年内の発売を目指して開発中の製品も多数
<ポタフェス>LEPLUS「極の音域」に完全ワイヤレスイヤホン登場/1万ドルのハイルドライバーイヤホンを展示
イヤホン・ヘッドホンなどポータブルオーディオ関連ブランドが集まるイベント「ポタフェス2017」が、東京・秋葉原で今週末の15日(土)〜16日(日)の2日間にわたり開催中。本項ではMSソリューションズ、ナガオカトレーディング、コペックジャパン、audio-opus、リエイゾン、コンプライ、mimimamoのブースをレポートする。
■MSソリューションズ
MSソリューションズのブースでは、LEPLUSの「極の音域」シリーズを中心に展示。新製品として、「極の音域 Hi-Res BEAM」と「極の音域 Hi-Res BEAST」の2つのイヤホンが用意された。共に密閉型のカナル型イヤホンで、価格は未定、今年の秋〜冬での発売を予定しているという。
「極の音域 Hi-Res BEAM」は、φ6.8mmドライバーを搭載し、再生周波数帯域は5Hz〜45kHz、インピーダンスは16Ωで出力音圧は93±4dB。担当者によれば「重低音を重視したサウンド」とのこと。また「極の音域 Hi-Res BEAST」はφ6mmドライバーを搭載し、再生周波数帯域は20Hz〜40kHz、インピーダンスは18Ωで出力音圧は108±3dB。こちらは「中高域を重視したサウンド」という。
また、同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「極の音域 Fly High」が参考出展された。直径13.9mm、4.4gという軽量設計で、連続再生時間は約3時間。バッテリーケースは最大約1.5回分の充電が可能となっている。Bluetooth 4.1、コーデックはSBCに対応。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。9〜10月の発売を予定しており、価格は9,900円(税抜)。
ほか、約5,000円のハイレゾ対応イヤホン「極の音域 Hi-Res ALDEBARAN(アルデバラン)」やヘッドホン「極の音域 Hi-Res RIGEL(リゲル)」極の音域 Hi-Res BETELGEUSE(ベテルギウス)」など、星の名前を冠したコストパフォーマンスに定評ある製品群を、来場者が代わる代わる試聴を行っていた。
■ナガオカトレーディング
ナガオカトレーディングは、音響フィルターにルビー材を使用するカナル型イヤホン「R1」(7月28日発売予定)を展示。レコード針で知られるブランドの高硬度素材加工技術を投入し、ルビー材を音響フィルターとして適した形状に穴あけ、切削を行ったというモデルで、国内開発・設計を行ったBAドライバーを搭載する(関連ニュース)。
また高級木製家具の製造・販売を行う天童木工とコラボしたヘッドホンスタンド“欅(けやき)”「HPS-1K」も参考展示。数量限定で生産されるもので、ヘッドホンを掛けるパーツ部の素材に欅を使用しているという。
■コペックジャパン
コペックジャパンのブースでは、Cayinの2万円を切るハイレゾDAP「N3」の各カラーが取り揃えられ、来場者が手に取りその音を確かめていた。また、同モデルはUSB Type-C端子からのオーディオ出力が可能だが、Cayinブランドから本日7月15日に発売されるUSB Type-Cと同軸デジタル端子を接続するショートケーブル「CS-40TC35」も合わせて展示(関連ニュース)。それを活用したポータブルアンプとの接続を確かめるシーンも見られた。
また、新しいDAPも2モデルを予定しているという。1つは「N5」のセカンドモデルに位置するDAPで、現在音質の最終調整を行っており、秋頃の発売を予定しているとのこと。価格はN5と同価格帯になるという。もう1つは新たなフラグシップとして用意されるDAP「N8」で、その内容について担当者は「真空管アンプを搭載するといったことも構想のなかには含まれている」とし、「ブランドのノウハウを注ぎ込み、N8ですべて出し切る意気込みで開発中」という。こちらは年末から年始の発売を予定とのこと。
ほか、UNCOMMONブランドではプレーヤー/ポータブルアンプ間などで用いる3..5mmミニ to 3.5mmミニケーブルやリケーブル製品が揃えられ、VSONICもイヤホン「VSD5S」を中心とするラインナップが試聴できるよう用意された。
■audio-opus
ハイレゾプレーヤー「OPUS」シリーズを展開するaudio-opusブースでは、Burr-Brown製「PCM1792A」搭載の11.2MHz DSDネイティブ再生対応DAP「OPUS#3」などをアピール。実際にその音を体験できるよう、ハイレゾ音源を用意しセッティングを行っていた。
