhancer)」搭載により、内視鏡や手術顕微鏡などからの映像の輪郭や色を調整することも可能。本機能は3D映像にも対応している。

なお、軽量で装着性の高い3Dアイシールドキット「CFV-E30SK」(フレーム1本とアイシールド3枚のキット)が同梱される。

昨今の医療現場では、手術顕微鏡や内視鏡装置などの医療機器における4K映像や3D映像への対応が進んでおり、そのクオリティを再現できる表示機器が求められているとのこと。医療業界では、高い精度が求められる手術において、4K解像度の高精細な映像や、奥行情報 認識できる3D映像を活用することで、医療技術の更なる向上を目指したいという要望が高まっており、こうした要望に応える製品になるという。

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