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GfKが調査

2016年のBD/DVDソフト販売は微減。BDの割合が過半に

公開日 2017/02/17 20:26 編集部:小野佳希
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GfKジャパンは、2016年のセル映像ソフト(ブルーレイ/DVD)の販売動向を発表した。セル映像ソフト販売は数量前年比6%減、金額前年比3%減で、音楽ジャンルの金額構成比が40%に拡大。市場全体に占めるブルーレイソフトの金額構成比は51%と、通年でも過半になった。


2016年のセル映像ソフト市場は、数量前年比6%減の3,897万枚、金額前年比3%減の1,801億円。ブルーレイ比率の上昇などにより実売平均価格(税抜)は前年から3%上昇し、4,620円となった。

販売チャネル別金額構成比は、Eコマース57%、メディアストア27%、家電量販店6%。これらチャネルの販売金額規模はいずれも前年を下回ったが、減少幅が一桁にとどまったメディアストアがわずかに前年から構成比を拡大した。

ジャンル別金額構成比をみると、唯一拡大したのは最大ジャンルの音楽で、前年から6%ポイント上昇し40%を占めた。2016年の販売数量Top10タイトルの内、7作品は音楽のタイトルであり、「ここからも同ジャンルの好調が見てとれる」としている。

ブルーレイソフト市場は数量前年比0.4%増の1,633万枚、金額前年比1.1%減の914億円。映像ソフト市場全体における金額構成比は前年から1%ポイント拡大し51%となった。

ジャンル別金額構成比をみると、最も構成比が高かったのは邦アニメで34%(前年38%)を占めた。また、音楽はブルーレイソフトでも拡大し、前年の27%から32%に達した。比較的高単価な邦アニメジャンルの構成比が縮小し、邦アニメに比べ単価の低い音楽や洋画の構成比が拡大したことで、ブルーレイソフトの実売平均価格は前年から1%低下し5,600円となった。

2017年のセル映像ソフト市場全体について同社は、漸減基調が継続すると予測。DVDからブルーレイへのシフトが進展することでブルーレイソフト市場は数量・金額ともにプラス成長になることが見込まれる。これにより、映像ソフト全体の実売平均価格も上昇が続くだろうとした。

なお「Ultra HD Blu-ray(UHD BD)」は、ラインナップの拡充が予定されており、「4K対応の新規格として市場の活性化に貢献すると見られる」としている。

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