次のモデルについては「OPUS#4」の開発を進めており、DACチップには旭化成の最新チップを搭載するという。これにより、「OPUS」は1から数えてCS製、ESS製、Burr-Brown製、そして旭化成製のDACをそれぞれ搭載するシリーズとなるとのこと。「OPUS#4」のスペックはフラグシップに近いものとなり、年内〜来年の発売を目標としているという。
■リエイゾン
リエイゾンのブースでは、平面駆動とハイルドライバーのイヤホンを多数ラインナップするoBravo(オーブラボー)ブランド製品を展示。同ブランドではスピーカーの音を原点とした“イヤー・スピーカー”をコンセプトとしており、イヤホンはすべて8mmトゥイーターを搭載しており、筐体の素材やドライバーのサイズによってモデルの違いを出す手法を採っている。
新たなフラグシップとして、16mmのハイルドライバーが搭載されたイヤホン「eamt-0」を展示。ハウジングの素材により価格が異なり、アルミ素材は70万円程度、チタン素材は80万円程度、そして銅素材は日本での価格設定はまだだが、1万ドル程度を予定しているという。
また、ヘッドホンでは「春のヘッドフォン祭2017」で参考展示されたフラグシップヘッドホン「HAMT-1」(関連ニュースに代わる「Signature」を展示。こちらは70万円程度の価格設定で、9月頃の発売を予定しているとのこと。
■コンプライ
コンプライのブースでは、従来のイヤーピースにくわえ、200、400、500といったノズルサイズの大きなモデルに使用できる「SmartCore」シリーズと、ワイヤレスイヤホン向けのイヤホンチップを展示。
SmartCoreシリーズは「オーディオマニアだけではなく、より幅広い層に使っていただけるよう開発された」というイヤーチップで、様々なユニバーサルイヤホンに装着できる。ワイヤレスイヤホン用のイヤーチップは、通常の形状ではイヤーチップを着けたままでは充電の妨げになることがあるため、長さを半分にしたという。両モデルとも汗ガードを装備している。
■mimimamo
ブースにはヘッドホンカバー「mimimamo」の全カラーラインナップが用意され、実際に試着することもできるようになっていた。また、好評の「ヘッドホン対応表ご協力キャンペーン」も実施。同社のヘッドホン対応表に載っていないヘッドホンをブースに持っていき装着テストすることで、mimimamoがプレゼントされる。本キャンペーンはイベント開催中、常時実施しているとのこと。
次の製品については、カラーバリエーションだけでなく、柄物を予定しているという。mimimamoでは防菌・防臭加工が施されているが、そのテストにあたりプリントされたカバーとの相性を見ながら、年内での発売を目標に現在開発を進めているとしている。
■MSソリューションズ
MSソリューションズのブースでは、LEPLUSの「極の音域」シリーズを中心に展示。新製品として、「極の音域 Hi-Res BEAM」と「極の音域 Hi-Res BEAST」の2つのイヤホンが用意された。共に密閉型のカナル型イヤホンで、価格は未定、今年の秋〜冬での発売を予定しているという。
「極の音域 Hi-Res BEAM」は、φ6.8mmドライバーを搭載し、再生周波数帯域は5Hz〜45kHz、インピーダンスは16Ωで出力音圧は93±4dB。担当者によれば「重低音を重視したサウンド」とのこと。また「極の音域 Hi-Res BEAST」はφ6mmドライバーを搭載し、再生周波数帯域は20Hz〜40kHz、インピーダンスは18Ωで出力音圧は108±3dB。こちらは「中高域を重視したサウンド」という。
また、同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「極の音域 Fly High」が参考出展された。直径13.9mm、4.4gという軽量設計で、連続再生時間は約3時間。バッテリーケースは最大約1.5回分の充電が可能となっている。Bluetooth 4.1、コーデックはSBCに対応。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。9〜10月の発売を予定しており、価格は9,900円(税抜)。
ほか、約5,000円のハイレゾ対応イヤホン「極の音域 Hi-Res ALDEBARAN(アルデバラン)」やヘッドホン「極の音域 Hi-Res RIGEL(リゲル)」極の音域 Hi-Res BETELGEUSE(ベテルギウス)」など、星の名前を冠したコストパフォーマンスに定評ある製品群を、来場者が代わる代わる試聴を行っていた。
■ナガオカトレーディング
ナガオカトレーディングは、音響フィルターにルビー材を使用するカナル型イヤホン「R1」(7月28日発売予定)を展示。レコード針で知られるブランドの高硬度素材加工技術を投入し、ルビー材を音響フィルターとして適した形状に穴あけ、切削を行ったというモデルで、国内開発・設計を行ったBAドライバーを搭載する(関連ニュース)。
また高級木製家具の製造・販売を行う天童木工とコラボしたヘッドホンスタンド“欅(けやき)”「HPS-1K」も参考展示。数量限定で生産されるもので、ヘッドホンを掛けるパーツ部の素材に欅を使用しているという。
■コペックジャパン
コペックジャパンのブースでは、Cayinの2万円を切るハイレゾDAP「N3」の各カラーが取り揃えられ、来場者が手に取りその音を確かめていた。また、同モデルはUSB Type-C端子からのオーディオ出力が可能だが、Cayinブランドから本日7月15日に発売されるUSB Type-Cと同軸デジタル端子を接続するショートケーブル「CS-40TC35」も合わせて展示(関連ニュース)。それを活用したポータブルアンプとの接続を確かめるシーンも見られた。
また、新しいDAPも2モデルを予定しているという。1つは「N5」のセカンドモデルに位置するDAPで、現在音質の最終調整を行っており、秋頃の発売を予定しているとのこと。価格はN5と同価格帯になるという。もう1つは新たなフラグシップとして用意されるDAP「N8」で、その内容について担当者は「真空管アンプを搭載するといったことも構想のなかには含まれている」とし、「ブランドのノウハウを注ぎ込み、N8ですべて出し切る意気込みで開発中」という。こちらは年末から年始の発売を予定とのこと。
ほか、UNCOMMONブランドではプレーヤー/ポータブルアンプ間などで用いる3..5mmミニ to 3.5mmミニケーブルやリケーブル製品が揃えられ、VSONICもイヤホン「VSD5S」を中心とするラインナップが試聴できるよう用意された。
■audio-opus
ハイレゾプレーヤー「OPUS」シリーズを展開するaudio-opusブースでは、Burr-Brown製「PCM1792A」搭載の11.2MHz DSDネイティブ再生対応DAP「OPUS#3」などをアピール。実際にその音を体験できるよう、ハイレゾ音源を用意しセッティングを行っていた。
次のモデルについては「OPUS#4」の開発を進めており、DACチップには旭化成の最新チップを搭載するという。これにより、「OPUS」は1から数えてCS製、ESS製、Burr-Brown製、そして旭化成製のDACをそれぞれ搭載するシリーズとなるとのこと。「OPUS#4」のスペックはフラグシップに近いものとなり、年内〜来年の発売を目標としているという。
■リエイゾン
リエイゾンのブースでは、平面駆動とハイルドライバーのイヤホンを多数ラインナップするoBravo(オーブラボー)ブランド製品を展示。同ブランドではスピーカーの音を原点とした“イヤー・スピーカー”をコンセプトとしており、イヤホンはすべて8mmトゥイーターを搭載しており、筐体の素材やドライバーのサイズによってモデルの違いを出す手法を採っている。
新たなフラグシップとして、16mmのハイルドライバーが搭載されたイヤホン「eamt-0」を展示。ハウジングの素材により価格が異なり、アルミ素材は70万円程度、チタン素材は80万円程度、そして銅素材は日本での価格設定はまだだが、1万ドル程度を予定しているという。
また、ヘッドホンでは「春のヘッドフォン祭2017」で参考展示されたフラグシップヘッドホン「HAMT-1」(関連ニュースに代わる「Signature」を展示。こちらは70万円程度の価格設定で、9月頃の発売を予定しているとのこと。
■コンプライ
コンプライのブースでは、従来のイヤーピースにくわえ、200、400、500といったノズルサイズの大きなモデルに使用できる「SmartCore」シリーズと、ワイヤレスイヤホン向けのイヤホンチップを展示。
SmartCoreシリーズは「オーディオマニアだけではなく、より幅広い層に使っていただけるよう開発された」というイヤーチップで、様々なユニバーサルイヤホンに装着できる。ワイヤレスイヤホン用のイヤーチップは、通常の形状ではイヤーチップを着けたままでは充電の妨げになることがあるため、長さを半分にしたという。両モデルとも汗ガードを装備している。
■mimimamo
ブースにはヘッドホンカバー「mimimamo」の全カラーラインナップが用意され、実際に試着することもできるようになっていた。また、好評の「ヘッドホン対応表ご協力キャンペーン」も実施。同社のヘッドホン対応表に載っていないヘッドホンをブースに持っていき装着テストすることで、mimimamoがプレゼントされる。本キャンペーンはイベント開催中、常時実施しているとのこと。
次の製品については、カラーバリエーションだけでなく、柄物を予定しているという。mimimamoでは防菌・防臭加工が施されているが、そのテストにあたりプリントされたカバーとの相性を見ながら、年内での発売を目標に現在開発を進めているとしている。